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紫苑、私がエレベーターで上に上がったら
再びエレベーターを下ろして、電源を落として。
私は、大丈夫。奴らから見たら、人間だもの。
人が人を殺せば、殺人。立派な、罪よね。
もし、奴らが来て、屋敷に入って来たら……
例え"人形"が居たとしても、もしかしたらここが見付かるかもしれない。
私一人では、貴方を守れない……
私が囮になる。私が居て、貴方が居なければ、ここから逃げたように見えるかもしれない。だから、ね。
[わたしのような小娘が言うことに、どれだけの効果があるだろうか。
わたし自身も不安だったが、少しずつ、手伝ってくれる人が増え始めた]
[そこでわたしは気付いた。
ここに残っているのは、山入や兼正に行くほどの度胸はなく、かといって村から逃げ出すほど淡白ではない、「平凡」な人々なのだ。
わたしと同じ]
[皆、「誰か」が「どうすればいいかを教えて」くれて、「解決してくれる」のを待っていた。
わたしと同じように]
大丈夫です。
今だけ、今だけ頑張りましょう。
すぐに元に戻ります。大丈夫。
わたしたちは悪くない。「犯人」は兼正、そして屍鬼です。
少しの間だけ、無感情・無感覚になりましょう。少しの間だけ。
何も考えずに、何も見ずに、ただ、きちんと頑張ればすぐに終わります。
[少し名残惜しげに、しかし明確な意思を持って]
貴方が眠ってしまったら、ここを閉じる事が出来ない。
だから、今から出るわ。
ちゃんと……閉じてね。
[輸液を下げた点滴装置に震える手で掴まり、ゆっくりと立ち上がる。彼に猟銃を頼めば、持ってきてくれただろう。それを受け取ると、小さく「ありがとう」と呟き、エレベーターのドアを閉めた。
行き着く先は、天国か地獄か。
この時点では、知る由も無い――]
るりりんは、土壇場で実力を発揮する、窮鼠が猫を噛むような力<<キュウソパワー>>を持ってる。
普段が非力な分、そのキュウソパワーはとても強い。
ところが、やたら滅多に使うものじゃないので、るりりんもそのパワーを持てあましてる。
「自分が非力ではない」RPの時も、全開のキュウソパワーで事態に当たってしまう。
ところが、るりりんには「自分が非力である」と思っているからこそ全力で挑んでるだけで、なぜそんなに反発が起こるか解らない。
そんなふうに分析しますー。
青年 雨宮紫苑は、事務長 神威京斗 を投票先に選びました。
青年 雨宮紫苑は、未亡人 瀧華伽耶 を能力(襲う)の対象に選びました。
─屋敷・2階居間─
[居間の入り口に人影が見える度、入り口に向かって猟銃を撃つ。いくら輸液を施し、椅子に座っているとはいえ、重い猟銃を撃つのは重労働だった。
1発、また1発と撃つ内に、息が上がる、呼吸が乱れる。額には脂汗が浮いてるにも関わらず、顔色は青白い。
1階から聞こえる、屋敷を破壊していく音。自分の家が壊されていく、紫苑のささやかな夢さえも。
その音を聞きながら
頬を流れるは汗か
それとも涙か──
もう既に自分自身でも分からなかった。ただ、繰り返し、猟銃を──撃つ]
―何処かの空き家―
[夜明けが近くなっていた。屍鬼は夜しか活動出来ない。朝になれば抗えない眠りに落ち、日光を浴びれば爛れてしまう。山入で先達に説明された特性の一つだ。現実に体験したり目撃したりしたわけではないが、疑う余地はないだろう]
……
[どうしたものか、と思う。これが潮時という事なのかもしれない。今すぐにでも狩られに行くか、あえて外で眠ってしまいでもするか。やや考えて、男は適当に選んだ空き家の中へと入った。既に捜索されたようで、荒れ、所々に血痕が残っていた。少しだけ、眉を寄せた。
男は奥の部屋の押し入れの二階に入り込んだ。遮光は最早完全ではなかったが、気にはしなかった。発見される可能性は、まだ捜索されていない場所に比べれば低いだろうが、十分にあるだろう。こうして、僅かでも隠れる余地が残されているのだから。
だがそれも、また、構わなかった。男はもう、見付けられ捕まえられるのを待っているような心持ちでいた。真の死の前に一たびの眠りを求めたのは、覚悟を決めた男の、それでも消し切れはしなかった、恐怖と未練故だったか。毛布を被り、男は暗い眠りに*落ちた*]
[手持ちの弾は30発。当たり前だが乱射は出来ない。
銃を構えているだけで、人間は恐怖に怯えなかなか入ってこようとはしない。
