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えっ!?
[大雑把な説明>>93、というかあっさり認めちゃった辺りにびっくりしてメガマリオンを誤作動させてしまった。
丁度両手を挙げたポーズだ]
じゃあルッカが――
[と言い掛けた所で、ルッカ>>94が逃亡を開始した。
とはいえそちらは少年が向かおうとしていた方向で、自然、追い掛ける形になる]
"ま、待って!"
[全力疾走の衝撃に耐えつつ、ルッカに向けて呼び掛ける]
"『向こう側』って、ユージィンが戦うって言ってた?"
[返事は待たず、畳み掛けるように]
"だったら、オレも行く! 行くから、ちょっとだけ待っててよ。
オレ、今から――"
めんどくさい。
めんどくさいから、調達屋 ルッカ は 少年 メガタ・テルオ に投票任せた!
[ルッカへの呼び掛けはそこで途切れた。
何故なら、少年の視界にもう二人、見覚えのある顔が映ったから。
とはいえ一人は1年振りで、しかも煤で汚れていたけれど]
えっ
[少年は、小さく声を出す。
何故なら――]
"イル!
なんで、何やってるんだよ、イル!!"
[自分を救ってくれたはずの彼が、妹であるはずの少女に、銃を向けていたから]
『ああ、いや、ちょっと熱すぎたから、転がって冷ましてたのよ。
かなり昔にはご飯作るときかまどの前でずっと立ってたって言うけどあんな感じなのかもね、とか思っちゃった』
[あははは、と微かに笑い声が漏れて。ちょっとばかり造った声なのはばれるかもしれない。タタタタ、と走る音が混じりながらの通信。
しかし、次の言葉には、少し声が固まり、足音も止まり。
少しして歩き出しながら話し出して]
『明日、かぁ。――って、捜索中ってどういう――?………
少なくともルッカは商品置いていくとは――、思ってなかったんだけど。
シームルグ飛べなかったはず、ですよね?確か。
「っと、あ、えーと……市長から聞いておられる、かと思いますけど、エリーといいます。一先ずシャワーの方をお借りしたいんですが……」』
[シェルターの前についた模様で、シェルターの前にいる職員へと会話している様子が通信から筒抜けている]
―ソフィア・パーク跡地―
"やめろっ"
[咄嗟に二人の間に割り込もうとするが、その距離からで間に合うはずもない。
だから、イルが引き金を引く所を、モニタ越しに見詰めるだけで――]
……イル……いや、結理人さん。
良かった……
[コックピット内で突っ伏しそうになったが、そんな暇はなかった。
足元には今も”影”が纏わりついていたから。
生身の少女に近付く前に、機槍で突き刺し、斬り裂いた]
―市庁舎食堂―
[市長との通信を終え、その中で説明を受けた…弁当。
思えばあの瓦礫のビル群に降り立ってからというもの、ロクに食事を摂っていなかった居なかったなと思う]
つーか…良いのかねえ、俺あんま仕事してねーけど。
すんませーん。危機管理課の手伝いのもんですけど、これ貰ってって良いスかー!
[一応、きっちりと手伝い先を延べて。
事情を説明して一足先に弁当の受け渡しをしてもらえるよう頼み込む。
しばらくの後に、弁当と水分を入れた袋を提げた天使(羽根なし)が勢い良く食堂から飛び出して行く姿が、役員達に確認されたとか]
[職員と話してる間に聞こえてきたフェイトらしき声と、さらに市長からもそれを幻聴ではなく本当の話だと聞かされれば]
『おいこらフェイト、無茶している奴を止めるにはね、相応の無茶が必要になる。
全力で止めた結果、共倒れ、なんてこともあるんだから……
止めるのはいいとしても止めるために無茶はするな、ええい、聞こえてるか!』
[届くかどうかは解らないがわめき散らす。
職員が目を丸くしているのを気にせずに]
──後、其処の《武器》の嬢ちゃん。
まさか、こんな所でも俺襲おうとなんかは……してない、よな?
[尋ねる。
襲われた相手に、再びどストレートに尋ねるのもどうかと云う話だが──。
流石に此処で襲われればひとたまりも無い、言ってしまえば、完全なる相手の手の内な訳で
警戒は緩めない、それらしき動きを認めるなれば、即座に逃走をはかる位には。]
『熱すぎたって…そこまで無理することなかったのよ?うちの職員つけたのは、そのための交代要員でもあったわけだし…』
[エリーのどこか硬い声は、無理をしたためかと聞き取って、説教するような心配したような…無茶した子供を叱る親のような声でエリーに声をかけた]
『確かに、飛べないわね。実際、シームルグはうちの備品管理課のほうで回収させてもらってるわ。
だから、市内のどこかにはいるはずだと思うんだけど―――』
[続いたエリーの言葉に、実際には、すでにはしけに紛れ込んで本土に渡っているとも知らず、少女は言葉を続ける。
それからフェイトとの通信を挟み、その背中に、怒鳴るような声>>105が聞こえてきたのは、そんな時]
…あんたも大概世話焼きね。
はい、内線。
今繋げ直しといたから、改めてちゃんと言ってやんなさい。
[苦笑をこぼしながら、シャワールームから裸のままの上体を出して受話器を渡す。エリーが見ればその肩に巨大なあざが見えただろうが、そんなことは気にも留めずに少女はシャワー室に戻っていった]
― 元ソフィア・パーク ―
やめたっていーよ。
でも、わたしはフランだから。
おにいちゃんの妹だから。
おにいちゃんを、とめるの。
[酷薄な表情、紅い瞳。フランの知る兄の姿はかけ離れていても。]
やめない
[兄が、一歩退き、レーザーのトリガーを引く。放たれる破壊光線。
フランの帽子のつばを掠め、木っ端を散らせながらフランの後方の”影”を撃ち抜く。
ついで、メガマリオンが機槍を操り”影”を切り裂いた。]
っ!!!!
[そこでようやっとメガマリオンに気付いた様子のフランは、へなりかけた脚を踏ん張り、メガマリオンを視線でだけ振り返る。今、兄から完全に目を逸らせばどうなるか分からなかった。]
たくもう……
[ぶつぶつと低く小さく呟く程度の声で、
”……つか、どうなってんの。色々と。
まぁ、やりたいようにやればいいと思うけど……
行く気なら行かせていいと思うってか、私の心はむしろ晴れたけど?”
[感情が読み取れない程度にしか声を出せてないけれど、とりあえずは、任せる事にした。というか長話も話のないように悩む事も出来ないのだ。今からシャワー=通信機から離れるせいもあって。]
魔法少女 エリーは時間を進めたいらしい。
−母艦ワーウルフ:司令室−
やあ、ディガー。また会ったね。
[一度は戦い、互いに手傷を負わせあった相手に、笑顔を向けた。お互いの情報交換をしつつ]
放送は聞いてない? そっか。
この戦艦は、宇宙怪獣の「巣」に向かって航宙してる。嫌なら脱出ポットをひとつ上げるから、それで逃げるといいよ。
乗ってくなら、片道のみの航宙になる可能性もあるから、覚悟をしてね。
あと、艦長はジュリエットさんだから、その覚悟も。
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