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[食事を終えれば、満ち足りた心地が何よりも先に来る。
痺れる甘い感覚の余韻に浸り、伽耶の命の心配はそれよりもずっと後ろからついてくる。
長く傍に置くことを考えても、それ以上に彼女は彼の餌なのだ]
(そうだ――違うものだ)
[一瞬の感傷。]
ありがとう……伽耶、大丈夫か?
[気にしているのは伽耶の体調か、この場にある唯一の食料の状態か。
そのことから目を逸らして、冷静な思考に戻ろうといつも通りの笑顔を作る]
確か、輸液が用意してあったはずだ。それで少しはもつだろう?
[それにしても、夥しい数の遺体をどうするのか…
世話役の一人に相談すると、神社の裏に地獄谷と呼ばれる崖がある。そこに放りこんで土を被せればいいという話になる。
そこで、遺体を地獄谷に運ぶ手はずを整えた]
[大川さんに会いに行った。事の一部始終を聞いておきたかった。]
そんな経緯だったんですね。
大川さんの中では冷えてようと温まってようと同じってことですか…
[昼間を振り返れば、死んだ家族を庇う者は居たし、家族に人殺しと罵られ仲間が危うくそれを屠りかけたこともある。]
[伽耶の預かり知らぬことかもしれないが、この部屋を使う事態になるかもしれないと、念の為用意をさせてあった。
それでも衰弱は免れないだろうが、多少は違う]
[気に入った人間を傍に留め置き、労わり、しかし同時に餌とみなす。
矛盾ではあるが、それが罪深いとは思っていない。
己の存在を否定するのであれば、これほど長い月日を生きてはこなかった。
人間の飼う家畜と、伽耶とどちらが優遇されているか、比べるまでもない。
ただあるのは、一抹の寂しさ。
いくら引き伸ばしても、起き上がらない者はいつか失われる]
大川さん。
僕らは殺戮は望んでないはず。一歩越えてしまえば―暴動になりかねません。ご注意をば…
[村は狂気が既に充満している。今は秩序が保たれているが、暴動に発展すればそうもいかないだろう。]
それじゃ大川さん明日も頑張りましょう。
[大川の反応はどうだったか。しかしそのあとは特段質問をこちらからは投げ掛けなかった。]
やはり…
あれらだけを手早く殺す。そこに余計な手間を増やしてはいけない筈なんだ。
[思考する自身が嫌に冷静だと、ごちた。]**
[病院の様子を見に行っていた看護婦が戻ってきた]
「カルテがなくなっています!鍵はちゃんとかかっていたのに…」
そうか…じゃ、ここでの病死は“無かった事”にされたんだな。
[鍵は神威から手に入れたのだろう。本宅から神社に向かったためにカルテにまで気が回らなかった。]
ありがとう。
[男は看護婦に礼を言った]
―午前中・屋敷―
[村を見渡せる二階の居間で、レースのカーテン越しに村を見詰める。
紫苑の言う通り、奴らが"屍鬼"の存在に気が付き行動を起こしているのであれば、ここへは日の有る内に来るだろう、そう思って椅子に腰掛け、村を見詰めていた。
蒼白い顔をしながら、右手側に猟銃、左手には輸血。どう見ても異質な組み合わせの出で立ちに、見る人は何を思うだろうか――]
(奴らは必ず、ここに来る……)
[血の気を失った顔、しかし"人形"とは違う、確かに意思のある瞳。
ここへ来た人間達は、窓際で外を眺めている自分に気が付くだろうか?もし人間達が来たとしても、そうそう動く事は叶わない。入口のドアは固く閉ざされた*ままだろう*]
[大川のもとに行く]
大川さん、やっぱり人を殺しちゃマズイ
「しかし、こっちが丸腰なのに!」
俺達の最初の目的は“消毒”だ
あくまでも“消毒”をしに行くんだ。
[ニヤリと笑った]
― 夜・詰所 ―
[世話役たちと高瀬をはじめ若者達も集まって対策を練る]
人間の味方を殺すのは得策ではない。
俺達は殺人を目的にしてるんじゃない。
[屍鬼となった家族を庇おうとした人間に逆上して殺そうとした人間もいた。
しかし他のものがなんとか押しとどめたために、実際に殺されたのは神社で大川が殺した一人だけだった。]
殺さなくても、動きを封じれば時間は稼げるだろう。
“目眩まし”を使うんだ。
[男は手順を説明した]
― 山入への林道 ―
[大川たちが山入に向かおうとすると]
「なんだこれは!!」
[山入へ向かう道は塞がれていた]
「くそう、重機を手配しろ!!」
[他のものは山を抜けて山入に入ろうと数人ずつのグループに別れて進んでいった]
[武器を所持し、殺すことに躊躇いのない"人形"に対し、殺さずに捕らえようとする者。
その差によって少なからず村側にも犠牲が出ていた。
医師が殺すなと言った所で、内心では納得のいっていない者もいる。
対策を授けた所で、実際に知り合いの姿を見れば動揺する。いくら想像していた所で、本当に見てしまうと衝撃は違う。
仲間だった人間が襲いかかってくるという現実を受け止める時間がかかる。
犠牲が出れば、ストレスに晒され続けている精神は耐え切れない。
統率の取れた兵士とは違う。
全てのことが医師の思惑通りに運ぶとは限らない]
[屍鬼となった家族に手をかけた者。
行方不明の家族を持つ者には、すでに相手方の手下になっているかもしれないということは伝えてある。
非常事態に置かれた集団ほど…怖いものはない。
大川の暴走を見て、すでに歯止めは効かなくなっているのは感じていた。
それでも“表向き”だけでも殺さない努力はやめないでほしい…それだけはお願いした。]
[山入に向かう山中には野犬が放たれている。
ただでさえ何の整備もされていない林の中、進むのは容易ではない。
抜け道を知る者でなければ、山入まで到達するのには時間がかかるだろう。
屍鬼の中でも慣れている者しか抜け道を記憶し切れていない。分かりやすい目印があるわけでもない山中を先導されて一度降りた程度の新入りには把握できなかっただろう
重機で道を開けるにも時間はかかる。
廃屋を暴いて探す手間も考えれば、日暮れまでに山入全ての屍鬼を殲滅するには至らないだろう]
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