812 凍れる水車と奇跡の夜
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― ホール ―
[いつの間にか皆がホールに集まっていた。]
あら、皆さんおそろいなのね。
[時間が経っても冷めていないのもひとつの奇跡であろう。
キリルの言葉に微笑み>>106]
それは愛情がこもっているほうが美味しい筈よ。
[首を振るリディヤにウインク一つ>>109]
さっきのブリャニキは美味しかったから、きっと料理も上手なんだと思ったわ。
[リディヤのブリャニキは優しい味がした。]
( 116 ) 2011/12/27(火) 18:05:25
[女も食事を始める、が、少し味気ない]
……。
[ササッと食事を終えて、紅茶を飲みつつ皆の話に耳を傾ける]
( 117 ) 2011/12/27(火) 18:07:24
そうか……教えてくれてありがとう。
じゃあ…もしその人がそっちに来ることがあったら、
伝えておいてほしいんだ。
[首を傾げるのは、さらりと受け流して。>>111
レイスによく似た少年をそっと見遣る]
「あの娘は手の届かない遠くに
行ってしまったわけじゃないみたいだから、
きっとまた会えます」……って。
[自分が何を言っているかは
クレーシャにも、ひょっとしたら今の少年にも
わからないかもしれないけど。
傍にある光は、青い世界が今も
途絶えていないことを教えてくれていた]
( 118 ) 2011/12/27(火) 20:08:59
― メーフィエの現れる前 ―
[す、とナプキンを片手に、口元を拭って。]
ここが貴方の夢なら。
次に見るときに、その声の主を夢見ればいい。
[グラスを片手に持ち、口元へ運びながら]
ここが『楽園』なら。
迷っているだろうその声の主の手を引いてあげればいい。
( 119 ) 2011/12/27(火) 20:09:38
[少年に、味がわかるのか、わからないのか。
穏やかに笑ったまま、テーブルにグラスを戻し。]
もしかしたら。
貴方の記憶に、廃教会の亡霊と、遊んだ記憶ができるかも。
[冗談のように笑いながら]
楽しいゆめは、起きればとても悲しい。
稀に、ずっと眠っていたかったと思うくらい。
覚めれば、辛いばかりだというなら。
この夢を、思い出せば、いい。
クレーシャが楽園だと錯覚するくらい、優しい夢なのだから。
[背を、椅子に預ける。]
( 120 ) 2011/12/27(火) 20:10:26
それから……
[再び、おなじ灰青の眸に向き合って]
………………ううん、何でもない。
[結局彼にかけようとした言葉は飲み込んで、
苦笑いにすら満たない表情に。
背を向けると、握られた銀の鎖が揺れる。
そのままホールの扉を静かに閉じた]
( 121 ) 2011/12/27(火) 20:13:16
( A16 ) 2011/12/27(火) 20:18:46
クレーシャさんに、その気がなくても。
[くすくす笑う聲が途絶え]
ひとりぼっちのレイスを、助けてくれたのは
紛れもなく、クレーシャさんなんです、よ?
[今、なのか。先、なのか。レイスにも、解らないまま。]
( *31 ) 2011/12/27(火) 20:34:54
[グラスのシャンパンがなくなる頃。
メーフィエがホールを訪れる>>104]
今日は。
…ケープと、マフラーですか。
その人が、どうかしたんですか?
[さっきまで居ましたけど、と続けながら]
ご一緒に如何です?
[いつも一人だから、誰かが居るのは嬉しいのだけれど。
おとな のレイスに向けられた言葉>>118は。]
……………
[花を、そっと指でなぞる]
( 122 ) 2011/12/27(火) 20:35:53
レイスは、あの人に薔薇を渡したかったと。
自分は、楽園に入っていいものではないから
奇跡が、彼女に会わせてくれたのだと、言っていました。
[小さい頃は、こんな風に年上と過ごすのは当たり前で
物怖じなんてしなかったのに。
いつから、言葉をなくしていったのだったっけ。]
また、会えたら、いいと、思います。
[俯いた顔から、ぽたぽた音をたてて、涙が落ちる。
質の良い布に、少しだけ染みをつくって、消えた。]
教えてくれて、ありがとう。
[ぎゅ、と手を握ったまま。]
( 123 ) 2011/12/27(火) 20:36:08
クレーシャさん。
お兄さんのこと、覚えてますか?
[子供らしいおせっかい、だった。]
( *32 ) 2011/12/27(火) 20:38:48
修復師 レイスは、カップを手に取り、紅茶を飲む**
( A17 ) 2011/12/27(火) 20:50:53
[ぴょんこぴょんこ。カエルのようなものがついてくる]
―――あら
[廊下をいく彼女が足を止める。カエルが見上げて、
彼女の肩にひょいと乗る。
カエルは彼女の顔を見てから、その視線の先へ]
( 124 ) 2011/12/27(火) 20:51:02
[>>116現れたイライダには、小さく会釈して。
やはり顔を赤くしながらぷるぷると首を横に振った]
じゃあ……ヴァレリーさん、ロランさん、
イライダさん
私、クーフニァの方へ行ってきます。
おいしく作れたら、スコーン持って
またここに来ますね
ヴァレリーさん
すてきなものが出来たら
ぜひ、見せてください
[ぺこり、彼らへ頭を下げると
キーラの手を引き、聖堂を後にして調理場へ**]
( 125 ) 2011/12/27(火) 20:52:51
― キッチン ―
[ホールを出て、引き続きヴァレリーを探そうと
向かいにある扉を開ける。
そこにも彼の姿はなく、
アップルパイを摘んでいた見知らぬ男性だけだったが>>113]
…………人違いだったらすみません。
あなたが、いつだったか庭でお見かけした『先生』でしょうか?
[自分が隣に並ぶとコンプレックスを刺激されそうな精悍さ。
そんな彼を前にして会釈するより先に、
この問いが口をついて出ていた。
青年の中の獣としての力の大半は記憶ごと眠ったまま。
それでも彼と黒銀の狼が重なったのは、僅かな本能の働きか]
( 126 ) 2011/12/27(火) 21:09:07
[キラキラと聖堂のステンドグラスが輝いていた。
その下で、何かを一生懸命作ってる
なにやらボロっとした疲れたおおきな背中
周りで、キーラや少女がのぞき込んでいる]
なにしてるのかしら…。
[聖堂なのに]
( 127 ) 2011/12/27(火) 21:10:52
居候 リディヤは、>>127見知らぬ女性とすれ違い、ぺこりと会釈**
( A18 ) 2011/12/27(火) 21:19:06
―ん?
[少女とすれちがい、不思議そうに会釈を返してしまうと、]
…あ、もしかしてあなた―
[言う前に、彼女は行ってしまった]
あれがあの…あの人の言ってた女の子かしら…
呼び止めればよかったわね…。
( 128 ) 2011/12/27(火) 21:36:34
森の魔女 アリョールは、ヴァレリーが何かを作っているのに近づいてみた*
( A19 ) 2011/12/27(火) 21:39:05
居候 リディヤは、キッチンの中から人の話し声が聴こえた気がして、扉の前で立ち止まっている**
( A20 ) 2011/12/27(火) 22:05:47
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