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―― !
[獣じみた悲鳴が上がった 一瞬の後、鮮血が口端から垂れる。
内臓の持つどす黒い赤でなく、鮮やかなまでの赤
それは肺に折れた肋骨が刺さったことを示す]
[あつい あつい][溢れる血までが熱い のに]
[一向に心臓の熱は減らず 前にも増して 熱がある]
[よろめいた、横にそれた体を押してなおも足を進めようと]
[薬品臭のする、爛れた顔。それより少し上、前髪を掴もうと
腕が伸びた]
[ぐ と伸びた腕は白髪を掴んで引き寄せる]
[近寄れば薬品臭の酷い、焼けただれた肌と
白濁した瞳。
目玉 粘つく粘膜に張り付いた小石をさらに押し込むように
血に塗れた舌は 押し付けられる。]
まぁ っずう
[本当は味など全く分からないけれど
吐き捨てるように、痙攣気味の、赤い唇で笑う。]
[その攻防をリアンがどこまで見ていたのか
何を考えていたのかは男には知る由もない。
けれど、あるいは ――仲間であることの証明にでもなりえたか。]
[前髪を引っ掴んだまま更に強く引いて
自身は反対に前へ出る。
そのままエルクはリアンの方へぶっ飛ばして
逃げ出そうと、思って。]
[口からさらに溢れた鮮血の、理由は――なんだったか。
攻撃を受けようがなんだろうが、この場から脱出する道を選んだ男は反撃もしない。
無事にこの場から逃げれたとして 断続的に吐き出す赤は しばらくの道しるべにもなりえよう**]
/*
もしかしたら煙幕かと俺も思ったが、
霧が危ないのは判っているから、
アレクトーにそれが掛かっていたら警告するし
俺は展開的に美味しいと思うチートしか受け入れない!←
*/
―現在 B1F 水場―
[各々が思い思いに休息するのを見ながら、
傍に置かれていた背嚢から荷物を整理した
中身に手が付けられた形跡がない上に、
水場の出入口の先、再び暗闇は見通せなくなったから
ランタンも律儀に揃えて拾われていた事に内心感謝する]
[携帯食をかじる、味気ないなりに
"人間"を取り戻そうとする行動]
[意識を取り戻した後、胡座で深く頭を垂れたナバールに会釈を返す。]
見ていて気持ちのいい技ではなかったでしょう…許してください。
[それから、命を落とした者や、吸血鬼になった者、行方知れずになった者の話を聞く。
指先で聖印をまさぐって祈った。]
[彼らからもらった情報は大きかったが、人と吸血鬼の境界を行き来したナバールに、さらに問いを投げる。]
ナバール、吸血鬼になっている間に、始祖と面会しましたか?
始祖の棺の場所がわかれば、無駄に探索を続けずに済むのですが。
[眠らずに済む吸血鬼に対して、持久戦は挑みたくない。]
/*
みんなに復活フラグがつく全員吸血鬼エンドの方がもっとハッピーやで!!!!ヽ(・∀・ )ノ キャッ キャッ
メイド シンデレラは、ここまで読んだ。 ( b15 )
―地下2階―
[こちらを睨み剣を構えるアレクトーに>>119]
いかにも、我はノスフェラトゥ。
呼んだのはそなただが。
何用か?同朋になり得る娘よ。
[口調は穏やか、アレクトーが起き上がったところで、
始祖のマントはまるで意思を持ったように彼女の元から始祖の元へ戻る。
何故自分に会いたがるのか理由を尋ねた。]
[体力が戻れば、怪我は多くない。
手掌に布を巻いて固定すると、手袋はできなくなった。
棍を握り皆が休む火の傍を離れる]
――ひゅ ゥ
[金属の感触が手の上を躍り、風を切った。
いくつかの基本の”型”を問題なく振るえることを確かめ、振り返る。
もう行く、 告げる為に]
[シェリーを探さなければならない。彼女の夫が家で待っている。
カークも。ムードのないキスへの返礼と、
ジョセフを、見つけたと伝えなければ>>4:64]
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