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>>11ニーナ
そう言うことだったのか。
何処で事実誤認していたのかというのもなんとなくに気になったものでね。
何処かで聞こうと思っていたのだが。
やっとこれで頭のつかえがおりたようだ。
僕は25過ぎて無職です。本当に辛い毎日を送っています。
つい先日も、こんな事がありました。
ある日、村の14歳になる占い師が襲撃されるという事件が起きたのです。
あろうことか真っ先に疑われたのは僕でした。
僕は25過ぎて無職だというだけでともに暮らした村人からこの僕が真っ先に疑われたのです。
同村なのに。 ずっと一緒に暮らした村人なのに。
ただただ25過ぎて無職だというだけで僕が疑われたのです。
とても悲しいことです。
やりきれない気分です。
確かに襲撃したのは僕でした。
しかし、ここに至ってはそんなことは瑣末な事です。
論点が ずれています。
僕が訴えたい事は“僕が犯人だと決まってないうちに” 既に“僕を疑っていた”という事実なんです。
つまり25歳で無職だと いう事は常に『気持ち悪い事をしでかすに違いない』という目で見られて いる、という現実なのです。
これではまさに冤罪の温床です。
我々25過ぎ自宅警備員は常にそういった謂れ無き迫害に晒されながら毎日ビクビクして 生きて行かなければならないのでしょうか?
結局僕が犯人だということが ばれ、フレディは「もう、来ないでくれな」と悲しそうに言いました。
ですが 僕はそんな村人を許す事はできません。
僕が犯人だとばれる前から僕を疑っていた、という事実は消えないからです。
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