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[ハンスの呟き>>13が耳に届けば、]
理由なんて楽しそうだからで十分です!
私は、ハンスさんが一緒だと楽しいし、嬉しい!
[先程よりも強く手を引っ張って、弾けるような笑顔で答える。
壺に覗き込む>>4:320と、光が全身を包み込んだ。
眩しさに目を閉じてしまう。
けれど目を開けば、そこはもう、鏡の世界。]
わ、あ…!
[あちこちに自分の姿が映っている。
手を振れば、鏡の中のメルヴィも手を振り返す。
違う点は、それぞれが皆、異なる姿をしていたことだった。]
これが、本当の自分?
……随分とまあ、たくさん。
[麻の服で駆け回っているのは、母と一緒にいた頃の幼い姿。
シルクのワンピースで微笑んでいるのは、名家に入った頃の姿。
それに、"家族"と笑い合っている姿もある。
妹の笑顔に、心がじくじくと痛んだ。]
セラフィーナ……。
どれも私、なのよね。
[鏡の向こうに問いかけるように呟いた。]
[緩く首を振ると、ハンス>>14と共に、ナッツへと駆け寄った。]
ナッツさん、私たちにもそれおひとつくださいな。
[むしろ勧めてくれたナッツ>>4:322にお礼を言って、思うままに火花ぱちぱちを投げた。
七色の火花を散らすそれは、鏡に反射してたくさんの光の球が舞い落ちる。]
綺麗!
ほら、ハンスさんもやってみてください!
[ハンスへ火花ぱちぱちを差し出すと、何の感慨もないように宙へ放り投げていたのだったか。]
[しばらくプリズム爆弾と火花ぱちぱちの光と音の祭典を満喫すると、次はシャボン玉>>4:323のようだった。
次々と襲い来ると言った方が正しいシャボン玉は、確かに綺麗だった。
けれど、自分に飛んでくる様子には、慌てて顔を腕で覆って。]
わ、わわ……!
[すぐ近くでぱち、ぱちん、と割れる音がする。
そっと目を見開くと、髪飾りのように泡が残っていた。
ハンスの方は大丈夫かと振り向くと、なぜかほとんど割れることなく泡だらけ>>15になっていた。]
あははは!
[つい、オオサーカのたこ焼きの時>>0:485のように、声を出して笑ってしまった。]
だ、大丈夫ですか……?
もう、こんなに泡に好かれちゃって。
[肩を震わせながらも、ハンスへ手を伸ばす。
拒まれなければ、泡を取り除くように、そっと頭を撫でたのだったか。]
[拭っても拭っても、泡は飛んできて。
壺内が泡まみれになって>>15諦めた頃、次の催し物が始まった。]
これは……地球の景色?
[ナッツの呟き>>4:325が微かに聞こえ、ぼんやりと上空を見上げる。]
アルビレオ……。
[視線の先に、一点に光る星があった。
その星を見つめると、顔をくしゃくしゃにしながらも微笑む。]
ふたつでひとつ。
けれど、あなたはそれじゃあいけないわ。
[星の向こうに囁くように、小さく小さく呟いた。
隣のハンスにも声は届くかどうかの小さい声で。]
[ナッツに投影したいものを問われれば>>4:327、]
もう少しだけ、この夜空を見せてください……。
[そう言って、儚げに微笑んだのだったか。]
[ハンスの小さな呟き>>16に、少し意識が戻る。
視線をそっと向けるも、特に気にした様子はなかったのだったか。]
クヤデ……?
私の生まれ故郷に行ったことがあるの?
[聞き慣れた名前>>17に、つい言葉が飛び出してしまった。
驚いたように目を見開くと、少し上にあるハンスの顔を見上げる。]
〔そして、離れたのは平行世界の銀河列車達でした。
【虚の海】に映る影は薄れ揺らめき遠ざかろうとしています。
それらは、サロンでのイベントの後くらいの出来事でした。
【虚の海】の出口が近いのでしょう。〕
〔【虚の海】を出る前に
綺麗な歌が聞こえました。
それは星歌?祈りの聲です。
優しい優しい囁きに満ちた歌のような調べでした。〕
〔【虚の海】を出れば、かなたの光>>#3が周囲に溢れます。
近くや遠くの星々の光も戻ってきます。
「スターライナー」内も少しずつ灯りが戻ってくるでしょう。
そして、次の銀河が見えて来ます。〕
「皆さん、大変長らくのご乗車お疲れ様でした。
銀河間特急便スターライナーは、
今、新たな銀河へ到着しました。」
〔伴(衛星)銀河を横手に眺め、
衝突し合い新たに一つとなった銀河へ着くでしょう。
星々の煌めきは宝石箱を引っくり返したように彩り豊かです。〕
〔沢山の星の煌めきを背景に、
車掌ププモア・ブルーベは乗客達へアナウンスします。
最初に降り立つ星は、近くに太陽(恒星)はなく暗い星ですが、
星のいたる所で、仄かな光がぼんやりと長い間隔で光っています。〕
「この銀河で初めて降り立つ駅は、
星のうまれる星の駅です。
大きな大きな交流地の駅でもあります。
乗り換えの際は間違えないようお気をつけ下さい。」
〔星の地表に大きな大きな駅が見えてきました。
沢山の線路に銀河間特急便スターライナーに似た列車達もあれば、
宙港のように恒星間航行便や個人専用の宇宙船も停められるようです。
この駅は、建築物だけで出来ているのではなく、
この星の灯りともなっている植物達が、
共生するようにそこかしこから覗いています。〕
「この星では、
手の中に収まる小さな星も、
夜空に輝く大きな星も、
沢山の星がうまれる星です。」
〔ふわり。
暗い地上の何処からか、
星の光が空高く舞い上がるのが見えました。
車掌ププモアの言葉の通り、
小さな星の欠片も大きな星の欠片も
同じように星の何処かでうまれているようです。〕
「皆さんも、聞いた事がありませんか。」
〔車掌ププモアは、*あなた*に語りかけるために微笑みました。〕
「星は生まれる時にひとつかふたつ願いを叶えるのです。
それが、あなたが心から望んでやまないものなら、
【星】が、いのちの願いの囁きに耳を傾けたなら、
その願いは叶います。」
〔車掌ププモア・ブルーベが語った言葉は真実なのでしょうか。
銀河風に乗り再び新たな歌が聞こえてきます。
最初は「星のうまれる星の駅」で既にうまれた星達が、
訪れるいのちを歓迎する歌に聞こえるでしょう。
けれども、この星を出発する頃には気付く筈です。〕
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