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[心臓の音がどきどきとうるさくて。
でもその音が重なっていくようで、嫌じゃない。
抱きしめられる暖かさと、
くちびるにふれる熱。
やさしい、時間が流れた。
「今、時間をとめて、ずっとこうしていたい」>>@0
いつか、夢の中で聞いた言葉をいま、
思い出していた]
まーかーせーろーっ!
[右手の蕾は、シックネスの浸食を受けてない。きっと、スーが感染を踏みとどまって逆に吸収されることができた要因のひとつだ。だから、ばら撒かれる種も、感染能力は持ってない。
それでも、種をばら撒く。ばら撒く。ばら撒く。
注意をそらせて。こっちに来るなら、きっと相棒と、向こうのみんなが。
あっちに向かうんなら…じわり。担いできた、凶悪な回転刃の感触を確かめる]
………超こえぇぇえーーー!!
[それでもやっぱりこわいものはこわいのだ。死ぬのはいやだから。
でも、踏みとどまれる。踏み込むって。戦うって決めたから]
【ジャスティスK】
『プログラム:バルカン回避・実行』
[危なげない足取りでくるりと回り、かろやかに援護射撃>>188を回避する。
思考ソースとは別の部分で、自動で行われる回避行動]
悪の味方……すなわち、貴方も悪ですね。
そしてそこのヒューマンたち……巻き込まれたくなければ撤退しなさい。
撤退しない場合……貴方方もまた、ジャスティスQの味方であると判断し、
せん滅します。
[ジャスティスKはゾンビは無視して、姉へ距離を詰めた。
冷静にして正確な剣技が、姉へ向かう]
[目の前の相手を次々と切りつけつつ。
ツバキとセルリアンにも注意を払いながら。
この2人と、イリーナと。
それから結社に依頼している増援が来れば。
或いはあの妖魔を……と思えば心は躍る。
それを隠そうと、冷静に剣を振るっていくのだった**]
ジャスティスK!
[呼びかける]
お前は己を正義だという。
だが。
お前自身はその「正義」を言うのものが「何」であるのか分かっているのかな?
お前が断ずる「悪」と対をなすのは「善」
借り物の言葉で―――
[起動された電磁ソード、そしてプログラムを確認して]
―――作りモノの技術でッ
泣いて笑って怒って叫んで「生きて」いる者を踏みつけに出来ると思うなッ!
[ああ。これはもうだめだ。と思った。
出来るならば、この弟が姉の説得を聞いてくれればと思っていたが…
それでも未練の欠片を引きずり吠えながら、J・Qに迫る>>191ジャスティスの進路に立つ]
[あいつに言われるまでもなく>>275、正義を定義することは難しいものだ。
だが、少なくとも、]
姉に弟を否定させる>>181――そんなものが正義のわけはないだろう。
[だって自分がIRPOの隊員に――正義の味方になりたいと思ったのは、そうすることで、大切なひとたちが笑ってくれると思ったから。]
……大切な存在を『なくして』しまった、お前は絶対に正義ではありえない。
[冷たい声>>187。
同じ合成音声なのに、どうしてJ・Qの声に感じる温もりが存在しないのか。
…二つの銃声>>181>>188で実りのない思考を断ち切り、刀を構える。]
[メイアル>>184の紅い剣の軌道に、目を奪われる――場合では、なかった。
ただ、彼女の方を向いて、それが繰り出される先――
小月竜の翼の柔い部分に照準を合わせ、撃つ。
通常の剣劇とも違うように見える攻撃に合わせた射撃。
“幻魔精密射撃”――なんて呼ぶ人も居るのかもしれない。
ツバキは剣の名前も、今覚えた「技」の名前も知らないまま、
セルリアンの剣が向かう先、フィロの尾が振られる先を、
イリーナもまた共に戦っているなら、彼女の攻撃もまた
目で追い、間髪なく引き金を引いていく。]
( それにしても、――… )
[術士であるセルリアンが剣を繰り出し続ける様に、
少し意外なものを抱いたのはツバキもだった。
そんな自分もまた、銃使いとしてこの場に有ることを
メイアルに驚かれていた――とまでは意識せずに。]
[もっと。 もっとだ。
もっと……でないと、届かない。
あいつには届かない。
あいつを、倒さなきゃならない。
力を、付けなきゃならない。
剣を、無心に振るう。そして、時に術を織り交ぜ、精神面を鍛えるのも忘れない。
どれだけ、それを繰り返したろうか。
いつしか、小月竜は片手で数えられる程度に減っていた。]
【ジャスティスK】
[>>193そのヒューマンの言葉を、ジャスティスKがヒトであったならば、鼻で笑っただろう]
私に対立するものは、誰であれ「悪」です。
[心の機微など存在せず、抒情酌量も中庸もありえない、とても単純な世界に今……ジャスティスKは立っていた]
――ゲン、出し惜しむなよ!
[ちらり、視線を流して目くばせをする。彼の攻撃に自分の攻撃を乗せられるよう、その呼吸を無意識に計っていた。]
[ゲンが、スーが、アザミが、弟と戦う。
誰かの指示があったか、否か。J・Qの優先は「弟への接続」]
――行きます!
[仲間が作ってくれた道を進んで、ジャスティスKの首筋を狙う。
思考回路が近い、そしてプロテクトの少ない部分]
(あれ?でも、今相棒、頼りにしてるって言った?言ったよね?なにそれ嬉しい。
そっか。よっしゃ。やったるぁ!)
[銃声に紛れて聞き取りづらくはあったけど>>189。相棒の声はそう聞き取れた気がする。
どうしよう。嬉しい。場違いなのは分かってる。でも、ここまでずっとこわかったのだ。迷惑をかけるんじゃないか。嫌われるんじゃないかって。それが。
でも、そうじゃなかった。弱音を吐くとこも見せてくれなかった相棒が、頼りにしてくれる。
がんばらない理由なんて、何処にもない!]
悪の味方?冗談!
わたしは相棒の味方で!相棒は正義の味方だ!
誰がなんて言ったって!わたしは!相棒の正義を!信じる!!
[こっちが無視される>>191んなら、プランBだ]
<ウィルスバレット>!
[回転刃を右手の蕾…否、蕾の枝葉を伸ばしてしっかりと握りこみながら、左手の変質した指から粘液で形作られた弾丸を撃ち出す。
シックネスを取り込んで、自分の持ってた能力と合わせて。きっと、世界でスーしか使えない、感染能力を持った弾丸を、撃ち込む]
さぁ、防水性能はばっちりかな?
[背中に隙間がなければいいねー。
否、なかったとしても、突っ込む!]
間ーにー合ーえー!
[ゲンと、アザミと、相棒が、持ちこたえられる内に。なんとか無機質なマントの背中との、その距離が。詰まればいいけど―――!]
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