人狼物語(瓜科国)


577 【憑狼】それでも列車は北へと向かう【飛び入り歓迎】


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落胤 ロラン

[嘲るような言葉に、きつく口唇を引き結ぶ。
 彼の言っていることは的確なのかもしれない、けれど]

……何が悪い。
君のせいで痛いのなんて、私の勝手だ…!

[無茶苦茶なことを言った。
 その間にも、彼の獣への変化は全身に及んでいく、針の様に煌く黒檀の毛並みと紅玉の眸。サーシャの高揚した声を思い出す、この力ある獣には確かに狂気を誘う何かが、ある。
 
 力ある者の象徴のような鋭い爪と牙の輝きに、気おされる。威嚇の唸りに、見開いた瞳は、その紅を瞳孔に映しだした]

ミハイル――……
私を喰らう気に、なったのか?

[言葉を発さぬ獣に問いかけながら、
 その身は小さく後ずさる、恐れと畏怖と――けれどやはり、痛みをもたらすものは消えず、残って]

( 27 ) 2010/11/25(木) 03:25:55

落胤 ロラン


[だからこそ、喰われるつもりはないのだけれど**]
                              

( 28 ) 2010/11/25(木) 03:30:18

青年 サーシャ

[ロランとミハイル。言葉を交わした数の多い二人が去ってしまえば、食堂車は急にその空気を変える。

よそよそしく。広く。ぎゅうぎゅうの。ざわざわ。ぞわぞわ。]

……。

[いつも感じていたもの。何を言っているかがわからなくて、何を求められているのかがわからなくて。
空想に逃げればより一層遠くなるし、膜で隔てられているような気がするのに、突き刺さる痛みだけが通り抜けてくる。]

……食べられたら、死んじゃうけど、食べてもらえる。

[答え損ねた、ミハイルの問い>>3:99の答え。小さく呟いて、彼の唇の動きを思い出そうとする。
『いい子だな』と言ってくれた低い声。舞い上がるような幸福を呼び覚ますはずの……人狼の声。
けれどそれは、回想の中でさえ、ロランの悲痛な声にかき消された。]

( 29 ) 2010/11/25(木) 03:54:09

青年 サーシャ

……なんでかな。

[彼が人狼だと、確信が持てていないから?
理屈をつけてみる。うまくいかない。狂った感覚が、彼を狼だと告げている。]

わかんない。……わかんない。

[ぶつぶつと小さなつぶやき。自分の中に完全に入り込んでしまって、周囲の騒ぎには気がつかない。
アナスタシアが出て行ったことも。ユーリーが愛を語っていることも。

……ましてや、別の部屋で、ロランが危険にさらされていることなど、気づけるはずもなく。]

がたん、ごとん。がたぁん、がたぁん……

[揺れる列車の音をいつしかなぞり始める、その瞳の焦点はどこにもあわないまま。**]

( 30 ) 2010/11/25(木) 03:55:24

賭博師 ユーリー、[何か夢を見ているようで。知らず知らずのうちに涙を零していた**]

( A6 ) 2010/11/25(木) 06:05:05

医者の娘 ナタリー

>>19
はい、大丈夫です。

[ダニールの導きでシャノアールの部屋へと向かう。
足元を照らす仄かな灯りを見つめながら、
ダニールの背中を視界の端に捉えながらゆっくりと歩いていく。
とはいえ、彼もそれぞれの部屋は把握していないようで。>>20]

すみません、私もよくわからなくて…。

( 31 ) 2010/11/25(木) 06:31:42

医者の娘 ナタリー

−シュテファンの個室前−

[ダニールが扉を開けた途端、血の臭いが鼻についた。
けれど、彼は、部屋を間違えたというー。>>22
背中ごしに覗き込むと、血を流し横たわっていたのは。]

あぁ、シュテファンさん…。

[彼が食堂車を出ていったのはつい先ほどのことだったのに。
きっと彼もまた温かいのだろう。

口元を手で覆いつつ、もう一方の手で、 ダニールの背に触れた。
その手は小刻みに震えていて、恐怖のためか寒さのためかひんやりとしていた。

胸元に深々と突き立てられているナイフ。
シャノアールの死体に刺さっていたものと同じだということは、
彼女もまた気づかなかった。]

( 32 ) 2010/11/25(木) 06:46:23

無頼な整体師 ミハイル

― どこかの個室(おそらくは二等車両 ―

>>27

[獣は唸り声をあげる。
 大きいが、確かに獣である足は、ゆっくりとロランのほうに歩み寄る。
 人の姿でもラビの首を片手でへし折ったその力は、人狼化すればその倍にもなっただろう。



 だが、もちろん、不死身なわけではない。
 シャノアールが言ったように……攻撃されれば、普通に傷つき、死ぬ存在。

 同時にそれは小さいといえども、火器は最大の武器でもある。]

( 33 ) 2010/11/25(木) 07:21:29

医者の娘 ナタリー

誰がこんな…?

