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それ、残像だから。ごめんね。
[白刃が可動部の継ぎ目を正確に薙ぐ。
そして、]
―――お前こそ、デスクワークばかりで腕が鈍って無いだろうね?
[アザミの目くばせに、ちらりを視線と返して。>>199
久方ぶりに抜いたその刃が輝く。]
多段切りとはこうするものだよ。
『無月散水!』
[躱すことを許さぬ、光芒がジャスティスKに殺到する]
愛しい子。 狂ってしまったのはさびしかったのですか?
[ぎり…ぎり、ぎりぎりぎり]
元の貴方に戻ってほしい。優しい貴方に。
正義じゃなくてもいいから、弟なだけでいいから。
優しい貴方に。私にとっての正義に。絶対に。
お願いですから――。
[ぎりぎりぎりぎりギリギリギリ]
[電子世界の中での抵抗を受けながらも、奥へ、奥へ。
拒絶があろうとなかろうと、全てを包み込むように]
――私を処刑するなんて言わないで。
[どうか、どうか、奇跡よ起これと願い続けるしかできない。
でもそれが力になると]
[逸らされた目>>+51。
ミアは瞬きをする。
……ミアは、8年前に目覚めた時からこの見た目で、成熟した精神を持ち、世界の成り立ちも理解できていた。
白百合の君に召され、姉姫たちと過ごすようになったら、なおさら知識も知恵も加速された。
だが、死に分かれ、それは経験したことがなかった。
だからケヴィンの懸念>>+48は分からない。
想像出来ない。
でも]
うそ。
ケヴィンさん嘘つきました。
[それは分かった。
絆の繋がり、想いのつながり。短い時間だったけど、濃くて大事な時間を、ずっと一緒にいたのだ。
むぎゅう。ケヴィンの頬を痛くないようにつまんだ]
[深部に見えるのは、暗い暗いプログラムと、優しい光]
返して。
『プログラム:射撃マスタリー・起動』
弟を返してください。
[銃口を向け、叫ぶ。 光の方へ]
お願いですから、元に戻ってください!
元の強い、優しい正義の味方に!! 私のたった一人の弟に!!
ジャスティスけ――
[ギリギリギリ――パキ]
[やがて羽ばたきがその場から聞こえなくなった頃。
光の粒に転じてしまった所為か、小月竜の遺骸は残っていなかった。
セルリアン>>204の言葉で、はっとして]
………と、とりあえず、幾らかは貰えるんじゃない?
居なくなった、 っていうのは見て判るんだし。
[『居なくなった』。
自ら発したその言葉で、この時俯きはしなかった。
やがてその場の面々と共に、組合に報告に行った際。
何も食べてない、という声に振り向いた。]
えっと、確か向こうに――…
カニの料理が美味しいレストランがあるの。
みんなで其処に行ってみない?
[今朝マンハッタンで、彼の為に食べるものを
注文しなかったことに、悪いことしちゃった、と思いつつ。]
―――バツンッ!!
[電線が力づくで引きちぎられたような音が、J・Qの体に響く。
視界も、音も、全てがその音を最後に消えた。
残るのは「無」のみ]
―現実世界―
[戦況がどのような状況になっているだろうか、彼女にはわからない。
否、もう何もない。]
[J・Qの全機能は全て停止しており、その場で佇む鉄の塊と化していた]
−相棒に合図送るちょっと前>>200−
ふはっ
[そのときなぜか気がついた。笑ってるんじゃない。ただ怖くて肺に溜まった息が押し出されてるだけだこれ!]
いっけぇえええええええ!
うわばばばばば!
[イリーナから受け取った回転刃を、いつか聞き知ったやり方で起動する。
途端に回転と同時に振動を始めた鋸は、なるほど確かに並大抵の力で御しきれるもんじゃなかった。
でも、一太刀で良いんだ。ほんの少しの傷、ほんの少しの足止めでいいから。
たとえ振動で、腕がもぎ取れようとも!]
―――<チェーンソー>!!
[かみさまだって屠って見せた伝説の武器を、前面からの攻撃>>215に合わせて押し当てる!]
【ジャスティス】
[正確かつ高速な連続斬りが、ヒューマンの男>>214にぶち込まれる。
ヒューマンには出来ない、しようとも思わない斬撃。男は千切りに引き裂かれ、処刑完了s……異常あり!]
!!
[ゲンのカウンター>>215が、ジャスティスの肩部装甲の継ぎ目を薙いだ。角度と深度がもう少しずれていたら、腕ごと持っていかれていたかもしれない一撃。
危険。
ジャスティスはこの男への認識を改める。
そして]
[無心に小月竜を追い続けていると、大量に居たそれらはいつしか数えるほどとなり。
ついには全ての小月竜が仕留められることとなる。
殲滅されたと分かれば、フィロは一度身震いし、毛を奮い立たせた後にその場に座り、後足で耳の後ろを掻いた。
緊張の後のリラックス、一段落ついたと実感する]
セルリアンー、ツバキー、どうだったー?
[獣型のまま立ち上がると、尾を振り背の翼を緩くはためかせて、セルリアンとツバキの居る場所へと近付いた。
他に白き妖魔とヒューマンが居るのに気付けば、お座り状態で彼女らを見上げ、首を傾げる]
だれ?
[至極尤もな疑問を口にした]
[派手な戦闘が続く中、チェーンソー、無月散水等と言った攻撃に加え、J・QがジャスティスKの進入に成功。
だが、結果は…]
「J・Qが………?」
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