人狼物語(瓜科国)


1444 【銀河鉄道の夜風RP村】こちら、銀河ステーション


情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新

視点: 人

全て表示


クノー

 …………うん。

 ベニが降りるのは、次じゃない。
 ……詳しくは解らないけど。多分、そのまま乗ってた方が、迷子にならずに戻れると思う。

[>>32自分がその後どうなったのか、はっきりと言わずとも伝わったのだろう。
>>37差し出された乗車券を読み、苦笑と共に、ベニの方へと戻した。]

( 39 ) 2014/08/09(土) 23:34:23

ベニ

[クノーから乗車券を受け取り>>39、思い出したことを紡ぐ。]

…ちっちゃい頃はね、ベニも元気に走り回ってたんだよ。
おうちは神社で、…おうちのお手伝いの時にはいつもこの格好で。

近くに小さい公園があって、そこで遊んでる仲良しの子もいたの。
公園からは中学校が見えて、その中学校の制服がすごいお姉さんっぽくて、お友達と一緒に中学校に通うの、楽しみにしてた。
まだ幼稚園にも入ってなかったのに。

でも、幼稚園に入る前の、夏祭りのすぐ後、身体が起こせなくなって、そのまま入院しちゃった。

お友達と通う予定の幼稚園の制服も、ベッドから眺めただけで一度も着られなかった。
ベッドの傍に置かれたピカピカのランドセルも、一度も背負わないまま。

幼稚園も小学校もいつかは通えると思ってた。
苦しいのを我慢して頑張れば、通えると信じてたの。

( 40 ) 2014/08/09(土) 23:41:10

ベニ

でもベニの身体はそれだけじゃ良くならなかった。
白い部屋に入った時から、もう何年もベッドに横になったまま。
背中を起こせる角度も、どんどん低くなっていってて。

それで、最後のチャンスって言われて。
1年後の中学校には通えるようにって、怖い「手術」も受けるって言ったんだ。

手術の日、眩い光の下で、数を数えてたらふわっとして、真っ白になって。


…気が付いたら、ベニは制服姿でおうちの近くの中学校にいた。

[一息に喋りきると、ボストンバッグを開ける。
中から出てきたのは…可愛らしいブラウスと、プリーツスカート。]

…これが入ってたんだ。これ着て、中学校にいたの。

[手に取った制服は、不思議なことに着替える行為なく着用できた。]

( 41 ) 2014/08/09(土) 23:46:22

カロラ

[ミナの唇が震えている>>38
……そうだろう。自分が死んでいたなんて、思いたくないはずだ]

 ……そう。
 これは、北の十字架から南の十字架へ、死者を運ぶ列車。しあわせを見つけた魂は、列車を降りて天上へと旅立っていくんだ。

[ミナが飲み込んだ言葉には、気づいてはいたけれど気づかない振りをして、だけど少し躊躇って。
……目を伏せたまま、言葉を紡ぐ]

 …………。
 濁流にのまれて次に気づいた時、僕は銀河ステーションのホームにいた。
 鉄道が出ると言われたけれど、妹のことが気がかりで乗ることが出来なくて、だけど戻ることも出来なくて……ただ、あてもなく待っていた。

 そして何本か見送るうちに、僕は知ったんだ。
 ――あの時、自分が死んだことを。

( 42 ) 2014/08/09(土) 23:47:40

ベニ

でもね、中学校から出られなかったの。
おうちの神社も見えるのに、帰れない。

学校の中を歩いていても話しかけても誰も気づいてくれない。
明るいうちにモノに触れようとすれば、手がモノをすり抜けた。

日が暮れるにつれて少しずつモノに触れる感触があったから、気づいて欲しくて、悪戯したんだ。
消しゴムを落としたり、ボールを転がしたり、落ちていたものを拾ってみたり。
校内から人がいなくなった頃にはモノに触れられたから、音楽室でピアノを弾いてみたりもした。

いつしかベニの悪戯は、「七不思議」なんて言われてた。

――あんなに通いたかった中学校なのに、周りに人いっぱいいるのに、すごい孤独で、寂しくて。

…暫くして一緒に遊んでたお友達が入学してきて、卒業するまで近くで一緒に過ごしたの。
でも、3年経ってお友達は卒業して中学校から出て行った。
空っぽになった教室で、また独りなんだなってで立ち尽くしていた。はずなのに……

気づいたら、ボストンバック抱えて検札口前に立ってたんだ。

( 43 ) 2014/08/09(土) 23:50:02

ベニ

[ふと、何気なく聞き流した言葉>>39を反芻する。]

ベニ、クノーと一緒のとこで降りるんじゃないの?
次が終点って…

[アナウンス>>#1も思い出し、制服姿でクノーの手を握り締める。]

だって、この列車…

[続く『ベニだって死んだから乗ってるんでしょ!?』という言葉は、口の中で押し止められた。*]

( 44 ) 2014/08/09(土) 23:55:48

カロラ

[ふと窓の外を見ると、赤く燃える星が後ろに流れていくのが見えた]

 ……ああ、赤く燃える蠍が見える。
 もうすぐ、駅に着くころだ。

 ……ミナは、どうしてここに来たのか、思い出せたかな。
 僕はたぶん、サウザンクロスで降りることは出来ないから。もし降りてしまうのなら、君の話も聞いてみたいんだ。

[さようならの前に、と波ひとつ無い水面のような穏やかな笑みを湛えたまま、彼に話を促した**]

