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きゃあ?!
ギャランさん声が大きいです……。
[わたしはしゃがんだまま、耳をぺたんとする。
地下の音は一度途切れた]
[すると……]
[ぱぱっと上空が光ったかと思うと、
何かが浮かび上がってきた。
一瞬鏡かと思ったが違った。
……それぞれ別の地下水路らしき場所にいるのは、
グレダとサイラス]
……あ……!
あれ!
難しいものだな。
[もちろんリーマンから技を盗んだといってもリーマンと同じことができるわけではない。
だがその性質は限りなく近く、邪竜の穢れを払うに十分な威力を発揮した。]
根から断ち切るほうが幾らも簡単だというのに。
[だがこの竜にはそれが通じない。それはこの邪竜が人々がアサドにみた恐怖の具現化だからだった。
同質の力を持つのならば当然勝つのは元来の力が強い方であるのが道理。
そして人の力が竜の力にに勝ることができないのも道理だった。
故に、アサドは振るう技を変えた。]
[無論、容易なことではない。
如何に器用であろうとも、如何に才気に溢れようとも、生まれてより叩き込まれた技を捨てることはできない。
だが……アサドの手にはリーマンの鍛えた刀がある。
リーマンがアサドの為に、アサドだけが使える、アサドの刀がその手にはある。
その形、その重さ、刀の全てがアサドの為だけに整えられた竜器が今アサドの手にはある。
そして───竜器とはそれと鍛えた鍛冶師とその相棒竜の性質を色濃く宿す物である]
(ふむ。来ない、か)
[水で満ち満ちた地下水路の中。水圧は上がり、パラで支えるのにも限界が近かった。
アズゥの魔力で水を弾き、確保した空気で息継ぎをしながら、最低限の魔力で水を塞き止める。
元来水中に潜ることには適した体だ。全身が水に浸かったところで問題はない]
できりゃあこの場で…ま、そりゃ贅沢ってもんか。
[ロサを失い、水を自在に呼ぶことができなくなった以上、水に満ちた場でやりあうことができれば理想的、ではあったのだが。
地下水路が水で満ち、瓦礫の音が聞こえなくなって幾許かの時間が流れている。
今頃、井戸や噴水、地表の水路、そういった場所から水が溢れ出している頃合だろう。
まさか、サイラスが溺れているなどとは欠片も思わない。
サイラスは賢い男だ。
ここまで戦えば、その事実はほとんど確信に近い]
…っ…ぁー…あとちょっとだけ、保て。
[アタシの体。アタシの魔力。
水に浸かっても、泳ぎに困らない。息継ぎに困らない。けれど、全身の裂傷から血液は流れ出る。
パラの魔力で流血を押さえ込んではいるが、水を塞き止めるのと平行しては完全とは行かない。
限界が、近い。
水はすでに満ちている。仕掛けるならば、今]
頼んだよ。アズゥ。
[最後に残したなけなしの魔力をために溜めてアズゥに込める。
溜め込み、引き絞り、一気に放出する。
アズゥの魔力が水を弾く。
狭い空間に満たされた水は、一気に弾かれたことで圧力の逃げ場を求めて急速にその衝撃を伝播させる。
風呂の配管でたびたび起こり、配管をダメにしてしまう厄介な現象で、名を、ウォーターハンマーという。
その伝播する衝撃を追うようにして、グレダもまた水中を泳ぐ]
[町並みのあちこちで、ウォーターハンマーに叩かれ、井戸や噴水など、小さな出口から打ち上げ花火のように水柱が噴きあがった。
その柱のひとつに、グレダの姿があった。
上空から見渡し、見つける。街中を駆ける赤い男の姿]
さぁ。
[魔力はもはやすっからかん。水柱のかく乱もどれだけの効果があるものやら。
けれどそれで負けると言う気はしない。
あとは、パラとアズゥ、そして自分の腕と足を信じるばかり]
行こうか!