入り口はそこだけ。時折、入り口付近で中の様子を窺っている人間に"人形"が襲い掛かる。
上がる悲鳴、1階から聞こえる不快な機械音。
正に阿鼻叫喚
さながら地獄絵図のように
居間の入り口付近の床は
人間と"人形"の血に*染まる*]
[辺りにはツーンとした臭いが立ち込める。
“人形”の目をくらますために撒いたものは
希釈の少し濃い塩酸だった
本気で向かってくる“人形”に
逆上した者が持っていた掛矢を振り下ろす。
“人形”はうめき声をあげ、倒れこんだ]
「なにしてんだ!!」
[怒号が響く。見ればあちらでもこちらでも
バールや掛矢を窓にではなく“人形”に向かって振り下ろしている者がいる]
「おい、殺すなって…言われたのに…」
[その狂気に恐れをなした若者が脱兎の勢いで外に飛び出した]
るりりんのPCは「完璧」すぎるんですよね。
「ヒト」じゃなくて、「カミ」なんです。
だから、他のPLなんて必要ない。自分だけで何でも出来る。
弱さ汚さは存在しないし、やることなすこと巧く行く。
ながれ様はそういうスーパーなところに、反発してるんじゃないかなあなんて。
ただ、それは誰もが通る道なんです。
恥ずかしながらも、わたしもやってきましたもの><
だから、そこをどう引きたてるか、自分も合わせていくかは、先達の仕事じゃないかなと思います。
わたし的には、「先生はオニである」という解釈でいけるな……と思います。
このままなら、わたしが先生を殺すエンドもあるなあって。
うーん、何か自分でも解らなくなってきた。
個人的には、人間らしさを演出するには「弱点・欠点」からPCを作って行くといいと思います。
─神社─
山入が……そんなことに?
[連絡クラスからもたらされた情報に、神社に詰めていた人々は、不安げな表情を交わす。
数人がわたしの方を見るが、わたしに言われても困る。
わたしはただ、組織をまとめるには、学校にようにやればうまくいくのでは、と思っただけで、それを実際運用する方法なんて知らない]
銃を防ぐには……製材所の丸太を使って、目隠しのようなものを作ればいいと思います。
「人形」は……ええと、縄か何かで縛って……?
とにかく、山入が遠すぎるのが問題です。山入までの途中に、中継ポイントのような物は作れないでしょうか? 屍鬼の攻撃から身をまもって、怪我の応急手当てをして、一息できるような……。
[男は2階に駆け上がる。そこで人形に手を下す者を見かける]
おい!やめろ!殺すんじゃない!!
[男は暴徒を止める為に駆け出しその肩を掴む。
目の前の狂気に気を取られて、居間の前に立っている事に気づかない。
当然散弾銃を構える伽耶に気づくはずもなく…]
[同時に、屋敷の方も「人形」による人海作戦で苦戦しているという話が聞こえる]
……どうしたらいいんだろう。
火をつけたりしたら、「人形」にされた人も巻き添えになってしまうし……。
──「この際、「人形」にされた奴は諦めて、もろともに。
[……横から聞こえた声に、わたしはギョッとした。考えて、慌てて打ち消したことを、うっかり喋ってしまったのかと思った。
その過激な意見は、すぐに別の者によって否定されたが]
[顔を知らない人の方が少ないような田舎の町だ。
もはや親類縁者友人が、屍鬼にされたり、人形にされたりしていない人の方が珍しい]
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桜子たまのメモが見えたから便乗。
高瀬>紫苑が言いたかったのは【すべての人間が高瀬と同じ動きをする訳が無い】という事で、別に高瀬自身に人間らしさを求めてる訳じゃないと思うのよね。
うん、高瀬が【修羅】になってるのはよく分かる。(何度も高瀬鬼畜、マジ鬼畜って思ってたw)
んで、高瀬に共感する人間も居れば、桜子みたいに日常を求める者、遠藤みたいにおそるおそる非日常に身を投げていくもの、様々だと思うんだよね。
また、屍鬼になった"人"も、神威みたいに再び自ら死ぬ事を考えながらも、不安や生への渇望葛藤と共に……みたいな人も居るわけで。
全員が死すら恐れない状態で、死ぬかもしれない乱闘に……って、流石に無理でしょw"意識の無い操り人形"じゃあるまいし。って話。ま、エピでゆっくり話そうな。
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