( 45 ) 2014/08/09(土) 23:55:57

クノーベニの言葉を静かに聞いていた。

( A2 ) 2014/08/09(土) 23:56:30 飴

ウルクノーふと、ここにいる名前も知らない誰かのことを思った。

( A3 ) 2014/08/09(土) 23:58:07 飴

カロラクノーはどうしているだろうかと考えた。

( A4 ) 2014/08/09(土) 23:59:19 飴

クノー

 ……それで、その格好だったんだ。
 ああ、でも。その姿も、良く似合ってる。

[>>40>>41確かに、子供が理由なく着るような服ではない。
くるりくるりと変わる服にも、今はもう疑問は持たず。]

 入院……か。
 ベニはボクよりずっと、大変な思いをしていたんだね。

[チョコレートへの反応に、字が読めないという言葉。それでも。]

( 46 ) 2014/08/10(日) 00:03:54

ベニクノーに縋り付くように。

( A5 ) 2014/08/10(日) 00:04:21 飴

クノー

 それだけ聞くと、本当に七不思議みたいだけれども……。

[>>43三年間、独りきりだったのだろうか。
けれども。多分まだ、彼女は。]

 多分、ベニの言う通りだけど。
 ベニはまだ、戻れる場所があるんだと……生きてるんだと思う。

[重ねた掌に、もう片方も重ねて。
制服姿のベニをその目に焼き付けるよう、見つめた。
切れた言葉を、繋ぐように綴って。]

( 47 ) 2014/08/10(日) 00:06:02

クノー

 でも。
 ……良かった。ベニが生きてて。

[ベニの手を包んでいた手を再び伸ばして。
嫌がられないようなら、頭を撫でる。
見た目よりも少し年上のようだし、子供扱いは、嫌がられるかもしれないけれど。]

( 48 ) 2014/08/10(日) 00:24:33

クノー

 ボクの話を聴いてくれて……ありがとう。

 ……もし、ボクが降りるまで、君が此処に居るなら。
 もう少しだけ、一緒に星を見ない?

 いつかベニが自分の脚で、この星たちを見に来れるように。
 目印を、教えておきたいんだ。
 ……ボクにはもう、それくらいしか出来そうにないから。

[赤く燃える火は、蠍の心臓だろうか。
問い掛けはしたけれど、ベニが嫌がるようなら、別の話に変えたか、或いは彼女を見送ったか。

夜空の元響く、小さな声は。
いつかの満たされていた情景に、良く似ていた*]

( 49 ) 2014/08/10(日) 00:24:48

ベニ

[>>46似合ってると言われ、服と比べて明らかに幼い体躯と振る舞いに頬を赤らめながら]

ありがと…。

ベニより、パパとママのほうが大変だったと思う。
それに、いろんなことがあったクノーのほうが大変だよ。
ベニは寝てただけだから。何も知らないもん…。

[ちょっと、しゅんとする。
が、次にクノーから発せられた言葉>>47に驚いたように顔を上げた。]

…えっ?
だって、この列車………だからこのまま乗ってればってこと…?

でも…
[「帰っても、また苦しいだけなら、クノーと一緒に降りたい」と口を開こうとした時、
クノーの安堵したような声が、大きな手が、ベニの心を包んだ>>48
その温かさがじんわりとベニの心を満たしていく。]

( 50 ) 2014/08/10(日) 00:39:57

ベニ

[クノーの温かさで心が満ちた頃、改めて星見に誘われた。>>49]

うん、クノーが降りるまで、星のこと教えて?

元気になったら、クノーと別れた星を見つけに行けるように。

――いつかまたここに来た時にクノーに会いに来れるように。

[少し頬を赤らめながら、クノーの手を取り、一緒に窓の外の星を眺めた。*]

( 51 ) 2014/08/10(日) 00:40:26

クノー

[>>50>>51くるりくるりと変わる表情。
一度だけ止まった言葉に、一瞬だけ。苦笑を浮かべたけれども。]

 じゃあ、約束する?

 南十字星で、ボクはベニを待つ。
 此処からずっと、ベニを見守ってる。

 だから……ベニが来た時には。
 楽しかったこと、悲しかったこと。今度はボクに、いっぱい教えて?

 ……この先に辛い事があるとしても。
 多分ベニは、楽しい思い出をいっぱい作る為に、戻るんだから。

[楽しいばかりの人生なんて、そうそうありはしない。
虚言かもしれない、けれど。小指をそっと、差し出して。
星を語る言葉に、彼女の未来と幸いへの祈りを込めて。列車が止まるまで、紡ぎ続けた**]

( 52 ) 2014/08/10(日) 00:57:37

ベニ、クノーに差し出された小指に、そっと自分の小指を絡めた。

( A6 ) 2014/08/10(日) 01:02:01

ベニ、クノーに差し出された小指に、そっと自分の小指を絡めた。

( A7 ) 2014/08/10(日) 01:20:04


情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新

視点: 人


トップページに戻る


← ↓ ■ □ フィルタ

生存者 (5)

カロラ
11回 残156pt
ベニ
14回 残15pt
クノー
17回 残0pt
ミナ
3回 残492pt 飴
ウル
13回 残66pt

犠牲者 (3)

車内販売 アリス (2d)
ルルー (3d)
ニイナ (4d)

処刑者 (2)

レナ (3d)
シャロ (4d)

突然死者 (0)

発言種別

通常発言
独り言
囁/鳴/念/婚/叫
死者のうめき
アクション
削除発言

一括操作




(0.046 CPUs)
SWBBS V2.00 Beta 8 あず/asbntby *
使用画像については[瓜科国FAQ]をどうぞ。
■交流掲示板■
■人狼物語専用まとめwiki■