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………! こいつ……ッ ……!!
[尋常でないサーシャの力。腕一本では支えきれない。
後ろからサーシャを止めに入ってくれているのだろう、ユーリーの悲鳴が聞こえた気がしたが、何が起きたのか分からない。
滅茶苦茶に振り下ろされ続けるナイフが首を、腕を、彼方此方を掠め。
視界が霞む。腕が痺れる。意識が遠のく。]
―――ぐ、う…!!!
[不意にサーシャの力が弱まった。
これが最後とばかりに押し込んだ腕、その刃は反転し。
彼の体へとずぶりと深く沈む。
―――眼前に、真紅が散るのを見た。]
[カチューシャに違和感を感じたのは…。
そんなのは俺の気の迷いで。
今はただ、この男を止めるのが先だから。
あぁ、嫌なんだ…]
[「きっと逢える」と、言語化して貰った事で、未来の無い身も未来を信じようと云う気になり]
……有難う。
[その頬を緩ませた。
と。
シュテファンの叫び声を聞けば]
よく叫ぶ人ね。
[呆れ声。]
…!…ユーリー!
[...は、態勢を崩したユーリーを庇う様に前に出る。サーシャの更なる攻撃を予想したが、ただ、彼は目の前の少女…を血走った眼で睨みつけ…]
大きな茶葉は、ティーメジャーに山盛り1杯、
CTCや細かな茶葉はすり切り1杯、
汲みたての水を沸騰させてポットを温める。
それをカップに注いでカップを温めて、茶葉を入れたポットに高い場所から再び注ぐ。
その間に湯は適温95度になっているから。
ストレートティーなら2分蒸らしてカップに注ぐ。
……ローズジャムを入れたロシアンティー。
ジラントは、わたしの紅茶が大好きだったわ……。
[淹れる相手はここには居ないけれど、手順を呟く。]
/*
グーグル先生、すぐに教えて下さいよ。
「ポーカーの後、果し合いに向かったプラマー長兄が、スイングドアを押し開いてルークが酒場に戻って来る。?!と一瞬思わせた後、カウンター前に崩れ落ちる。最後に持っていたカードはスペードとクラブのAと8のツーペアだった」
って奴かな?
「駅馬車」という西部劇だそうだ。
[べちゃり。サーシャの躰から溢れ出る鮮血が、少女の顔にかかります。それはとても熱く。そう、人間の血って、暖かいんだよなぁ。そんなことを、賢者は考えていました。]
永遠の旅人 エーテルは、青年 サーシャ を投票先に選びました。
[赤。あか。
突き立てた刃を伝い、ぽたり、ぽたりと降り掛かるのは。
雨のような。涙のような。]
[サーシャの手が空を切っている。
色の無い唇から、声なき声が漏れている。
呼び続ける名は、ひとつ。
「ろらん」―――]
[サーシャに突き立てられた果実ナイフは。
どんなに彼の身が薄かろうと、刃の先が背に届く事はなく。
ただ、サーシャの体を抑えていた腕に、手に、零れ落ちた血が……]
……あぁ、なんだ、俺の方こそ気が触れそうなんだが……。
あぁ、どうする…?
この場に居るのは、今にも死にそうなベルナルトと、エーテルだけだ…。
[遅れて後部車両へ到着した。もみ合う男達。その先で後ずさる少女。
刺されても尚、少女に止めを刺そうと足掻く青年、そして、
白刃が、少女ののど笛を切り裂いたようにみえたのは…。]
ベルナルトを、このまま襲ってしまうのも、少しもったいない気がしてな…
なら、エーテルか…と。
ジョーカーに任せても、いい。
賭博師 ユーリーは、おまかせ を能力(襲う)の対象に選びました。
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