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―雨の日―
[流れる雲は早くて、暗い空の色は何もかも呑みこむようで。遠くに雷の音が聞こえる。ここからでは見えないけれど、どこかで雷光が瞬いている。空は想像もつかないくらいたくさんの色彩に満ちていて、飽きることはない。晴れた青空でなくても、寄り添っていられれば尚更、飽きるはずもなくて。
地を叩く雨音に吸い込まれるみたいに屋内は静かだった。
美緒と出会って、ただ静かにいることの快さを知った。動くことを躊躇うことを知った。一番いいものを差し出したくて、宝箱をひっくり返して気に入りのオモチャや綺麗な石を探すように言葉を絞り出すことを知った。]
さっちゃん。
――美緒、
[後ろから、ぎゅっと抱きしめた。あとは言葉にならなかったから。雨の日も晴れの日も、一緒にいれば何もかも美しくて、堪らない気持ちになった。]
ん?
[赤くなる夏蓮見て小さく笑い]
真っ赤。そのサクランボとどっちが赤いかな。
[パフェの上に残っていたサクランボみて、夏蓮の頬指先で撫でる。
厨房の方を振り返る仕草に多分これくらいなら大丈夫とか全く根拠のない保障して。
店長が二人の様子見てる可能性は13%]
― とある日々 ―
なー、奈波?
[学校の帰り道、隣にいる奈波に、何気なく。]
わい、卒業したら実家かえらなあかんのや。
関西なんやけど、たぶん留学もせなあかんのやろなあ。
[前向きに、ひたむきに。
どこかのだれかに言われたとおりに、道を決めることにして]
奈波は、どないするんや?
卒業したら。
[にこりと、笑いかける。明るく。]
>>93
雨、止まないね。
[手のひらを、子供のようにぺたりと窓硝子に触れさせる。
窓の外の曇り空は刻一刻と色を変え、表情を変える。
晴れたらピクニックにでも行こうと思っていたのに。
夏蓮に教わったようにお弁当を作ったし。
小さくため息をついて、ひんやりとした温度を感じていた]
――ヤマト?
[ああ、でも、いっか。
抱きしめてくれる温かさに、そんな思考、消し飛んでしまう。
重要なのは隣の存在なのだから。
そっと目を閉じる。
硝子越しには雷鳴の震えもそう届かず、ヤマトの心臓の鼓動だけが優しく感じられた。
こうなると、これだけ傍にいられるのも雨のおかげかな、なんて。
冷えた手を、そっと、自分より大きな手に重ねた]
ば、バカね。
[さすがにこんなには赤くなってないだろうと、サクランボをパクリ]
お客さんに手ぇ出したら、クビになっちゃうわよ。
[わざと、そう、つっけんどんに言った]
[さて、台所に食材を置こうかというところで、美緒に話かけられて、買い物袋を落としそうになった]
…あ…。おっとっと。
みおちゃ、なに、いきなり…。
[それから、何も言わずに、首を一回だけ小さく縦に振った]
>>96
……もう少し、晴れると思ってたんだけどなー。
外に飛び出さない雨も楽しいって分かっただけ収穫だけど。
[声を出さずに笑った。
重ねられた手は、ひんやりと、しかし優しい手触りで心をくすぐる。]
もう少し、したら。
もう少しこうしてて、雨が弱まったら。
雨の中で遊んじまおうか。レインコートとかフル装備で。
[雨の音を聞いていると、腕の中の温かさとともに閉じ込められて二人きりでいるような気分になって、それはそれで新鮮ではあったけれど。
かけがえのない存在は、よく分からなくて、目を離したらどこかに飛んで行ってしまうような何かではないのだと、今では分かっていたから。どちらかが飛んで行っても帰って来られるし、何だったら一緒に飛んでみるのもきっと楽しいに違いないと、そんなことを思った。*]
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