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―4F・竹林精舎―
[己の魔力の具合を確かめながら
空を滑らかになでるとリュートがきらめき纏い現れる]
昨日の今日、だけど。
――さて、何方(どなた)かな。
― 4F ―
……やっぱり。
[転移して開口一番、口をついて出たのはそんな言葉だった。
ミケランジェロが脱落し、システィーナ礼拝堂が3Fに現れたこと……。繋がりを疑ってはいたが、やはりそういうことらしい。
なよ竹のかぐや姫、だったか。
竹を操って戦ったらしいサーヴァントが脱落し、開放された4Fは……神域のような清浄さに包まれた、竹林だった]
この塔は、脱落した英霊によって形成されるようね。
どんな意味があるのかは、分からないけれど。
―教会―
はあー、くたびれた。
やっと帰ってこれたわ。
[結局、昨日の詳細な顛末は分からなかった。
あんにゃろめが何をしたか分かれば「今後」にも生かせそうだったが、あの場で出て行って「ねえねえねえ何があったのよー教えなさいよー」とやるわけには色々な意味でいかなかったし、後始末もあったので仕方ない。]
寝不足よ。
私じゃなかったらお肌にダメージがいってるとこね。
ん?
扉が壊れてる?
誰か来たのかしら。
[慎重に教会に入るが、誰も居ない。]
誰が壊したのかしら、乱暴ねえ。
[と、ほっとした瞬間、背後から声!]
ー4Fー
静かなものだ。やはり、復讐の名は似合わんな。
[馴染みぶかい風景に少しばかり昔を思い出したのは束の間。サーヴァントの気配を感じ、そちらへ目を向け、歩き出す。]
いるな…シェムハザではないようだが……
[ああ、奴だ。ここにいるのは]
― 4F ―
孫、ね……そんな未来、想像もつかないわ。
そんなにいい女になる自信もないし。
ああ……やっぱり、か。
[転移して、口をついて出たのはそんな言葉だった。
ミケランジェロが脱落し、システィーナ礼拝堂が3Fに現れたこと……。繋がりを疑ってはいたが、やはりそういうことらしい。
なよ竹のかぐや姫、だったか。
竹を操って戦ったらしいサーヴァントが脱落し、開放された4Fは……神域のような清浄さに包まれた、竹林だった]
この塔は、脱落した英霊によって形成されるようね。
どんな意味があるのかは、分からないけれど……ああ、他にもいるようね。
[令呪のうずきを感知し、セイバーに警告する。
もっとも、彼もとっくに気づいているだろうけれど―――**]
………わしだ。また会ったようだな。
[詩人と柊の姿があった。リリンは自分の横にいるだろうか。]
この中でもやはりお主の美しさは映えるものだ。
詩でも歌いに来たか?
それとも、誰ぞ待っているのか。
― 1F西・教会 ―
!
[教会の奥に浮かび上がる、見覚えのある金髪。
――その言葉は、鮮やかな程にランサーの言葉へ応えていた。
『にゅうすばんぐみ』で知ったばかりの知識。遠き彼方の国での挨拶。それが、確かに通じ合った瞬間。まさしく異文化交流。ランサーは感動に打ち震え、暫し言葉に詰まっていた。]
――――久方振りですな。管理者殿。
[暗闇の中から浮かび上がる、樽を担いだ筋肉男一名。]
頼まれてくれるのであれば一つ聞こう。
今回の聖杯戦争、八体目のサーヴァントがいると聞いた。
管理側としてこれは把握しているのだろうか。
[端的に質問を投げた。]
んー、あんまりできてなかった主従の絆を深めたかったのだけど、これで良かったのかどうか。
なんか自分ばかりになった気がする。
早めにトルバ組と合流すべきだったかね……。連絡が取れなかったのが悔やまれるな。
嗚呼。
タダでモノを訊ねるのもなんだろうと、持参してみたのです。
この街の市場で人気のぶどう酒であるそうだ。
[つかつかと歩み寄り、樽を管理者の前に置いた。]
―――、
[はっ。]
はい。
あっ。
これはどうも、ご丁寧に。
[?]
えっと、そう、8組目の話よね。
ええ、知ってるわよ。
いるってことはね。
―4F・竹林精舎>>149―
ああ――白刃の方。貴方でしたか。
[リュートを手に、真っ直ぐ向き合い
目を笑みの形とする。。
ヒイラギを少し後ろにさがらせた。
ふ、と笑みを浮かべて青い葉がうたう。]
――お褒めに預かり光栄です、
……そうですね、
初めて見るこの青々とした“竹”の輝きを
歌に編みたいとは思います、が。
……、待ち人――といえば、
貴方がそうかもしれません、ね?
「管理人」 鳴木素子が「時間を進める」を選択しました。
「管理人」 鳴木素子は、鴻 みちる を能力(襲う)の対象に選びました。
詳細については知らぬという事だろうか。
[口振りからするに詳細は語りたくないように見えた。
だけど、此処で引くわけにはいかない。]
その8組目に少し不公平なところを感じているのだが、
何か心当たりは無いだろうか。
そこにあるぶどう酒を飲みながらで構わぬから教えてくれぬか?
[樽を指差しながら問いかける。]
いや、その、それは、そのうち、いただくわ。
[?]
えっと、「8組目」が誰かってのは分からないわよ。
「どうして8組いるか」も、「8組いることで聖杯がどうなるか」も、正直確定的には言えないわ。
情報を集めてはいるけど、私じゃなんともね。
聖杯に直接訊ければいいんだけど。
[頬に指を当て、考えるしぐさ。]
あと、「不公平」ってのは、どういう方向性かしら。
もうちょっと具体的に言ってもらえると助かるわ。
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