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>>87
ふふん。
色んなことに面白みを見出すのがあたしのとりえの一つというやつよ。
[だから末小吉の結果だろうと否定しないでいられた。
凶系だったらまあ……なんかまわりにペイントとかしてごまかしてその結果次第で面白くとかなんとかしたかなあ?
その辺の鍛錬が、パトリックの態度>>86を見ると足りないように感じられた。
ここはひとついずれ何かご教授するべきだろうか。気が向いた時に。
ペトロが期待してるのってそういうのじゃないような気がするけど結局気にしない!]
[6日後、そしてそれから幾日かが過ぎていった。
まさにぺらぺらのビニールハウスのようだった「海」の傍のベースキャンプは、今や小型の帆布がしっかり張られた第二の基地となっていた。
とはいえヤマダサイズではあるのだが。]
ふふ
[そして今日は、さらに本家の基地からトロッコで運んできたものを海へと放つ日でもあった。
小型の太陽電池式台車にそれをロープでうまく乗せ換えると、海へと、砂浜へと進んでいく。]
マングローブ
[静かな波が寄せて濡れる場所までつくと、基地で培養され、黒いポットに入れられたその苗を、濡れて色が変わった砂浜に下した。]
湿気ないように
[早いうちに。
小さな爆弾を土に埋めると、ちょっとだけ離れて即発火させる。
このサイズが一番お手の物なのだ。
ぼんっと一部分だけの砂が上に跳ねる。
またすぐに駆け寄って、柔く抉れた砂浜に苗を埋める。]
急げ、急げ
[トロッコの中には、15(20)個もの苗がまだ残っている。
今日でみんな、砂浜に埋めてしまうつもりだ。]
疲れたなあ
[暫くの後、ちょっとした小さなマングローブ林の中、前に端材で拵えたリゾートで寛ぐような寝椅子の上に寝転がるヤマダの姿があった。
木陰が椅子に掛かり、少しの風が苗の小さな葉を少しだけ揺らす。]
気持ちいい
[こんな時に、向こうから、あの人が現れたら最高だ。
そうしたら本当に幸せなまま自分の意識を構成するクラスタは分解し、見えないほど小さな生き物に戻って、マングローブの林の根元に散っていくだろう。
初めてあの人を探してたどり着いた星でそうなったのだ。
自分は元の自分ではなく、小さな何かの集合体だ。
ずっと速い速度でずっと生まれ変わっていく何か。
この「体」に何をされても一旦分断されたのち、何かは再び集まって自分を再構築する。
あの人に会うまでは。]
[でも、それでも自分の意識が自分のままであり、何もかもを覚えているうちは自分は自分だ。
たまに、あの人をこんなに必死に探すのは、もはや小さな何かの意思なのかもしれないと思うことも有る。
でも、それでも構わない。
今の自分に不満がない。]
あの人に会いたい
でも、あと68(100)年くらいは、こんなふうに過ごすのも悪くないかもしれないね
[ころりと寝返りをうちながら、空を見上げた。
薄い淡香◆色の空が、苗の葉の向こうに透けて見えた。]**
ふうん。
まさしく“喰うか喰われるかの世界”の喰われる方だったってわけねえ。
[遥か彼方まで広がる宇宙(そら)を見上げながらそんなことを言う。>>88>>89>>90
同情などという甘い言葉を感じさせないかのような響きで言ってのけるあたし!
何せそこまでの好感度ではないし]
……宇宙は広大だよ。
で、あちこち逃げる中色んなやつらと通りすがりに関わりを持ったりもした。
しがない貿易船……
なんか過酷なギャンブルを生き残ったとかで「狂気の*13月*方面帰り」とまで呼ばれるようになってしまったやつ……
宇宙海賊戦艦ブラックエンペラー……
[この中じゃあ宇宙海賊戦艦のやつらと一番関係は近いかねえ。同盟相手だから。
「宇宙海賊の世界は要するに喰うか喰われるかだ」と言っときながら妙に義理堅いやつが船長だ。まあ嫌いじゃない]
だが、……ケルベロス艇とは初耳だねえ。
[同盟相手エトセトラから話を聞きかじった覚えもない。
活動そのものを休止しているのかあるいは……
めちゃくちゃ黒そうなイメージを抱くあたし! でもブラックエンペラー言うほど外も中も黒くないし……いやその話はあとだ]
さぞやいろいろあったんだろうけど……
喰われて終わりじゃない、というのは非常にかけがえのないことだとは思わないかねえ?
[あたしに言えるのはこのくらいだ。
負けず嫌いってわけじゃないし、育ての親的な奴らが負けたからこそ自由を拾えたからして、
命あっての物種というのが第一の座右の銘と言ってもいい。だからだよ!]
……こうして何かを作り出すこともできるしねえ。
[語る者と聞く者の真上で、宇宙は変わることなく拡がっていた**]
[そして、大岩を崩し、芸術的な*11岩燕*を模した扉を作り上げる!
それを、]
うきゃきゃきゃきゃ!
[狂ったように、つけ始め、
記念すべき最後の87個目!]
[誰かを狂わせる、自身も狂う。
そんな人生、嫌いではない。]
うきゃきゃきゃ!!!
神様のために!がんばーるどー!!
[今日も今日とて、ファズボールは狂う。
新たに出来た目的のために。**]
[同情めいたものが無い事については、何も反応が無い。
むしろ、同情のようなものを向けられた方が、困るというものだろうか。
パトリックにもプライドというものはある故に、同情が無い方が有り難いのかもしれないが、その内心は外からは窺い知れない。]
……ふん。
まあ、宇宙海賊でも無いのだから当たり前か。
情報収集が足りないと罵る気にもならん。
[その言葉を出す時点で、半ば言っているようなものだが。]
ブラックエンペラーか。
聞いた事はあるが、特に+裏+(興味はない/歯牙にかける気にもならない)船だったな。
かけがえのない事か。
あの男は言ったのだよ。
『そいつは、宇宙刑務所送りにする。
生き地獄を味わって貰おう』──と。
……。
[思えば、あの男の事だ。
生き地獄という言い方も、宇宙海賊ゆえの言い方、言い放っただけという可能性もあるが……。]
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