人狼物語(瓜科国)


1062 【完全RP村】少女の夢村


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【墓】 太陽の子 ミズキ

[もう少し意識がはっきりしていれば、
 どうしてこの「新しいおいしゃさん」が
 その名を知っているかを気に留めただろう。

 けれど、彼女が呼んだ名前が
 離れかけていた夢の記憶を一気に引き戻したから
 少女は反射的にYesの意志を返そうとした]


 …… ん。

[ほんのわずかな息漏れとともに顎がかすかに引かれる。
 注意深く見ていなければ分からないような動き、
 今はそれが限界だった。

 意識はまだ脳裏に残る鮮明な記憶をたどる。
 夢から現へ――空へと翔んだ、あのときのことを*]

( +26 ) 2013/02/11(月) 20:46:40

道化師 ダハール

 ……それだけ、大事だったんだろ?
 忘れていないと、夢さえ紡げないほど。
 そんな風に、自分を卑下するこたないさ。

[寝転んだまま、ハルが言う言葉に
 調書で見た名前を思い出す。
 彼方。それは、今も彼女の意識にはなく。

 渡された花冠。白と、赤が揺れる。]

 軽い、もんじゃないけどね……
あーあ、仮面、かぶるのは面倒なんだけどなー

[使用人”たち”のこと、そう言われて
 花冠、受け止めながら肩をすくめ
 ちょっと、駄々をこねるように
 頭に花冠をおいてぼやく。

 残る、右手には、仮面。
 それは普段のものではなく、無表情の。]

( 62 ) 2013/02/11(月) 21:03:24

道化師 ダハール


[ちょっと、グーグルに「ブロア家」と、入れて欲しい。
 すぐに出てくるだろう?
 そう、それが俺と姉の生まれた家だ。
 ブロワといったほうが有名かい?
 中世から続く王様までいる家だ。

 何故道化師なのか?
 何故仮面が必要なのか?
 何故……………]

( 63 ) 2013/02/11(月) 21:03:56

渡り鳥 グレイヘン

[少女は世界の秩序を知らない。
 ただ知っているのは自己基準の情と歪な視点。

 語られる彼女の生は、思い描けばとても苦しい。
 この冷たい風はきっと。
 愛も憎もひっくるめた全ての感覚を麻痺させるための風]

 汚くて醜くたって。
 綺麗なままのリヴリアなら。
 私はリヴリアには会えなかった。
 私は今のリヴリアしか知らない。

[醜さを見詰めて、自分を捨てたくなるほどに
 苦しみに溺れても命灯を断つ事ができない]

( 64 ) 2013/02/11(月) 21:13:16

お花畑の ハル

 ……わからない。
 忘れちゃったから。

[ダハールの言葉に、穏やかな笑みを浮かべて少女は答える。
 "たち"が指す言葉。誤解が生じていることが悟れるほどに少女は聡くはない]

 後悔してからじゃ、遅いんだよう。

[もう後悔することもできない少女は、そう言って笑う]

 うん、やっぱり花冠、ダハールちゃんも似合うよう。
 でもそれは、リヴリアちゃんのだから。
 ちゃあんと、渡してあげてねえ?

( 65 ) 2013/02/11(月) 21:13:22

渡り鳥 グレイヘン

 生きるのって、苦しいね。
 心を掻き立てられずにはいられない。
 静けさを求めても、手に入らない。

 ――……いこう?
 皆、現実の世界に戻ってる。
 それはリヴリアの望む人、全員にできるかは判らない。
 それでも。
 まだ、会える、触れられる。

[背伸びして両手で頬に触れる。
 白蛇は手首に巻き付いて主をじっと見詰めていた。
 ベリーはただありのままの少女を映して。
 涙を掬い、腐り凍り付きかけている体を抱き締める。
 幼いままの体で、精一杯に、強く]

