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―北の蛇男城―
『お前は蛇が好きかぁぁぁぁぁ』
―東のOL城―
『あー、おやつの時間にスイッチが〜♪』
―南の岩男城―
『今ではやつよりも体力があるのに、表示が一緒だなんて…』
―西の石魔人城―
『俺…ボロボロなのに区別されない。俺も砕けてたりのけぞったりしたいよ』
[こうしてなんだかよくわからないうちに世界は救われたらしい。
しかし―――]
『よーし、またバイトして資金を溜めてがんばるぞー』
[2D連合の野望は続く。
しかしぶっちゃけその資金で自力で3Dになったほうがはやいとかはいってはいけないのである]
[目の前で開いていく扉。最期のそれに、魔王の姿を認めれば、かつてのように、にやりと笑う。]
思えば、こうしておぬしと向かい合うのも、ひさしぶりじゃな。
[言いながら、上着を脱ぐ。
足元に落ちたそれが、ごとりと思い音を立てた。
衰えを知らぬ肉体が、ぐぐと一回り大きくなったような錯覚。ゆらり立ちのぼる気が、青き巨人を一瞬かたちどり]
星海の覇者スターカイザー、見参。
[レトロな名乗りと共にポーズをつければ、当然のように、背後で爆発が起こる。]
―喫茶まろん―
[アニュエラが此処に来るのは珍しいなと思い、名乗りを上げた事に対して>>104]
(次代魔女じゃだめなのか…)
[などとヒーローの世界の厳しさを思う。続いて入ってきたカルロと会話しているのを近くで聞き、無事を喜ぶより何より難しい話を整頓するのに少しはおとなしくなっていたかも知れない]
ふっ、よく来たな。
スターカイザー、今日こそ貴様をあの世に送ってやろう
[いつも着ている外套をざっと取り払うと同時に外套の内より闇が生まれ周囲を一度多い尽くすようにしてから四散する]
銀獅子魔王 ガレアス、押して参る
[闇が晴れた先にはこちらも当然のように、ポーズをとった魔王の姿]
[野暮用で出掛けると言うマスター>>92には]
“お店にいられる間は”お任せされちゃいます。けど…
[いざという時には動けるようにしておきたいので言葉を濁して、視点を宙に迷わせるが、マスターはそのまま出て行ってしまった。]
[そんなこんなでアリアや浮いている何かと手分けしながらお店の手伝いをしていると、容姿が変わったアニュエラが店内にやってくる。>>104]
いらっしゃいま…せ〜?
[髪が短くなったことに気付き、+裏+
表:無神経な言葉を発する
裏:何かあったのだろうと気を遣って触れない]
―回想―
んー?たしかに大事だけど。
ちょっと違うかな?
[くすくすと笑ってくれたシャルロット>>121に安心して、少し肩の力が抜けて。隣に、と言われて、なんとなく何かを察した。ああ、と破顔して]
お客様を大事にすンのが、“ジャスティス急便”
そンで、ゆーを大事にすんのは“カンナギ”。
どっちも大事なジャスティスだけど、意味が違うから。
『もっと』とか、どっちがって、ことは、ないかな。
[さらっとそんなことを言って]
うん、できれば行動で示したいとこだから。
ジャスティスにお困りの際は是非ジャスティス急便へご一報ください。
[にこり笑って、そんな宣伝文句で言葉をくくった]
いざっ!!
[気合いの声と共に足を矯め、疾る。
何の小細工も弄しない、真っ正面からの突き。]
くらえ!
カイザーパンチ!!!
[技の名前も、レトロである。]
来い。
[接近して真正面からの突きに腕をクロスして構え受ければ、ガガガっと音を立てて体が地面をすりながら後退する]
くっ…だが次はこちら…獅子が喰ろうてくれる!!
[ついたあだ名にあわせるよな、獣のような低き構えのまま突き進み顎先を狙ったアッパーカットを放った]
(アニーさんは、きれいになった時に「恋をした」と言っていたのです。
そんなアニーさんが髪をばっさり切ったと言うことは……
余計な事は言わない方が良さそうなのです。)
[基本的に勘違いによる思い込みの部分が大きいが、何故かだいたいあっている。
そこへドンファンからの注文>>122]
(『何か』と言う事はお任せなのですね。このお店はメニューが多すぎて困るのですが…)
[そこで、ふと思い出した>>1:691。
5(6)をチョイスすることにした。]
―回想・つるや→花見空間―
[それはつるやの店先で、アニーと話していた時のこと]
む、なんじゃ? 体が軽く……
[突然全身が光に包まれたかと思うと、慣れ親しんだ店先が消え、代わりに桜並木が出現していた]
おやおや……まさかお迎えじゃあないだろうねぇ。
[異次元からの侵略者と戦っていたとはいえ、自分が異次元に連れ去られるのは初めての経験であった]
[ドンファンの前に差し出されたのは『わさびドリンク』。]
お待たせしました。特性わさびドリンクです♪
これで疲れも吹っ飛ぶのです。
[違う意味で吹っ飛ぶ気もするが、そこは気にしない。]
―喫茶まろん―
[やはり話の内容が今ひとつ掴めない。
一度花の王の所へ行って現状を説明してもらった方が良いのかも知れない。また、頼んでいた飛行ユニットもどうにかなっているはず]
ちょっと、出て来る。3丁目の公園に寄ってから自宅だ。
じきに戻る。
[短く行き先を告げると、両脇にもらった鉢植え2つを抱えて店を出て行く。もしも後をシャルロットが追って来るなら拒まないつもり。
尚、店を出る際にドンファンがシャルロットに何かを注文しているのを>>122ギロリと睨みつけておいた。
…何故か、睨みたくなったのだ]
ぐっ…なんの!!
