人狼物語(瓜科国)


577 【憑狼】それでも列車は北へと向かう【飛び入り歓迎】


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無頼な整体師 ミハイル

― 食堂車 ―

[サーシャの様子はどうだったろうか。
 左手首ににじむ血の匂いに、獣はだらだらと涎を流す。

 そのとき、声をあげてその前脚を掴んでくるロランに気がつくだろう。
 避けるまでもなく、黒い毛皮に白く細い指が埋もれるが、その脚はビクともしない。]

 ウルセェ……。

            ウルセェ……。

[獣とも人とも区別のつかない、空気交じりの引く声がその喉から漏れる。]

( 43 ) 2010/11/25(木) 09:34:55

無頼な整体師 ミハイル、それから、ロランを威嚇するように、咆哮をあげ牙をむいた。

( A8 ) 2010/11/25(木) 09:36:09

落胤 ロラン

―食堂車―
[柔い掌が、針のような毛を掴めばそれだけで痛みが走った。
 力を込めて引っ張っても、痛いだけでどうにもならない、少し掌は傷ついたかもしれなかった]

――……、……

[声のようなものが聞こえれば、
 咄嗟に名前を呼びそうになって押し黙る。
 皆にも彼だと気づかれるのは、時間の問題だと思ったけれど]

……君の獲物は私ではないのか。

[小さく低く囁けば、鼓膜を揺るがす咆哮。
 思わず、腕は離れて身を竦める]

( 44 ) 2010/11/25(木) 09:52:34

無頼な整体師 ミハイル

[威嚇すると、ロランの手が離れる。
 その手が少し切れたのか、血の匂い。
 獲物は私ではないか、というロランにちらと視線は向けただろう。
 だが、首を振ると、サーシャからも離れ、また前車両のほうに脚を進め始めた。


 そう、そこにある、シュテファンの遺体。
 それが今食うのに一番最適な、

 死んだばかりの新鮮な肉。]



 クワセロ……。



[不気味な声をあげて、獣はそちらに向かっていく。**]

( 45 ) 2010/11/25(木) 09:59:21

青年 サーシャ

[元来、別の狼に仕えるべき狂人の悩みなど。
初めて出来た、人間の友人に心惹かれる悩みなど。
──狼の咆哮は、瞬時にかき消した。はずだった。]

狼様っ!?

[はじかれたように顔を上げる。同時に駆けだしていいはずの体は何故か動かない。
一瞬の逡巡。その間に、獣は食堂車へと姿を見せる。]

ぁ……あ……あ……!!

[……今度こそ吹き飛んだ躊躇。自然に、椅子を降り跪く形になる。

なんと気高い姿だろう。なんと美しい姿だろう。なんと恐ろしい姿だろう。

──逃げ出したくなる本能的な恐怖をねじふせる。そのことにすら、脳が焼き切れそうな昂揚を感じる。]

( 46 ) 2010/11/25(木) 10:08:22

青年 サーシャ

狼様……。

[褥で囁かれるかのような、うっとりとした声。

その爪で切り裂かれたならば、腹や喉に溜まるどろどろした感情も、ぼんやりとした苛立ちも全てぶちまけられるのだろう。
その牙に貫かれたならば、この迷いも一瞬で砕け散るのだろう。]

狼様……。

[黒くつややかな毛皮に、そっと手のひらを埋める。]

……ぁ

[そうすれば手首の傷に鼻先を近づけられて、胸がちくりと痛んだ。
──狼が村を旅立ったとき、自分でつけた傷。それがこの黒い狼の前では、ひどく恥ずかしいものに思えて。
けれでも彼の鼻先に押しつけるように腕の角度を変える。狼が望むならその通りに。狼のやりやすいように。そんな自然な反応。]

( 47 ) 2010/11/25(木) 10:22:34

青年 サーシャ

[姿に。息づかいに。毛皮の感触に。幸福を拾う脳は溶けてしまいそうだ。]

ろらん。

[友人が駆けてくる。その必死な姿と対照的に、とても、とても幸せそうに笑った。]

おーかみさま、いたよ。あいにきてくれた。

[ぎゅう、と、硬い毛に頬を押しつける。]

( 48 ) 2010/11/25(木) 10:46:12

青年 サーシャ

……しんじゃったかも、なんて、おもってごめんなさい。
でもね、おれ、がんばったよ。じゃまなひと、ちゃぁんと。

[後半は獣の声にかき消されたかも知れない。咆哮に、本能が体をびくり、震わせる。]

あ、……。

[離れていく獣。名残惜しげに指先に絡んだ毛を離す。
その姿がドアを完全にくぐり抜ける前に、ぱっと立ち上がった。

誰にも止められなければ、狼の後を追い、前車両のほうへと向かうだろう。
そして、そこで狼の食事を見ているのだ。オーロラに感動する子供のように、陶然とした瞳で。**]

( 49 ) 2010/11/25(木) 10:46:23

永遠の旅人 エーテル

[最後尾タラップ→前車両]

[シュテファンの肉を巨大な獣が貪る。ぴちゃ…ぴちゃ…という音が廊下にまで響く。…は、その部屋の前、廊下に煙の様に立っている]

衝動に突き動かされた…獣。
貴方は…何を求めているの?

…何の為に生きているの?