( 66 ) 2013/02/11(月) 21:14:20

渡り鳥 グレイヘン

 ずっと、生きていかなくたって良い。
 終わりの場所を探すためだけの生だって、良い。
 リヴリア=ブロアはここで死ぬ。
 そうすれば、貴女はただの貴女になれる。

 そうして。
 ただの貴女として死ねる場所へ、旅立つの。
 それが何処か、私にはすぐには答えられない。
 だから、今すぐ貴女をその場所に連れて行く事はできない。

 でもね。
 貴女がそこを見つけるための場所に。
 私は連れていってあげる。

 それが、私にできるたった一つの事だから。

( 67 ) 2013/02/11(月) 21:15:02

【墓】 太陽の子 ミズキ

― 夢から現へ ―

[渡り鳥のその姿を見つけるまでに
 どれぐらいの時間がかかっただろう。
 ただひとつだけ確かに覚えているのは、
 暁の空の下で出会ったということ]

[『一緒に』と問いかけるグレイヘンに>>7
 ミズキはもちろん、と強く頷いた。
 忘れはしない――グレイヘンが、
 ミズキと一緒に飛びたいと言ってくれたのだから。
 自分からグレイへンのちいさな手を取る。]

 うん…… 一緒だ。

[小鳥の言葉を繰り返して頷く。
 その時は未だ、いっしょに『いける』のだと信じていた]

( +27 ) 2013/02/11(月) 21:17:12

【墓】 太陽の子 ミズキ

[ ………ふわり。
 浮遊感とともに、とおいとおい空の果てへ。 

『逝く』ということはこういうことなのだろう。
 綻び逝く世界から離れながら、
 ぼんやりとそんなことを思った。

 だんだんと自分と世界との境界線が薄くなって、
 共に翔ぶだれかの姿を見失いそうになる。
 確かなものは握っている手の感触だけ。
 ミズキはつなぐ手を、縋るようにぎゅっと強く握り締める。

 だって、星売りと約束したんだ。
 いっしょに『いくんだ』  と。
 この手だけは絶対に、離さない。

 そう強く強く思っていた。だから―――――]

( +28 ) 2013/02/11(月) 21:18:31

【墓】 太陽の子 ミズキ

[繋いでいた手が離されて、
 はっと意識を取り戻したかのようにぱちくりと瞬いた。
 一瞬訪れた寒々しい気配は
 暗い空で独り、迷子になったかのような大きな喪失感だ。
 けれど、その手はふたたびしっかりと繋がれる。
 ――誰かの手によって]

 ……?

[目前を一枚、白い羽が舞っていった。
 そこでようやく思い出したのだ。
 自分たちをここまで導いてきた存在を]

 …っ、  グレイヘン……っ!

[その名を呼んで、勢いよく振り向いた。]

( +29 ) 2013/02/11(月) 21:19:32

【墓】 太陽の子 ミズキ

[視界に入ったのはやわらかなほほ笑みと、
 夜明け前の真っ白な空に
 まるでとけゆくようにして広がる白い翼。

 そこでようやくミズキは、
 グレイヘンは最初から
 一緒にいくつもりでは無かったことに気がついた]

 ………れい、 …へんっ…!

[名を呼ぶ声が、空の上で変に掠れた。
 そうして彼女は墜ちていき、やがてに視界から消えてしまった。
 いっしょに  と言ったのに、
 ふわふわとした『ばいばい』だけを口にして。]

( +30 ) 2013/02/11(月) 21:22:00

道化師 ダハール

 ………そっか……

[聡くても、俺はここでブロアを名乗っていない
 だから、気づかないのは当然だ。
 きっと、家族か誰か、と思ったのだろう。
 実際は、現在空白となっている
 ブロア家当主と言う 役割、なのだ。]

 後悔って言うのはね、
 IFを思って夢見るから、できるんだよ。
 もう、俺には現実しかない。

[もしも、あの時〜していたら。][それが後悔。]
[最初から、俺には夢はなかった。
 姉の夢で知ってしまった、
 それは別世界、IF世界。
 現実は、ただただ事実が横たわるのだ。
 そこには反省とその反映しかなく。
 後悔の甘く苦い自己嫌悪という名の
 自己憐憫に浸る余裕などないのだ。]

