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―三階、竹の群れる大聖堂―
[ さて、移動は一瞬であったが―― ]
――なん……、っ、緑の筒が、森になっている……?!
[ 西洋生まれの詩人は、
竹を知らなかった。 ]
ー中央ブロック・喫茶店ー
平和なもんだな。
[セイバーの前には抹茶とクリームあんみつがあった]
これも甘い。胸が焼けそうだ。
[ぶつぶつと呟く間リリンの声は耳に入っていないようだったが、やがて顔を向ける]
んっ?ああ……わからんな。
わしらにとって大事なのは、ひとまず今残っている連中の手がある程度分かったことと、あれもこの間の…シェムハザ?とかいう奴が絡んでいるだろうということぐらいか。
[あの黒翼の少年―――
セイバーは、彼が操られたと言っていた。酷なことだと思ったが、たしかにセイバーの言うとおり、これは戦だ。
勝つためであるなら、あらゆる手段は肯定される]
……やっぱり、わたしたちとの戦いで消耗したから、あんな策に出たのかしら。
あいつが直接戦いに参加してなかったのも、それなら筋が通るし。
[ありそうな話だが、それだけに少し胸が痛んだ。
あの黒翼のサーヴァントの有様は、自分たちが招いたかもしれないのだから]
― →西ブロック 住宅街 ―
[筍のご飯が美味しかったのでそれを握って
昼飯にしようとこちらから提案する。
準備を終えれば、外に出ようと言う。
上の階層を見てみたかった。]
……、そういえば あの羽
[みちるが持ってきているとは知らないまま、ぽつぽつと少し歩きながら話しだす。それが監視の役割を持っていることを教えた。>>4:213]
[隣であんみつを食べるセイバーは、渋面をしている。
そうまでしてなぜ甘いものばかり選ぶのか。砂糖は麻薬と同じように中毒性があるとどこかの学者が言ったらしいが、あながち馬鹿にできないかもしれない]
そうね。とりあえず情報が揃ってきたのは喜びましょう。
あの片翼がやっぱり信用はできなさそう、ってことも何となく分かったし。
[あんな手を取る相手なのだ。信用なんてしようとすら思えない]
―3階・システィーナ礼拝堂―
――…こ、ここはっ!?
[大きな礼拝堂の中(多分実物よりも大きいのだろう)
天井には「創世記」…間違いない。]
…システィーナ礼拝堂?
でも、なんで竹が一杯生えているんだろう。
戦闘の後もある…
ねぇ、レティ心当たりある?
[傍らのレティに尋ね。]
―――それに、あの 魔力…
[バーサーカーの横にいたからこそ、確かに感じていた。
令呪と共にバーサーカーを包んだ光の源。
その後、黒い翼を生やした姿。
彼の最期を思うと、面持ちは険しい。
北欧の英霊 ―― ヘイズレク。]
…みちる、なにか 隠してたりしていませんよね?
[彼が一体どんな英霊であったのか、
それを知りたくもあって五階へと駆け上がる。]
おー明日来るのはみちると足利尊氏か、この段階で再契約とは難儀な事だな。
お侍さんはともかく、みちるはどういう結末をたどるのだろうな。
あまり死んでほしくは無いのだけど。
消耗?
………違うな。いくら力が戻っていようと、表だって振る舞いたくない、ということはあろう。
本当に消耗していたなら、まずは身を潜めるとわしは思うが。
[あんみつの甘味を抹茶で抑えながら、スプーンでバニラアイスを取り崩し、黒蜜と寒天と一緒に口に運ぶ]
茶と一緒ならまだいけるかと思ったが、まだ甘いな…
手頃な甘味が…
お前も疲れたら甘いものが欲しくならんか?リリン。
[黙々と目の前のあんみつと格闘する。]
あの黒翼は他の全員敵に回したようなものだ。
恐ろしい相手だが、その点はまだ与しやすい。
…まあ、あの武人が随分頼もしい事を言っておったから、いざとなれば何かしら条件付きで頼るのも悪くなかろう。
ところで…リリン。今日はまたのんびりとしているな。上に行くのではなかったのか?
[思いついたようにそんなことを尋ねてみた。別に特段上に行きたいというわけでもなかったのだが。]
―3階・システィーナ礼拝堂―
システィーナ、礼拝堂……?
あの、図録に載っていたもの……?!
嗚呼、ミケランジェロの……
[ 大きく眼を瞠り、そして輝かせた。 ]
ちょっと緑の筒が邪魔だな……っ!
[絵に被ってる。
夢中になる詩人は、呼び止める声にはたと瞬く]
あ、ええと――
[ こほん、と咳払い ]
……このような面妖な植物を操る物語は、聞いたことがないな……なんというか、エキゾチックな香りがする……
―5F―
[地形を従者と共に綿密に調べながら歩く。
そうしてる時に令呪が反応を示した。>>47]
ふむ、どこかのチームが上がってきたようだ。
何処も先程の戦闘で疲れてきっている故に戦闘はないだろう。
だが、念の為に警戒はしておけ。
[そうして自分も気配の方向へ集中しだした。]
そっか、たしかに消耗してたら身を隠すわよね。
じゃあ別の理由があったのかも。
[セイバーに言われ、むぅ、と考え込む。
彼にそんな気があったのかどうかは知らないが、なんだか気を使われた気がした]
甘いものはねー、好きなんだけどねー……。
あんまり食べると兄のようになるからね……。
[遠い故郷を見つめる目をした]
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