[…の瞳に恐れの色は無く…ただただ、憐れみに満ちている。
すっと、懐から一枚のカードを出す。カードは「死神」の逆位置…意味は「孤立」「孤独」…]

( 50 ) 2010/11/25(木) 11:24:35

落胤 ロラン


[サーシャが蕩けたような表情でわらう、零れる苦い呟き]

……ちがう、

[否定したかったのは何だったのか、
彼が“狼様”であるという事実だろうか。
あるいは彼が獣であることを喜ばしいこととするサーシャの言葉か。
きっと両方だと、気づいて]

私は彼に、人間であってほしいんだ……。

[恐れよりも先立つ痛みは、
 語りかけようと零れる言葉は、ただそう望んでいるから]

( 51 ) 2010/11/25(木) 11:36:58

落胤 ロラン

[発した言葉にミハイルの紅い眸が己を向く]

――……、

[首を振る仕草、それは否定にも何かに抗うようにも見え、
 追い詰めたのは自分の言葉と行動かと後悔が過ぎる。

 けれど、言葉は届いている。追わぬ理由はない。
 掌をコートで拭えば、かすかに赤い線が付いた]

待って――…、

[うなりに混ざる言葉が、聞こえた。
 人を襲うなら止めたくて、急いた足でその後を追う*]

( 52 ) 2010/11/25(木) 11:39:49

賭博師 ユーリー

[一度目の咆哮。忘れもしない、あれは狼の。つまり、車内に混じる狼の…]



[眠気等一気に吹き飛んだ。身を起こし、声の方向を見遣る]

…エーテル……は?

[列車の最後尾に向かったはずの彼女の身が心配になった]

( 53 ) 2010/11/25(木) 12:59:21

賭博師 ユーリー

[部屋から飛び出そうとして、思い止まる。ドアノブに手を伸ばせば、右手の甲に残る忌ま忌ましい爪痕が視界に入る]

……。

[やはりこの傷は、極力隠して置きたかった。振り返り見回すと、手袋はベットの上に無造作に置かれていた]

( 54 ) 2010/11/25(木) 13:07:24

賭博師 ユーリー

[手袋を嵌め、特等室を出る。一等車両に入った所で、二度目の咆哮を聞く]

意外と近い?

[通路を進めば、人の群れが……**]

( 55 ) 2010/11/25(木) 13:23:17

講師 ダニール

― シュテファンの個室 ―

[扉を開いたままの客室から後退った背に、ひやりとした指先>>32が触れた。
微かな震えを伝える其れに、意を決し部屋へと踏み入る]

……シャノアールさんも、こんな風に殺されていたんだろうか。

[聞いていたシャノアールの殺害状況と、目の前のシュテファンの状況は符合する。
ナタリーの疑問>>34には、ゆるく頭を振って]

……分からない。
ただ、人間の仕業ではないようだよ。

[人狼の仕業とは言い切らずに告げる。
知らせに行かなければと言う彼女には、頷いて見せて]

( 56 ) 2010/11/25(木) 14:02:05

講師 ダニール

ああ、そのほうがいいだろう。
シャノアールさんの部屋を確認したら、食堂に――

[予定外の出来事が起こってしまったけれど、当初の目的は果たされていない。
だからそれを為してからと口に仕掛けた己の瞳に、女の影が映る]

――――……アナスタシア、さん。

[つい先刻、食堂から去る背を見送った長い髪の婦人。
思い詰めたようにも見えるその姿は――既に生を持たず。

ただ、己はヒトだと、其れだけを伝えてくる]

[覆ったままの唇から漏れる呟きをナタリーが拾う事があれば、「アナスタシアさんも亡くなったようだ」と事実のみを告げる。

――その刹那、列車内に獣の咆哮>>36が響き渡った]

( 57 ) 2010/11/25(木) 14:05:52

無頼な整体師 ミハイル

― 一等車両 ―

[そこに見つけるのは、殺されてほどないだろう写真屋の男の亡骸。
 獣はその亡骸を前足で押さえると、その腕に牙をたて、ばきりばきりと肩からその腕をへし折り引き千切った。
 そしてその腕をそのまま場牙帰途噛み砕き、それが二つに割れて落ちると、今度はアバラの下、腹に食いつき、ぐちゅぐちゅと肉を噛み千切る。

 そこに飛ぶのは、血飛沫と肉片。
 人がただの肉塊になっていく様子。]

( 58 ) 2010/11/25(木) 14:47:05

無頼な整体師 ミハイル、黒い毛並みが血でてらてらと光っている。

( A9 ) 2010/11/25(木) 14:49:37

沈黙の カチューシャ

[隣の部屋から、何やら恐ろしい音が聞こえて来ます。
果たしてあれは、こっちまでやって来るのでしょうか?そうなったらおしまいです。

それとも、誰かが都合のいいヒーローが何とかしてくれるのでしょうか?あるいは隣だけで満足し、どこか遠くへいくのでしょうか?

少女は小さく丸まって、荷物入れの中に隠れています。己の身に似た、白い羊を抱きしめながら。]

( 59 ) 2010/11/25(木) 14:57:49

無頼な整体師 ミハイル

[そして、あらかたシュテファンの食えそうな部分は食しただろう。
 それを追いかけてきたロランやサーシャはどんな顔で眺めていたのか。

 だが、獣はそれだけでは飽き足らず、また匂いを嗅ぐ…。

 それは、やわらかく、甘くて瑞々しい子どもの香り…。]

( 60 ) 2010/11/25(木) 15:08:55


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永遠の旅人 エーテル
6回 残1324pt 飴
沈黙の カチューシャ
21回 残777pt 飴
青年 サーシャ
25回 残326pt 飴
落胤 ロラン
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放蕩息子 ベルナルト
15回 残810pt 飴
医者の娘 ナタリー
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陽気な女将 サンドラ
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賭博師 ユーリー
13回 残1133pt

犠牲者 (3)

案内人 ラビ (2d)
背徳の賢者 シャノアール (3d)
写眞店店主 シュテファン (4d)

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放浪者 イヴァン (3d)
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突然死者 (0)

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