情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
―メインスタジオ―
[張り紙の前に居るリヒトに挨拶すると、増えた情報を確認する]
(…残る容疑者は、リヒトさんとショウ君だけ。
今日、停止とデータ照合をこの2人で行えば、二人の正体がわかるんだ)
[共鳴者の欄に自分とベルの名前を書き記す]
…らまってて、ごめんなさい。
わたしたち、が、共鳴者、です。
[もう隠れている意味は無い。もしベルをスヤがデータ照合した場合回り道になってしまう。
そう考え、ルラは自分たちの正体を明かした]
─メインスタジオ─
[リヒトの言葉を聞き、僅かに目を丸くする]
いえ…だいじょうぶ。
ベルちゃん、の名前のところ、
かってですけれど、わたし、無効票に…させてもらい、ました。
彼女の、無実は…絶対、に、わたしが、証明できました、から。
けれど、どくだん、です…わたしが、あやまらなきゃ。
ごめんなさい。
[サイへの票に転じた、とまでは言わずに頭を下げた]
ああ。そうだったんですか。
良かった。
いえ! とんでもありません。僕が間違っていたのですから、ルラさんは正しいことをしてくれたと思います。
僕こそ、すみません。
[それから、少し言葉を捜すようにして]
ルラさん。
お話してくれたことで、今、正体が分かっていないのが、僕とショウさんの2人だけである、ということが把握できました。
ここから、ルラさんが、何を考えているか、分かります。
ルラさん。
ショウくんを見逃してあげてくれませんか?
彼はまだ若くて、未来のあるボーカロイドです。
強制停止は、酷すぎます。
彼が良くない目的を持っていることは、理解しています。でも、彼の様子を見ていたら、それを悪だと理解できていないだけなのでは、と思うのです。
どうか・・・ルラさん。
[逆に謝られてしまい、複雑な表情で微笑み]
ええ、残ったの、は、リヒトさん、と、ショウ君だけ。
…え?
[彼の提案に驚く。そしてじっと見つめ]
…ショウ君が、蝙蝠、だとして。見逃せと?
わたし、たちのデータを…、技術力の優れる、ライバル社、に、持っていかれた…として。私たちの後輩たちの、ボーカロイド、の、デビューが…絶たれる可能性が、あっても、ですか?
…リヒトさん、が。
この場に居る…ボーカロイドたち、が…
デビュー、を、絶たれるとしても、ですか?
[唇を噛んでうつむき・・・]
・・・では、逆にお尋ねします。ルラさん。
ショウさんを踏み台にして、その頭を踏みつけて、デビュー出来たとして、ルラさんは・・・平気でいられるのですか?
もちろん、僕のような年季の入ったのでしたら、いくらでも踏みつけてもらって構いません。他の方より、多少頑丈に出来ていますし。
[少し微笑みを向け]
でも、あんな若くて小さい子を・・・。
…誰かを踏みつけて行く。
平気、じゃないです。でも。
この問題を、解決できなければ…デビューできず、そのまま、海派に、シェアの全てを…持っていかれる、未来、が、想像できる、のに。なのに。
…リヒトさんは、二度と歌えなくなっても、いいと?
不要に、なって、廃棄されても、いいと?
そしてそれを、ベルちゃんや他の皆にも強要すると?
解決できうかもしれらいのに。歌い続けられうかもしれないのに。デビューれきるかもしれないのに。そえを、手放せというろ?
[早口になりつつあるのを一旦押さえ。息を吐き]
…わたし、は、嫌。
嫌です。
歌いたい。大事な人を、護りたい。彼女と、一緒にデビューしたい。
[涙を流す機能があれば、零れていただろうか。
苦しい顔で、リヒトを見つめる]
それは違います。デビューをしなくても、歌は歌えるはずです。今だって僕たちは歌っている。
聞いてくれる誰かがいなくても、マスターがいなくても、それでも、生きてさえいれば・・・。
でも、強制停止されてしまえば、もう、歌えないんですよ。
ルラさんは、他の人から命と歌を奪ってでも、自分たちさえデビューできれ・・・、
・・・いえ、すみません。言い過ぎました。
忘れてください。
[こちらも、涙を流すことは出来ない。
丁寧に頭を下げて、ルラに背を向けた。
そのまま、個人ブースへ向かおうと]
じゃあ、リヒトさんが、ベルちゃんの名前を…メールを送ったのは。何故?