[顎先に向けて放たれるアッパーカットを飛び上がることでかわし、だが衝撃波に吹き飛ばされて宙を舞う。
床に落ちて数度転がったあと立ち上がり、再び構えた。]
どうしたガレアス。
いつもより技の切れがないぞ?
おぬしの力はそんなものだったか?
[ぐい、と切れた唇の血を拭い、助走もせずに飛び上がる。]
カイザーーキィック!!
[高い位置からの右足が唸りを上げた。]
―花見空間―
[しばらく桜並木を進んでいくと、開けた空間に辿り着いた。
そこではどんちゃん、という効果音が相応しい宴会が繰り広げられている。
そこに見知ったヒーローや住人の顔を見付けて、ようやく事態を理解した]
おやまあ、それじゃあここが異次元という訳かい。
やれやれ、まさかこうもあっさりと送られてしまうとはねぇ。
やっぱりとんでもないテクノロジィだよ。
[あの文書を発行しておいて良かった、と内心安堵する]
しかし……随分と楽しげな世界だねぇ、ここは。
[よっこいしょと手近なシートに正座して、日本酒「{18月:逆}」のビンを受け取る。
逆位置だったら、飲むと悪酔いしてしまうかもしれない]
[花見空間に設置されたテレビには、折しもアニュエラがトメ子の意志を継ぐシーンが放送されていた。
彼女は正式にヒーローとして登録されたようだ――自慢の長い髪を切ることで]
アニーちゃん……アタクシのためにそこまでして。
ありがたいねぇ……ヒック。
それに比べて、アタクシは……ヒック。
仕事も果たせずに酒ひっくらってるよぉ……。
[悪酔いしたトメ子は、ヒーローとしては絶対に見せられない姿を晒しつつあった。
もっとも、周囲もべろべろに酔っぱらっていたので、この姿を覚えていられるのは15人くらいであろう]
[突きの痛みに追撃もできずたたらを踏む間に態勢を整えなおすアンクル]
ふんっ!減らず口を
[飛び上がる蹴り。それをぐっと足で地面を力強く踏みしめて正面より受け止めて]
………ハッ!お主こそ、力が衰えたのではないか!
獅子咆哮!!
[強気に言い返すようため受け止めるが無事なわけもなく
血を吐きだすよな咆哮という衝撃波をアンクルへと浴びせかける]
―回想・喫茶まろんにて―
[ドンファンやグラジオラスらが名前について触れたのに対し]
ええ、と……
私のことは今までどおり、『ユーリ』と呼んでください。
真実の名は――あまり、人に知られたくないのです。
特に……世界の滅亡を望むものたちには。
[識る者には、判ってしまうだろう。
――それは、世界の、名。]
[それからカンナギにぽむぽむされたり掻き抱かれたりしては、目をぱちぱちさせて。
カンナギとドンファン、ふたりの会話に84が30以上ならなにか引っかかりを覚えた。]
――はい。間違いありません。
[テレビを観て、こちらの顔を伺うようにしてきたカンナギ>>100には、そう、頷いて。
危機だってえのに、なぜだか両の藍(インディゴ)はきらきらと輝いていたが。その理由は、カンナギの部屋や急須を見たときのユーリの様子から察することができただろう。たぶん。]
ごめんねぇカルロくん……。
おばあちゃんは役立たずだよォ……。
[テレビの音声に混じって、微かに念波による《声》が届いていた。
しかしこちらからはその声に答える事が出来ないのであった]
うう……アンちゃん、アンちゃん……
……アンちゃん!?
[しかし、そのトメ子の悪酔いも、ついに魔王との最終決戦に赴いたアンクル――スターカイザーの姿にさっぱり消え去った]
おおお、アンちゃん! 頑張れぇ!
[いつも応援してくれたアンクルへのお返しとばかり声を張り上げた]
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