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[最後尾タラップ→前車両]
[シュテファンの肉を巨大な獣が貪る。ぴちゃ…ぴちゃ…という音が廊下にまで響く。…は、その部屋の前、廊下に煙の様に立っている]
衝動に突き動かされた…獣。
貴方は…何を求めているの?
…何の為に生きているの?
[…の瞳に恐れの色は無く…ただただ、憐れみに満ちている。
すっと、懐から一枚のカードを出す。カードは「死神」の逆位置…意味は「孤立」「孤独」…]
[サーシャが蕩けたような表情でわらう、零れる苦い呟き]
……ちがう、
[否定したかったのは何だったのか、
彼が“狼様”であるという事実だろうか。
あるいは彼が獣であることを喜ばしいこととするサーシャの言葉か。
きっと両方だと、気づいて]
私は彼に、人間であってほしいんだ……。
[恐れよりも先立つ痛みは、
語りかけようと零れる言葉は、ただそう望んでいるから]
[発した言葉にミハイルの紅い眸が己を向く]
――……、
[首を振る仕草、それは否定にも何かに抗うようにも見え、
追い詰めたのは自分の言葉と行動かと後悔が過ぎる。
けれど、言葉は届いている。追わぬ理由はない。
掌をコートで拭えば、かすかに赤い線が付いた]
待って――…、
[うなりに混ざる言葉が、聞こえた。
人を襲うなら止めたくて、急いた足でその後を追う*]
[一度目の咆哮。忘れもしない、あれは狼の。つまり、車内に混じる狼の…]
!
[眠気等一気に吹き飛んだ。身を起こし、声の方向を見遣る]
…エーテル……は?
[列車の最後尾に向かったはずの彼女の身が心配になった]
[部屋から飛び出そうとして、思い止まる。ドアノブに手を伸ばせば、右手の甲に残る忌ま忌ましい爪痕が視界に入る]
……。
[やはりこの傷は、極力隠して置きたかった。振り返り見回すと、手袋はベットの上に無造作に置かれていた]
ああ、そのほうがいいだろう。
シャノアールさんの部屋を確認したら、食堂に――
[予定外の出来事が起こってしまったけれど、当初の目的は果たされていない。
だからそれを為してからと口に仕掛けた己の瞳に、女の影が映る]
――――……アナスタシア、さん。
[つい先刻、食堂から去る背を見送った長い髪の婦人。
思い詰めたようにも見えるその姿は――既に生を持たず。
ただ、己はヒトだと、其れだけを伝えてくる]
[覆ったままの唇から漏れる呟きをナタリーが拾う事があれば、「アナスタシアさんも亡くなったようだ」と事実のみを告げる。
――その刹那、列車内に獣の咆哮>>36が響き渡った]
― 一等車両 ―
[そこに見つけるのは、殺されてほどないだろう写真屋の男の亡骸。
獣はその亡骸を前足で押さえると、その腕に牙をたて、ばきりばきりと肩からその腕をへし折り引き千切った。
そしてその腕をそのまま場牙帰途噛み砕き、それが二つに割れて落ちると、今度はアバラの下、腹に食いつき、ぐちゅぐちゅと肉を噛み千切る。
そこに飛ぶのは、血飛沫と肉片。
人がただの肉塊になっていく様子。]
[隣の部屋から、何やら恐ろしい音が聞こえて来ます。
果たしてあれは、こっちまでやって来るのでしょうか?そうなったらおしまいです。
それとも、誰かが都合のいいヒーローが何とかしてくれるのでしょうか?あるいは隣だけで満足し、どこか遠くへいくのでしょうか?
少女は小さく丸まって、荷物入れの中に隠れています。己の身に似た、白い羊を抱きしめながら。]
[そして、あらかたシュテファンの食えそうな部分は食しただろう。
それを追いかけてきたロランやサーシャはどんな顔で眺めていたのか。
だが、獣はそれだけでは飽き足らず、また匂いを嗅ぐ…。
それは、やわらかく、甘くて瑞々しい子どもの香り…。]
[隣の部屋が騒がしいです。
悲鳴や怒号が聞こえてくる気がします。
誰かが昔いっていました。人間が力を合わせれば、人狼だって倒せるのだと。
今聞こえてくるのはうなり声や何かが折れる音、ぐちゃぐちゃりとした粘り気のある不快な水音、悲鳴、うなり声…。
果たしてあれに対し、本当に人間は勝てるのでしょうか。やっぱり人間は、エサに過ぎないのしょうか。ふるふると体育座りで震えながら、少女は耳を澄ませています。]
[獣は今は食うことに集中していた。
そして、そのまま、隣の部屋に移動しようとする。
それは、多少の制止や叫びでは止まらないだろう。
今はまともな声もまるで夢のような高揚感。
おそらくは何かしらの武器を持って攻撃しない限り…人間の部分は、どんどんと獣の本能に埋もれていく。]
― 一等車両 ―
[それが最初から“死んでいた”ことなど、知らない。
辿りつけば、既にその食事は始まっていて、
悲鳴の一つもなかったことがおかしい、と気づけなかった]
――……ッ、
[亡骸が肉塊に、――ただのモノになってゆく。
跳ね上がる血飛沫も吐き気を催すような血臭も、感じているのに遠い。歩みを進めれば、靴底の粘ついた感触、ぴちゃり、跳ねて白に赤の彩がまた、増える。]
何故私を襲わない。
[こぼれた呟きに問う意図はなく。
ただ、その手はコートの下の火器に触れて]
[クローゼットの中には、新鮮な少女が震えながら潜んでいます。
果たしてそれは、床に横たわっているおねーさんと比べてどちらが美味しそうでしょうか?
少女に出来ることはただ、震えながら待つことだけです。]
― 一等車両 ―
[小傷の目立つ金の懐中時計を、無造作に投げ上げては片手で受け止めた。ぱし、という乾いた音が室内に響く。]
形見とか言われたって、顔知らねーし。
遺すんならもっとマシなもん遺せってんだ、ったく。
………
[否、屋敷にはもうこの懐中時計しか残されていないのだろう。殆どが処分されたようだと、部屋付きの使用人が語った。
母親――事故で死んだ継母ではなく、生みの母――の持ち物だというそれは、一度とて止まることなく二十数年もの時を刻み続けている。]
― 一等車両・カチューシャのいる部屋 ―
[そして、カチューシャの匂いを辿り、その部屋に獣は入る。
すぐにクローゼットに寄ると爪をその戸にがりりと立てた。]
ガオオオンッ……グルルルル
[クローゼットを揺らしはじめる。
それは明らかな目的のある行為。
少女を襲うという……。]
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