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── 中層防衛線 ──
…………
(駄目…だな……目にすると……)
(殺されたい。
あの指に掛かって……)
[パージの話は忘れた訳ではない。
だが、目にして、ゆるりとナトゥーリアの全域を見よう度に、恍惚とした気持ちに襲われる]
[物資の転移なり、念動や攻撃に合わせての能力行使、防御について言葉があればそれを行うし、或いは、誰かが危ない目に逢おうとするならすかさず転移の異能行使を行おうとはしたろうが、高出力砲はどの時点で行われたか?**]
[次に現れるのは各々に刃や光線や針や、見知らぬ兵器を持つ小型機の群れ。>>23 それらは"異能者"達へと、目や手首はじめ頭や首や心臓といった、致命的な部位を狙い攻撃を仕掛ける、または辺りの建物を破壊して行こうとする]
『マジすか…!』『どうするこいつら?!』
『立て直せ!!!とにかく殺れ!!!できる限り抑えろ!!!』
[人々は混沌と、熱狂と、殺戮の地獄へ叩き込まれようとしていた。]
[しかしそれでも、ドームが無くなりゃ困るもの。ドンパチなんざ日常茶飯事。]
[人々は立ち向かうだろう、未曾有の、オーバーテクノロジーの、新手の地獄に向かって**]
ー 防衛線 合流前 ー
良く、ない。
[依頼はいいだろう>>+27と言われた青年の返事は簡潔だった。前を向いたまま、戦線に集中したままヴェスに答えた。]
依頼、受けて。助けて、欲しい。
タリアを、止めなきゃ。力が、ひとつでも、ふたつでも、欲しい。
[カツカツと響く足音。ブーツの裏は既に凍結しきり、能力常時解放のいつもの状態に戻っている。]
『死なないで』、って、ヴェスが、言った。
だから、死なない。 そのためには、タリアを、止める。
ドームが無くなる、『にいさん』に会えなくなる。
あったかいの、なんでか分からなくなる。
[戦線に立つ、その目は赤い。]
……え…
[吐露された言葉に目を見開く。
何も、言葉にできないまま、ぶつけられた言葉。
最中、口を開いて、止まり、
何かを言おとしたか、僅か唇が動くが、それは声を成すものではなく。
言葉を発しようとしたものではなかった。
そのまま、言葉を発することができず。]
俺は、生きる。
ヴェスがそう言った。力、貸して。
[それだけ伝えると、氷の目はヴェスやスティーブから離れて防衛線の状況観察へと入るだろう**]
[そうして、セーガが現れれば、
すぐに、セーガへと向いた。
セーガに対しての言葉は全て本心、
頭を撫でたのも、笑ったのも、嬉しそうな表情をしていたのも、
それは、偽りは何一つない。
だが、頭の奥に、振り払おうとするもの。
それは、残っていて、]
[防衛戦に向かう中、後ろを歩く男は立ち止まった。
二人から、少し離れ。
そのため、先に二人が防衛地点へとたどり着いていただろう。]
……っ
[瓦礫の中、まだ残る柱に手をあて、地面を見て、口を抑える。
>>+21わかっていたはずだった。ヴェスの身に起こったことは。
なのに、凄く、吐き気がした。
頭に何かちらつくような。
目を瞑る、手を口から離し、ぜ、と息をする。]
……は…っ
……っ
[友達になりたくて、近づいたんだと>>+22、その言葉に何も言えなかった。]
……くっそ…
[柱から手を離し、その手でガンっと柱を殴る。
顔をあげる。]
…どう…
[どうしらいいんだよ。その言葉は振り払い、飲み込んだ。それは過去の話だ。終わったことだ。
だけど、ヴェスの時間はいつまでも止まったままで。
待つのはいい。いくらでも待ってやれる。
いつまでも、いつまでも、終わらない、それが。
いつまでもヴェスを苦しめるのが、その過去に腹が立って、仕方がない。]
── 防衛線合流前 ──
……訳が分からない。
人が死なないようには元よりする。
それは、お前の依頼とは別だ。
俺は……目の前で、誰かが死んで欲しくは無い。
何故依頼に拘る。
阿呆らしい。
[散々な言い方だったか。]
タリアは……
[言葉にはならなかった。
まだ、逡巡する口には出していない問いに、答えが出ていなかったから]
[ナトゥーリアを見上げる。]
友達に、なんかなれやしねぇのに…
[カタ、と手が揺れる。無理やり握り、そして、
柱を押し、自身の身体を押し出すように、
その方向へと走り出した。]
………………
[また微かな動揺。
『にいさん』に視線が向いた先は、スティーブだった]
── →中層防衛線 ──
(そんなこと……今は……思ってる場合じゃないな)
[続けて>>+29、ゆるり、頭を振った**]
/*
スティーブが悩んでるけど、弟はもう前向き始めてるやつやで(
そしてあれだ。
あとは一番のヴェス地雷をどう乗り越えるかだなー。
>『何時か、人類は元通りの生活を取り戻す。
> その為に、父さんと母さんは頑張っているんだ』
元通りの生活=機械生命体のやっている事が正しい、の認識になったらドームを裏切るし、機械生命体側に完全になる可能性地雷。
/*
2d守護先は少し考えても良かったですね。
ローズのRPも合わせて色々したかった訳なのですが、全く出来ずに、何だこのBtB2から出張してきた謎NPCはになってますね。
(悩)
― 中層防衛戦 ―
……っ!
[ドォオオオン!
凄まじい音を立てて、ナトゥーリアへの一斉攻撃が行われている。]
っ…あれか…
[攻撃を受けると、光の膜が張るように展開されるバリアー。それを見、走りながら、]
……っ!
[走る勢いのまま、ザッと、身体を低く、勢いのまま少し滑る。頭上を吹き飛んだ瓦礫が掠めていった。
その先に、そのまま振り向けば、後ろで建物が倒壊を始める。]
ヴェス!!!
[再び見つけたその姿に、そう叫ぶ。
おそらく、名前を呼ぶまでもなく、その建物に巻き込まれそうな人間を転移させていただろう。]
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