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アンタも吸うんだな、煙草。
[なら別に遠慮はいらないか、と。自身もタバコを咥え。]
しかしまぁ。どうしたモンかね。もしかしなくても皆バラバラか?
[別に固まっていないといけない、ってわけでもないが。と、紫煙を上に吐き出した。
そもそも、自分は一人で歩いてしまったわけであるし。]
……なぁ。アンタ、なんであんな事言ったんだ?
いや、お前は森の番人か、って緑の帽子の奴に言ってたろう。確か。
[話す話題が特にないのであれば、疑問に思っていたことを口にしただろう。]
なんか特徴があるだとか、それともカマかけたとか。なんか理由でもあんのかな、って。
[どうであれ、暫くはヒグラシと話をするだろうか。
今後の予定は男次第。ヒグラシが一人で動こうとするなら別行動をするだろうし、特に同伴が問題ないならば、一緒に行動を共にするだろう**]
[暗い森の中が白く霞んでゆきます、氷霧。
あえかな月明かりが差し込めば、細やかな氷の粒はきらきらとその輝きを反射して、それは闇の中の星のようにも見えました。]
………、
[寒い、という少女の声に足を止めます。
確かに吐く息は白いのに、わたくしは寒さを感じることはありませんでした。]
[やがて道が開け、再び湖が視界に入り始めました。
けれど氷霧は湖の上を白く、白く覆いつくして、
確かにそこに架かっていた橋は、
霧の中にまぎれてしまっていたのでした]
[...はまっくらな森の中、あてもなく歩きながら、さすがにあてがなさすぎて足を止める]
……うー。
[小さく唸ると、]
そういえば、望めば叶うなら…
[下を見ると、サンダルがスニーカーに変わっていた]
あはっ
[楽しそうな声をあげると、...は駆け出した。傍目には発狂したかのようにでもみえるだろうか]
すごい!すごい!!どこまでもいける!
[駆け回ってたどり着くは<<わがまま娘 サユラ>>の近く]
[湖の岸辺に佇みながら、物思いにふける。
結局、湖の周囲に手がかりは何も無かった]
消えたくないって思ってたけどさ。
もしみんな消えて、おいらだけが残ったらどうしよう。
この森から出て、何が待っているのかも分からないし。
消えたほうがいいのか、消えないほうがいいのか分からなくなっちゃったよ。
[湖の入り口に立っている犬を見つめ]
教えてくれよ、お前はこの世界の住民だろう?
おいらの頭の中に、話しかけてくれよ…。
(あの日、寝室に鍵をかけていた筈なのに彼女は現れた。彼女は施錠を望んでいなかったのか、そもそもそんな意識を向けなかったことで鍵の用を為さなかったのか――)
[それは今となっては確かめる術の無いことだった。いや目の前の彼女に直接聞けばいいことなのだと理解はしていたが]
まあお互い、無事でよかったわ。
ここに居残る事が無事なのかどうかはわからないけれどね。
[口に出したのは結局、こんな他愛のないこと。何か話さなくてはという意識と、警戒感がどうも口下手にさせている]
寒い、わね。
[気がつけば随分と冷え込んでいる。歩けばいつしか湖の傍まで*歩いてきていた*]
私は物書きだ。
断じてそんな趣味ではない。変態でもない。さすがに相手を選ぶ。
[何がと聞いてはいけない]
医者といえば、そんな男も紛れていたな。
会ったかい?
姿が見えなくなって久しいのだが。
帰れたのか、攫われたのか。
人知れず消えたのか。
あぁ、煙草は吸えばいいさ。
お陰で鳥にも逃げられたが。
[顎で示した先では、淡く金色に光る金糸雀が忘れることなく歌を紡いでいる]
[2人に向かって少し疲れた表情で]
周りにはなんにもないんだ。
[犬に目をやり]
こいつがおとといおいらをここに連れてきた事には何か意味があると思ったんだけど…。
あと、調べてないのは水の中くらいだよ。
[苦笑いして]
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