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ーキインッ!!
くっ…!!
[金属が弾かれる音。剣を持ったまま、弾かれた衝撃で腕が上がり無防備な状態になってしまう。
ミツルは、悲しげにこちらを見ていて。ミツルのことだ、クロロがここで攻撃をやめればクロロへの攻撃も止むだろう。
しかし、クロロは。]
どいて…よ。
僕、は、千早、を…ころさない、と…。
[もう、彼の頭には千早を殺すことしかなかった。再び、電気を纏わせた刃をミツルに向けようとした瞬間。
目の前を斧が通り、腕にそのまま当たる。いつもならこのぐらい避けられるのに…魔力も体力も底を尽きかけているクロロには、どうしようもなく。]
ぐ、あああああっ…!!
[武器を落とし、片腕から血飛沫をあげながら…クロロは後方へと吹っ飛んでいった。]
―闇の底―
"次があるならばツリガネと共に、穏やかな世界に在りたい。"
[それは心からの願いではあったが、其の為にも、自分は最後まで妹を見届けたいと思った。其れで漸く、許される気がしたのだ。
けれどそれがツリガネの新たな旅立ちの邪魔になるのは、嫌だった。
だから彼女には一度、お別れを言うつもりだったのだ]
えっ。
[しかし、返ってきた言葉は、予想外の物。
背中に感じる体温が、温かい]
ツリガネ。
何時まで待つことになるのかも、
此処で無事に時を過ごすことができるのかも、
分かりませんよ。
……一緒に、居てくれるのですか?
[ちら、と振り返ると、自分の背中越しに彼女の姿が見える。
少しの思案の後、小さく息を吐くと、優しく静かに頭を撫でた]
ありがとう。
貴女には、敵いませんね。
[困ったように浮かべる微笑みは、何処か嬉しそうで。
そっと、手を差し伸べた]
ではその間に、教えてください。
貴女のこと、なんでも。
もっと、よく、知りたいのです。
[彼女が手を取ってくれるのならば、ぽつりぽつりと会話を交わしながら、ゆっくりと歩きだすだろう**]
―現在・帝国・参謀長執務室―
………アレクシス補佐官が前線に?
[へぇ、それは知りませんでしたと、興味の無さそうに呟けば参謀長は呆れたようにため息をつく。
黒い上着はソファーの背もたれかかったまま、制帽は膝元に放置され、放り投げた本人は優雅に紅茶を楽しんでいた。
謹慎を言い渡されてから数日間。クルークの情報は司教殺害時点で止まっていた。
ツリガネやアルフが殺された事も、アレクシスが出向いているのも知らなかったのは本当だ。
前線でアレクシスと鉢合わせしていたら少々面倒だろうな、と彼女を行かせてしまった事に少々後悔しながらも表情には出さずに口を開く。]
それで?お咎めなしで解放する代わりに僕も前線へ行けと?
[参謀長は首を横に振る。
復帰後は変わらず自分の補佐を。ただし重要な会議にはしばらく出席しない事。
そして、事と次第によっては前線へと。]
……承知しました。仰せのままに。
[空になったティーカップが静かに置かれれば、軍服を確りと着こなし、制帽を被りその場を後にした。
目的地に足を向け、自分への処罰の軽さに気持ち悪さを感じつつも歩みは止めない。*]
アルフさん、覚えました。
[名乗る彼に、至極真面目な顔で答える。どこか誇らしげな色すら覗かせながら]
何回も、練習してきました!
[ブチ抜くわよぉ、の言葉に、反射的に掌で頬を押さえつつ]
ぼ、僕は、マオと言います。
宜しく、お願いしますね。
[情けない格好のまま、苦笑を浮かべた。
なお、この条件反射に今後長年苦しまされることを、この時の彼は知らない**]
連合国の統治の形には興味ないし、多分私はそこにはいないし。
[そう呟きながら、聖職者の紋章をはずそうとするように指でひっぱってみせた。]
グレン君にはお返しに仲間の死体と戦わせてあげようか、その時は。グレン君は本気だから本気で返すよ。
――まぁ、でも、今はその時じゃないっていうのはそうね。
私も今からやりあう気分じゃないし、曲がりなりにも帝国領だし。
色々ありがとう、グレン君。
[目をそらしたあなたへの柔らかな礼はその最後の言葉と、アレクのことも含んでいたのかもしれない]
―とある少年の懺悔と告白―
月明かりが綺麗な夜だったわ。
いつも優しく絵本を読み聞かせてくれるあの人が、夜になるとどこへ行くのかが、知りたくって……あたしは忍び足で、母さんの後を追ったの。
見たのは……一人の「女」の姿。
あの時あたしは、あの人が「神」なんかじゃなくて「ただの女」なんだってことを知った。
うん、馬鹿なのはあたしの方よ。あの人はあたしを育てるために身を売ってたのに……あたしはそれを「気持ち悪い」なんて思っちゃったんだから。
だから次の日は読み聞かせを聞かなかったわ。いきなりつっけんどんになったあたしを、あの人は困ったように見て、笑ってたっけ。
……それで、その次の朝よ。母さんの体中に赤い"こぶ"が出来て。
町医者に見せたら匙を投げられたわ。末期性病は助からないって。
だからあたしは――あいつに会いに行った。
魔法で馬になって、遠くの領主の館へ。鳥になって窓から入り込んで、せめて最期に会ってと。そしたらあいつ、なんて言ったと思う?