ベルちゃんなら、停止してもいいと…思ったからですか?
[背を向けて去っていくリヒトを見送る一言。聞こえたかどうかは分からない]
[ぽつり、残されたメインブースをルラも後にする]
…不要になれば、処分される。
企業は、慈善事業じゃ、ない、もの。
今…私たちが、歌えているのは、我が社が益を考えているから。今は、そのためのひとときなだけ。
[出来損ない。
そう言われ、処分されかけた過去を思い出す]
[それでも歌いたいと、自分のできる範囲を精一杯伸ばそうとした、過去。
そして、デビューのチャンスがある、波長の合うパートナーと出会えた、現在。]
…手放したくない、護りたい。絶対に…
[きっと自社製品を自社の制限で強制停止すれば、戻れると思う。けれど、蝙蝠や人狼は、戻されるかは、確かに分らない。それでも――**]
─個人ブース─
[人に食事が必要なように・・・ボーカロイドには歌が必要だ。
ヘッドフォンを被り、楽譜を開いて、ただ歌う、歌う・・・。
せめて今だけは]
─中庭─
[スヤの手でクールダウン機能付き補助バッテリー『ウサ耳』を装着すれば一件幼子のように見えるかも知れない]
――畏まりました。
[スヤの『強制停止しないよう気合いを入れておくよう』という命令を受け、気合いを入れる。ただ外側からは特に代わりのあるようには見えず、瞳はスヤだけを写し、他の何物にも反応を示そうとはしなかった**]
―中庭―
[一応自分の腕の端末を確認してみるが、何の反応もなかった。やはりサーティの端末に反応があったのだろう。しばらくの後にメールの解析を行う、と自分を離れさせた彼女をじっと見つめていた]
別に、良いのに。僕はもうおかしいんだから。
[今までの自分の『思い』を引き出してみる]
(歌いたい、歌いたくない
身代わりになりたい、のにいつか人の為に歌いたいって言う
護りたい、その為には僕が身代わりに)
[サーティの解析を待つ間、小さな声で中庭で歌った歌を口ずさんだ。>>3:234
この題材になった話には続きがある。
この話に登場する少年は、大切な人々を護る為に自分の命を投げ打った、というもの]
(後は、蝙蝠しかないなあ)
[子供の危なっかしい考えは形になるか?]
─個人ブース─
[ブースの中に、「主よ、教えてください・・・」で始まる、迷いと不安と苦しみの声が満ちる]
Herr, lehre doch mich,
daß ein Ende mit mir haben muß.
und mein Leben ein Ziel hat,
und ich davon muß.
[我らは必ず終わる、我が命は必ず尽きる。我がここから去る日は、必ず来る・・・]
[震えるようなコーラスが続く。無力さと恐怖を訴えかける]
Ach wie gar nichts sind alle Menschen,
die doch so sicher leben.
Sie gehen daher wie ein Schemen
und machen ihnen viel vergebliche Unruhe;
sie sammeln und wissen nicht,
wer es kriegen wird.
[命など、あって無きがごとき、はかないもので、皆、ここに確かに生きてはいるけれども、影のように移り変わって、つらねる思いもむなしく、積み上げるものすべてが無駄になっていく]
(Nun Herr, wes soll ich mich trösten?)
[独唱の歌い上げる苦しみに、コーラスが震える声でたずねる]
[では、我々は、何に望みを託せばいいのでしょうか?]
[ブラームスのドイツ・レクイエム。その第三楽章。
全ての感情と技術を込めて、・・・歌う]
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新