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これ・・・結良ちゃんの携帯電話・・・。
これに彼女の消える様子が・・・。
[ヒカルの求めに応じ>>123]
東吾は何かにとり憑かれている様だ・・・。
[結良が呑みこまれる場面が画面に表示されるだろう、こちらは画面から目をそむけ]
違うってば。キミ達なんか知らない!
そこに、いるなら、返してよ
[ざわりとした感覚だけが身を包む。
東吾にーちゃんはもっと、暖かくてまぶしいんだ]
っ
痛っ
[腕を引っ張られ、一歩踏み出す形になる。
こけるのを防ごうと、なんとか踏ん張るが足に痛みが走る。
また腕を引こうとするが、結果は見えていた。
子供の細腕で、腕力でかなうわけがなく]
ー焚き火ー
[この廃村に来てから、妙な事が起こる。
様子がおかしい人もいるし、行方不明になる人もいる。
正直、怖い。]
どうすればいいんでしょうか。
淡雪ちゃん?
[怪訝な顔をする?]
あなたにも、見えて……いるの?
[自身は淡雪以外のメンバーを真子から引き離すように右手で制した]
……。
『きづきはじめて、くれた…?』
[震える手は、一度露瓶を強く引き寄せたかと思えば唐突に突き放した。小さく「露瓶ちゃん」と呟きかけた気配は、すぐに消え失せる。
すうと一息を吸い込んだあと。
わずかばかり取り繕う事さえ放棄して、“女”が苦しげに冷やかに生者を見つめた。淡雪と、多美とを特段に睨み]
お、い、で。
[浮足立つような足取りで。鼻歌でも歌い出しそうな、そんな風に。]
こっち。
[その手を引き、歩く。向かう先は、大切なものが眠る場所。]
いるじゃん。ここに。一緒にいるじゃん。
……な、あーぶくたった、にえたった、は?やったことある?
ほら、大事なものはさ、
[つながりのない話題。唐突に歌う。]
鍵をしめて、大事にしまっておかないと。
――ようこそ、あたし達の村へ。
ずっと歓迎してたって、気づいてたかしら。
そう、ずっと待ってたわ…。
踏み入ってきておいて、何の代償もなしに帰れると思っている?
揺らしておいて、掻き回しておいて、「ごめんなさい」で済むとでも?
ねェ――いかないで。
一緒に、いきたいの……。あなたたちだけ、なんて。
許すはず、ないでしょう…?
[生きたい]
[逝きたい]
[――行きたい。シアワセな過去を取り戻して。またあの頃へと]
[周辺を取り囲むように、人魂が舞い踊る。もがくように。身を捩るように]
[おいで。
そんな誘いに、恐怖を覚える。
手を引かれ、歩き出す。
懐中電灯を持っている手を塞がれ、目の前を照らすことも出来ない暗闇の中を]
いないよ。東吾にーちゃんは、こんなことしない。
[脈絡なく始まる話]
し、しらない。
っていうか、何?何の話?
[返しても離しても、どうせ言っても無駄だから]
……欲しいと思ったモノに、手が届いたの。
あたし達の怨みと、あなた達のシアワセを分け合ったら、もう怖い事はないの。きっと楽しくなれるのよ。みんな、みんな。
足をなくした双子は走れるようになった。
(――望むままに愛らしい少女として生きる事は出来ないけれど)
仲間が増えたら、カミまた昔みたいに楽しい村にしてくれる。
(――過ぎ去った時間と、見棄てられた悲しみは戻らないけれど)
[ざわざわと空気を見出し、焚き火の炎を揺らして。
均衡を失いかけた怖いモノ>>143は生者に手を伸ばす。
脆く崩れかけながら――障害となる淡雪と多美に向けて、血塗れた手が]
だから、きて……?
たなにしまって鍵をガチャガチャ
[古い記憶を思い起こすように、たどたどしくフレーズを口ずさむ。]
大丈夫だよ、楽しいところだから。みんな待ってる。
お化けの音がするまで、待っててね。
[ぐんぐん、暗闇の中を進む。まっすぐに、目的の場所へと。]
次に遊ぶときは、次はひでひろが鬼だからね。
[振り返って、にいっと笑った。約束だから、と呟く。]
ほら、もうすぐ、
[先に見えるのは、たいせつなものがねむるばしょ。]
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