「そんな女は知らない」
挙句実の子を「金目当て」呼ばわりで外にポイ。笑っちゃったわ。そりゃそうよね。一瞬愛を誓ってたって、所詮遊び相手の娼婦の子供なのだもの。
もう……どうすればいいかわからなくなって、よろよろ家に帰って、死んだ母さんを焼いて……。
そっからよ。あたしが「男」を嫌いになったのは。
母さんを捨てたのも、そして気味悪がったのも、どっちも「男」だったから。
こうやって、女の言葉を喋ってるのもね。ホントは、男の自分が嫌いだから……。
こういうのって、ちょっと曲がってるかしら? ふふっ。聞いてるのはシスター、貴女と女神さまだけなんだから、問題ないわよね……懺悔は誰にも漏らさないんでしょ?
……でも……でも、次、あたしに大切な人ができたとしたら。
絶対に「護って」、こんな風に……もう。
絶対に、後悔はしたくないんだ……。
[斧で吹っ飛ばされると同時に、千早の攻撃>>65が直接ヒットしたらしく。両足と、片腕・・・左腕の間隔が無くなる。吹っ飛ばされつつ確認した視界の中には、自分の足と左手が無くなり、そこからおびただしい血液が流れる惨状だった。]
―……ぐしゃっ
[クロロが地面へと叩きつけられる。魔剣を完全に手から離した彼の狼化は収まってきてはいたが、後遺症だろうか、右手に生じた人狼の毛と爪はそのまま残っていた。
ぼんやりと、自分はここで死ぬんだなあ・・・と、思いながら目を閉じかけたその先にあるものに気付き、]
う、あ、あああ・・・!!
[今まで戦闘に集中しすぎて気づかなかったもの。なんで、なんでいままであれに気付くことができなかったのか!!]
[倒れたクロロの目の先には、赤いチューリップの造花があった。エリィが遺した、置き土産。この戦場で無事だったのは、奇跡のようなもので。それを見つけたクロロは、泣き笑いのようなそんな顔をして…ずり、ずり、と這いずりながら。]
エ、リィ…そこに、いたんだね…。
[クロロはエリィの名を呼ぶ。他の二人には見えてないだろうが…クロロには確かに見えていた。チューリップの側に、背丈は大きくなったが、昔と変わらぬ笑顔で佇む大切な少女が。]
[こちらに赤いチューリップを差し出して、笑顔で笑う少女に向けて。クロロが最後の力で胸から取り出したのは、最初に彼女に貰った赤いチューリップ。
震える手で、手に持ったチューリップを地に落ちたチューリップの上に重ねると。彼は、とても、安らかな声で。]
これで…一緒だね。エリィ…
[それだけ言うと、笑顔のまま…動かなくなった。]
ークーちゃん。一緒にいこっ!向こうにね、素敵なお花畑があるの!!
ーうん!またエリィと一緒に花が見れるなんて、夢みたいだ …!
[そんな、最後まで叶わなかった夢を見ながら]
― 3d・夜→4d・深夜 ―
……っ、はぁ
しつこいわねぇ、本当。
[ 真っ暗な戦地を駆ける。
敵だと解れば、腿の銃両手に構え
休む隙も与えず脳天目掛けて引金を。 ]
千早…っ、どこにいるの…
[ ここへ来る前――
――クルークに外出を伝える前。
千早にも外出を伝えようとしたのだが
見つえることができなかった。
もしかしたらクルークが千早のことを
教えてくれたかもしれない。
パーカーのフードから黒い瞳を覗かせ、
彼女を探しながら、地を蹴る。 ]
『 カチッ 』
[ 聴こえたときには手遅れで。
闇に隠れた姿を照らし出すように、
足元からは眩い閃光。 ]
しまっ――――
[ 慌てて、しかし冷静に。
千早からもらった
空間魔法が込められた弾丸を取り出し
その地面へと銃口を向ける。
この間、僅か3(3)秒。
放たれた銃弾は、果たして――― ]
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