[アズゥを上空へと放り上げる。
手に持つのは、パラの鎖、その一本だけ。
水柱の水を蹴り、頭上からサイラス目がけ、落下する。
反撃は当然あるものとして警戒しながらも、狙うは武器を握るその手。
竜器自体の破壊が困難であるならば、叩き落して戦闘力を奪う]
[ 永い永い一人の戦士の物語。
その数分の1ぐらいしか生きていないうちにとっては、さながら英雄譚のよう。
後悔もうちが理解するには遠いけれど、守りたかったり取り戻すために動く気持ちは分かる気がする。 ]
……聞かせてくれて、ありがとうございます。
[ ずっと押し黙ったままだったけど、エステルが言葉を切ったときに漏れた言葉は、この言葉だった。* ]
お、おぉ。これは失礼。
二人の身を案じるあまり、ついつい!
[少し声の調子を落とし、ミルファークを宥め。
少しばかり下を向いていたその間に、観戦席より僅かに
見上げる所に何かの姿が浮かび上がった。>>101]
……あれは。
[ミルファークの示す先を見ると、まだ目が慣れていない為
二つの影が動いているのは確認出来た。恐らく、あれは相棒と
グレダなのだろう。]
『ひとまずは無事だという事が分かりましたね。』
うむ。
ミルファーク殿も一安心というわけだ。
[さて、試合はこれからだ。]
[リーマンは少し呆れた面持ちで、サイフラの横に並び応じる]
ああ、食事の時間までには終わらせよう。
[そこからは一方的な展開だった。
リーマンの動きに邪竜が反応すればアサドがその隙に斬りつける。
その逆も同様に。
まるで幾度も共に戦った息の合うコンビのように、その動きは一切の合図を必要とせずお互いの動きをサポートしていた。
だが……相手は死を司る邪竜。
どんなに優勢でもどんなに完璧な動きをみせようともソレは人には到底成し得ない揺るぎない暴力の塊。
その一撃が二人の身体に触れ得なくとも、その咆哮が心を折らなくとも、二人の命を確実に削りとっていく。]
おいリーマン。
強すぎるぞこいつ、なんか知恵は無いのか?
[疲労とダメージの蓄積、そして失血によりその顔が青ざめてきたアサドがリーマンへと声を掛ける。
このまま続けていたら恐らく勝つのは二人だが、それは『続けられたら』という前提に基づくものである。]
ヒュー、ヒュー、ヒュー……。
あ"ーーしんどい。
[リーマンは青ざめてを通り越して、すでに死人のような顔つきだ]
もう、あれだ。
一気に、決めるしかないかな。
[話の途中から、ソレックスは押し黙ったまま聞いていた。>>+71
駆け出しの相棒にとっては重過ぎる話だっただろう。
それでも、彼女は真剣に耳を傾けてくれていた]
こちらこそ、ありがとう。
取り留めのない話を聞いてくれて、のう。
[英雄の人生には栄光が、或いはそれに見合った悲劇がある。
しかしこれは、ただ全てを喪ってしまうだけの話だ]
大層なことを考えはしても、道程もまだ見えぬでのう。
[御前試合に出たのも、足りないものを見付けるか補うためというのが本当の所であり、明確に先へ繋がる理由は実はないのだった]
おっ!?
[突然、あちこちから水柱が吹き上がる。
大盾を持つ腕を伸ばして水をはじいていると、頭上に大きな影が。
タライが振ってくる!]
どうりゃっ!
[大盾でぱん、とタライを払うやいなや、チェーンが大盾を握る左手首に巻き付いてくる。
グレダの風呂栓だ。
タライの影にかくれて、グレダが頭上から振ってきたのだ。]
綱引きだったら負けねえぜええええええ!!
[手首をぎちぎちと締め付けられ、痛くないわけが無い。
眉根をよせるが、笑みは崩さぬまま。
大盾を足下に落とし、チェーンをにぎって思い切り引き寄せる。]
[ギャランさんのおかげで、いつの間にか泣く事を忘れていた。
わたしはアルゴルに手を着いて立ちあがり、
空の映像に見入る]
グレダ……何してるんだろう……。
危ない事じゃないよね……??
[溜められた水が噴き出す。
井戸や亀裂から噴き出す水柱は、すでに肉眼でも見える]
あ……!
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