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―星の生まれる星の駅―
わぁ……。
[ププモアに感謝を述べて、姉妹は駅に降り立った。それぞれの手首には、キリトから貰った竜の涙石入りのブレスレット。
一方的にだけれど、可愛い弟のようにも思っていたキリトを、姉妹で抱きしめてお礼を言ったのだったか。特にシリルの方は離れがたさを感じてか、金色の瞳を少し潤ませていたかもしれない]
「綺麗……夢みたい…」
[傍らの妹の呟きが耳を掠める。植物達の雄黄◆色の優しい灯りや香◆色の可愛らしい光がともる広い構内。暗い空を背景に浮かび上がる、生まれたばかりの様々な色の星々は、新しい希望の灯のようにも見えた。]
うん…でも行かなきゃ、ね。
まずは、芳を探してから……。
[星の駅ですると約束した返事を伝えなければ…。瞳で辺りを探した時、ふと、どことなく見覚えのあるような男性の後ろ姿が目に留まった]
…お父さん?
[思わず呟いてしまった。けれど、列車に乗り込もうとして向きを変えたその男性の顔横は、父とは違い過ぎた]
……なーんてね。
そうだったらいいな、と思っただけよ。
[妹を落胆させないようにと、なるべく明るい声で笑ったけれど、姉妹の上を無言の数秒が流れた。けれど、それはレリアの言葉への反応ではなく。何かに気づいたように、大きく見開かれたシリルの金色の瞳から、ぽろりと一雫の光が生まれる。]
……リル? どうしたの?
[妹の目線の先を見やった姉も、灰金色の瞳を瞬き。
数瞬の後、姉妹は駆けだした*]
― 車内:星に着く前 ―
[マルセーから、受け取ったナイフを眺めて。]
……ありがとう、マルセーさん。
[何をいえばいいのか一瞬迷ったが。]
シリルとお幸せに!!
[と、いい笑顔。
多分、きっと間違いではない、はず。]
[ハンスの言葉>>207に大きく目を見開いた。]
ふ、ふふっ。
[ころころと笑い声が零れる。
それは面白がっているというよりも、幸せが溢れだしたような、暖かな声。]
私も、そう言おうと思ってたんです。
ハンスさんとまた、一緒に故郷の蛍が見たい。
[微笑みを湛えて話した後、少し恥ずかしそうに目を伏せる。]
それに、家族と話したくて。
ハンスさんにも会ってもらいたい。私の大切な家族に。
……私の大切な人ですって紹介したいし。
[新たに生まれた弁柄◆色の光に照らされて、耳がほんのり赤くなっていた。]
おかしいか。
[笑い声に眉を顰めた。
すぐに、ふっと表情は柔らかくなる。]
・・・・・・。
・・・。
[おそるおそると言うように問いかけた。]
大切な友人で
じゃないよな?
[赤い光が辺りを染めている。
メルヴィの耳が赤いのは紛れて気付かなかった。
だけど、胸が高鳴る。芥子◆の光が生まれる。]
[とくり、とくり。
心臓が普段より早いリズムを刻む。
嫌ではないけれど、どこかそわそわする。]
気になって、もやもやして、もどかしくて。
逃げそうになったときもあったけれど、離れられなくて。
私にとってハンスさんは、そんな人です。
……大好き。
[ふわり。星が生まれるような暖かさの中、笑顔が咲いた。
声に応えるように辺りの灯りが柔らかく瞬く。]
俺にとっては・・・
気になるし、ざわざわして、苦しくなって、
抱きしめたいし触れていたい・・・
メルヴィは女神みたいな人だ。
[言い終えた途端にぶわぁっと赤くなる。
洗柿色の光は赤さを隠してはくれなかったろう。]
[ハンスが言葉を紡ぐにつれて、頬が赤く染まっていった。]
あ、りがとうございます。
ずっとそう、あれればいいな。
[照れた姿を隠しきれずはにかんで、嬉しそうに微笑んだ。]
私も……触れていたい。
ずっとずっと、一緒にいたいです。
[繋いだ手にもう片方の手を添えて、手の甲を優しく撫でた。]
星に誓うよ。
君をひとりにはしない。
だから、
この先の人生を
俺と一緒に歩んで下さい。
[声が上擦らないように言おうと試みた。
手の甲を撫でるメルヴィの手に手を重ねた。]
[メルヴィの頬に片手をあてる。
顔を傾け静かに長く熱いくちづけを交わした。
宵闇の中いくつもの星が生まれてはどこかへ消えゆく。
その中でもとりわけ瓶覗◆とhoneydew◆の光が強く煌々と輝いていた。**]
――虚の海を抜けて――
[耳に届いた歌声に、はっと顔を上げる。
夢の続きではなかった。
星の歌は優しく、そして記憶の中で年々薄れていく、でも決して消えることはないだろう母の声と似ていた。
星たちはひとりひとりに歌ってくれているのだろうか]
……そろそろ、降りようか。
[誰にともなく呟く。
荷物を簡単に纏め、スターライナーの灯りと窓の外からの鮮やかな光のもと、黄色い大きな花弁を机の上に。
それは数駅前に持ち帰ったもの。
懐に入れた手を一瞬躊躇うように止める。
ようやく取り出した苦無のような刃物は鈍く光を反射する。
唯一紅く染めずにいた、自分の未練の証。
それをゆっくりと花弁へと向けた]
はい……!
[ハンスの誓いに瞳から涙が零れた。
柳◆色の星が反射してきらきら光る。
視界が全て、幸せで埋め尽くされていた。]
私もずっと、ずっと一緒にいたいです。
離さないから、傍にいて。
[言葉にしなくても伝わるかもしれない。
けれど今は、願いを口にしたかった。
星に願いが届くように。願いが永遠となるように。]
[立ち上がる。纏めた荷物を床に置いて。
何度も自分を安らげてくれたソファを労わるように指先で撫でながら、窓の外の光の奔流を見つめていた。
溢れる輝きにガラスの上から指で触れる。
ここで窓を開けたら部屋の中が大変なことになりそうだ、と]
星がうまれる星。
[車掌の声をなぞる]
あそこで降ってきていた星……ここから来たのもあるかもな。
[切なさを押し込めるように手を握りしめようとして、でも、――。
前言撤回。思いっきり両手で窓の押し開けた。
光は部屋に入ると蛍のように瞬き、ふわりと消える。
風に髪が揺れ視界を時々遮る。
だから光がふいに滲んで見えたのは、そのせいに違いなかった]
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