人狼物語(瓜科国)


812  凍れる水車と奇跡の夜


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細工師 メーフィエ

 けれど、それから二年が経ったある日。
 ある女の子が、男の気配に気づいて話しかけてきたんだ。

 その子は男が名乗っても、死者が喋っているといって
 気味悪がったり罵るような様子はひとつも見せなかった。

 …………それがとても、安心した。

 だから『私』は、女の子に何かお礼をしたかったけど…
 話を聞いてやるぐらいしか、できなかったな。

[他人のことを語っていたはずなのに、
いつの間にか混じっていた一人称。

そうして喋る間にも、青い光はどんどん褪せる]

( 59 ) 2011/12/29(木) 21:17:09

細工師 メーフィエ

 あの時、声を聞いてもらえてよかった。
 ………………本当に、ありがとう。

[どこかから、妖精の楽しそうな笑い声が聞こえてくれば。

掌の光は目に見えない大きさとなって、
最後に一度だけ強く強く輝きを放つと
青い霧として散った。

この青い世界が途絶えると同時に口にした言葉。
果たして、オリガには届いただろうか]

( 60 ) 2011/12/29(木) 21:17:56

細工師 メーフィエ

[もう会えないと思っていた人たちに会えた。
ちゃんと触れられるかたちある身体が得られた。
約束していた合作もできた。

自分にはもったいないぐらいの奇跡の時間。
しかし、これで心残りもない……と言い切れるほど潔くはなく。
名残惜しいのも、また本心]

( 61 ) 2011/12/29(木) 21:18:33

細工師 メーフィエ

 …………それでも。
 帰らなければ、ね。

[次に目に入ってきた景色は、
何の変哲もない教会の廊下。

灰青の眸に本来のいろが灯る。
――――燃えるように赫く、紅が**]

( 62 ) 2011/12/29(木) 21:19:09

居候 リディヤ


 おかえり、おねえちゃん
 スコーン、もうすぐ焼けるよ


[キーラの姿が見えれば、ほっとしたように笑んで]

[ジャムの調理の間、少女は紅茶の用意を]


[ジャムが冷える頃には、スコーンの粗熱も取れるかな]

( 63 ) 2011/12/29(木) 21:29:26

居候 リディヤ

[紅茶を飲みつつ完成を待とうと
 ポットへ手を伸ばすと、
 キーラは再びキッチンを出てしまうようで]

[どこへ行くのだろう――とは、問わない]


 おねえちゃん
 ……すぐ戻ってきてね


[キーラの背へそう声を掛けて]

[黒服の姿はまだそこにあっただろうか
 キーラを待つ間、カップへ紅茶を注いで
 どうぞ、と差し出した**]

( 64 ) 2011/12/29(木) 21:29:33

居候 リディヤ細工師 メーフィエへ妖精さんがスコーンを運ぼうとして……ずっこけた

( A69 ) 2011/12/29(木) 22:19:00 飴

花屋 オリガ

[弱まっていた青い光が、不意に体を包み込む。
 ふわふわと光が漂いながら、優しい声が語りかけてくる]

メーフィエさん……。

[その声にホッと安堵の表情を浮かべるが、告げられた内容には、一瞬目を瞬かせた。]

( 65 ) 2011/12/29(木) 22:21:21

花屋 オリガ

[ゆっくりと。
 記憶が、広がっていく。

 あぁ、そうだ。ここ数年、メーフィエと話など、出来るはずが無いではないか。

 だって、彼は――。]

( 66 ) 2011/12/29(木) 22:21:31

花屋 オリガ

[思い出す教会の壁は、やはり薄汚れていて。
 耳を塞ぎたくなるような、様々な声。

 呪詛だったり、悔悟だったり、怨嗟だったり……在らざる声に耳を取られ、思い悩んでいた時。

 その悩みを聞いてくれたのは……。

 ……同じく、在らざる者となっていた、彼ではなかったか…?]

( 67 ) 2011/12/29(木) 22:21:43

花屋 オリガ

[じんわりと、記憶が染み渡っていく。
 あの古びた教会での出来事が一つずつ思い起こされ……。

 …………自らの身に何が起こったのかも、ようやく、理解出来た。]

( 68 ) 2011/12/29(木) 22:21:57

花屋 オリガ

[言葉が発せないのは、その身が一度焼け爛れた事を覚えていたからだろうか。
 喉が、その痛みを覚えているのだろうか。

 自らの体を見下ろせば、そこには確かに生前と同じ姿が存在していて。
 目の前の建物を見上げれば、そこにはあの古びた廃教会ではなく、数々の奇跡が生まれたあの真新しい教会がそびえ立っていた。]

( 69 ) 2011/12/29(木) 22:22:14

花屋 オリガ

…私も、伝えたかった事が、たくさん有るんだ。

[その声は、青い光の中ではなく、森の中で確かに響いていた。
 ふわふわとまとわりつく光は、彼の元にその声を運んでくれただろうか…?]

メーフィエさんが居てくれたから、気が触れる事もなく、あの事態を受け止める事が出来たんだと思う。
きっと、一人なら、聞こえる声に押し潰されていた……。

…………こちらこそ、ありがとう…。

[そう呟くと、漂う青い光に、はにかんだ笑みを向けた]

( 70 ) 2011/12/29(木) 22:22:25

花屋 オリガ

……皆に、ずっとお礼が言いたかった。

[この教会に来てから、様々な奇跡を目の当たりにしてきた。
 だが、一番の奇跡は、こうして此処に居られる事なんだ……と、初めて実感出来た。

 伝えたい、想いがある。
 今度こそ、彼に――――。

 じっと教会の壁を見上げる。
 もう一度彼に出会う事は出来るのだろうか。

 今度こそ、想いを告げる事が出来るのだるか……?]

( 71 ) 2011/12/29(木) 22:22:42

細工師 メーフィエ居候 リディヤのスコーンを持ってきてくれてずっこけた妖精さんをなでなでした。

( A70 ) 2011/12/29(木) 22:33:44 飴

村長の娘 フィグネリア、隻眼の黒狼、あなた言葉になってないからwww寝ましょうよww一応わかるけども!

( A71 ) 2011/12/29(木) 22:56:38

細工師 メーフィエ、おろおろしながらクレーシャをぎゅむぽふしている。

( A72 ) 2011/12/29(木) 22:57:18

村長の娘 フィグネリア、居候 リディヤおやすみなさいノシ

( A74 ) 2011/12/29(木) 23:03:16

雑貨屋 ヴァレリー

―虹色が渡される前―

メーフィエ、ほんと…なんつったらいいか。
今度はお前の作品を飾る細工を考えておくからさ!

また創ろうな!
楽しみにしてっからよ。

[諦めていた次の機会。
信じていれば、本当に訪れるのかも知れないと
聖堂を辞す彼は止めずにそのまま見送った。]

( 72 ) 2011/12/29(木) 23:25:11

雑貨屋 ヴァレリー

[小さな虹色は今、アリョールの手の中へ]

ん。

あぁ、まぁ……そうか、うん。
しょーがねえなぁ…

[探す>>47、言葉の欠片の意味を
男はこういう時に限って察する事が出来た。
歯切れの悪い返しではあるが、やはりその表情は嬉しそうで。]


……じゃ、俺も探す。


[ぽそり、ひとつ
諦めていた事、ふたつ目]

( 73 ) 2011/12/29(木) 23:26:44


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