( 68 ) 2013/02/11(月) 21:27:42

渡り鳥 グレイヘン

[望むなら、渡り鳥は。
 リヴリアという名の少女を殺めよう。
 そしてただの少女を連れて帰ろう。

 家も苗字すらも何も持たないただのグレートヒェンは。
 誰かを殺したって、平気。
 どんな批難も責任も。
 受け止めて傷がつくものはないし失うものも何もない]

 ここは、寒いよ。
 それに、疲れたでしょう。

[凍えた心。
 暖めるにはこの場所はきっと彼女には苦しかったのだ。
 夢の中でも仮面を被り続けて。
 安らぐ事もできず今まで磨り減ってきたのなら]

( 69 ) 2013/02/11(月) 21:28:37

【墓】 太陽の子 ミズキ

 
 …………っ。

[胸に押し寄せたのは『寂しさ』と、少しの『悔しさ』だった。
 もう彼女には会えないこと。
 そして――与えられるばかりで、
 もう彼女に返す機会は喪われてしまったのだということ。
 それが寂しくて、…悔しい。

 繋いだ手をきゅっと引かれた。
 星の少女がとなりで無邪気に楽しそうにしている。
 ミズキは胸のさみしさを振りきって、
 彼女に向けて微笑み、頷いた。]

( +31 ) 2013/02/11(月) 21:28:47

道化師 ダハール

 ……だから、俺は男だって。

[俺は、身体を起こすと
 仮面をかぶる前に、ハルに笑って
 頭を一つ撫でて。

 そうして、仮面をかぶる。
 花冠……いや、ブロア当主として
 最初の仕事]

( 70 ) 2013/02/11(月) 21:29:19

道化師 ダハール



 [ブロア家当主の名による
 リヴリア=ブロアのブロア家からの除名を。]

 

( 71 ) 2013/02/11(月) 21:29:40

渡り鳥 グレイヘン

[そこから掬い上げて。
 暖かい場所へ、眠らせて上げる事を。

 ねえ、かみさま。
 もし存在しているのなら。
 無慈悲な貴方だって待っていてくれるでしょう?]

( 72 ) 2013/02/11(月) 21:30:57

道化師 ダハール

[家族というのは、時に身勝手である。
 延命治療の拒否をする本人に
 延命治療を施すが如く。
 ”どんな姿でも生きてほしい”
 美談でもあるが
 ……当人を苦しめる枷ともなる。]

( 73 ) 2013/02/11(月) 21:33:25

【墓】 太陽の子 ミズキ

[深く、息を吸う。
 そうしておおきく天を仰いだ。
 ここは夜の領域と、太陽の領域の中間。
 真っ白な空――いまふたり、夜明けの中にいる]

 綺麗。

 ………すごくすごく、 きれい。

[青葉の瞳の目元に雫が滲む。
 星売りの少女は笑っていただろうか……それとも。
 その背後から上る太陽が、
 逆光となって、彼女の表情を隠して――――]

( +32 ) 2013/02/11(月) 21:33:55

道化師 ダハール

[けれど、除名により
 リヴリア=ブロアは死ぬ。
 残るのは、私には名も知らぬ女だ。
 
 生も死も、好きにすればいい。
 noblesse obligeとして
 治療費の施しが必要ならば好きにすればいい]

( 74 ) 2013/02/11(月) 21:36:36


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生存者 (4)

道化師 リヴリア
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道化師 ダハール
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渡り鳥 グレイヘン
27回 残471pt 飴
お花畑の ハル
17回 残750pt 飴

犠牲者 (3)

夢見る ヴェル (2d)
岬守 シン (3d)
星売り カスミ (4d)

処刑者 (2)

無口 ローザ (3d)
太陽の子 ミズキ (4d)

突然死者 (0)

見物人 (0)

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医師 シャルロッテ (1d)

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