[行動を共にしているダニールも答えようがない問いを口にする。
もしかしたら人狼の仕業だと聞かされるかもしれないが。]

あ…他の人にも知らせないと…。

[そう口にしたものの、すぐには体は動かなかった*]

( 34 ) 2010/11/25(木) 07:28:55

無頼な整体師 ミハイル

[しかし、それでも相手は柔肌のか細い女。
 それがわかっていたのに、

 獣はその前まで歩み寄ったあと、ロランの細い身体に軽くぶつかると、横に押し退けた。
 おそらく彼女には絶体絶命な気がしたかもしれないが…。]

( 35 ) 2010/11/25(木) 07:30:59

無頼な整体師 ミハイル

 グルルルル……

[そして、ロランを押し退けた獣は、そのまま、二等車両の廊下に出ると、]

 ――……           !!

[明らかに獣がいるという遠吠えをした。
 それはきっと、人狼事件を経験したものには、その恐怖を呼び起こさせるのに十分な声だっただろう。]

( 36 ) 2010/11/25(木) 07:37:16

無頼な整体師 ミハイル

[その獣は遠吠えのあと、ピタリ止まると、何かを探すように……。

 そして、その匂いが前方から、一等車両あたりから流れてくるのを感じ取れば、そちらに駆け出していく…。]

 ガルルルルル……

[まずは、食堂車にその姿を見せた。]

( 37 ) 2010/11/25(木) 07:45:32

沈黙の カチューシャ

[びくり。
聞こえてくるうなり声に、かつての記憶がよみがえります。

そして知らず、体がふるふると震えだしました。
落ち着け、落ち着けと、荷物入れの中にその小さな身体を押し込め、隠れようとします。
おとうさんも、おかあさんも、おにいさんも、おねえさんも、みんな人狼に殺されてしまいました。次こそは、少女の番なのでしょうか?]

( 38 ) 2010/11/25(木) 07:52:43

無頼な整体師 ミハイル

― 食堂車 ―

[そこには誰がいただろうか。
 やはり一番に目についたのは、ただ、亡と座るサーシャだっただろう。
 その横を黒光りする獣が歩いていく。

 おそらく、イヴァンの死体のところにまず向かうと、その匂いを嗅ぐ…。
 だが、毒にやられたものとわかったのか、顔を背けた。

 そして、新たな血の匂いはどこだとサーシャに近づいていく…。
 その左手首から、新鮮な鉄の匂いを感じたのかもしれない。]

( 39 ) 2010/11/25(木) 08:12:15

落胤 ロラン

[獣が――ミハイルが近づいてくる、
 彼自身が言葉を発さなくとも、こちらの言葉は通じているものと思って。ただ問いの返答を待つように、火器に触れる手は動かぬまま、ただその爪と牙と、紅い眸を注視していた]

――……ッ、あ

[けれど、その凶器は動かない。
 扉を塞ごうとする体が弾かれれば、ただ退けられただけで、体には痛みも熱も何も伝わってはこなかった。慌てて戸口を振り返れば、存在を知らしめるような遠吠え]

ミハイル……!

[人の集まるほうに駆け出していく、その後を追う。]

( 40 ) 2010/11/25(木) 08:53:28

無頼な整体師 ミハイル、落胤 ロランが追ってくるのはわかっていたが、構わず、サーシャの左手首に鼻を寄せる。

( A7 ) 2010/11/25(木) 09:13:51

落胤 ロラン

[――喰わせたくない。
 思いは酷く独善的で自己満足だ。
 人も獣も、食わなければ生きられないだろうに。]

“でも喰いたいと思ったらどうするんだ?”

 その問いに苦痛を見出したのは、思い込みか願望だろうか
 わからないけれど、そう感じたのなら、思ったのなら]

……ああ、
止めれば、いいのか。

( 41 ) 2010/11/25(木) 09:25:01

落胤 ロラン

―食堂車―
[息を切らせて食堂車にたどり着く、
 その場は獣の来襲にどのような状態だっただろう、サーシャへと近寄る姿に駆ける。とりあえず止めなければと咄嗟に取った行動は――]

やめて…!

[獣の腕に掴みかかること、
 先ほどのように簡単に弾かれるだろうことは頭になくて]

( 42 ) 2010/11/25(木) 09:26:34

無頼な整体師 ミハイル

― 食堂車 ―

[サーシャの様子はどうだったろうか。
 左手首ににじむ血の匂いに、獣はだらだらと涎を流す。

 そのとき、声をあげてその前脚を掴んでくるロランに気がつくだろう。
 避けるまでもなく、黒い毛皮に白く細い指が埋もれるが、その脚はビクともしない。]

 ウルセェ……。

            ウルセェ……。

[獣とも人とも区別のつかない、空気交じりの引く声がその喉から漏れる。]

( 43 ) 2010/11/25(木) 09:34:55

無頼な整体師 ミハイル、それから、ロランを威嚇するように、咆哮をあげ牙をむいた。

( A8 ) 2010/11/25(木) 09:36:09


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19回 残572pt
永遠の旅人 エーテル
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沈黙の カチューシャ
21回 残777pt 飴
青年 サーシャ
25回 残326pt 飴
落胤 ロラン
39回 残500pt
放蕩息子 ベルナルト
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医者の娘 ナタリー
17回 残909pt 飴
陽気な女将 サンドラ
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