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『そういうことだ。内部装甲自体が、逆にアダになっちまうってとこだな。とはいえ、換えが無い以上、外す訳にもいかねぇ。それこそ一撃でアウト、だからな』
……うん。
『どれか一系統だけ、重点的にカバーするか? それとも満遍なく――代わりにどれも均等に薄く――覆っておくか? 現状で可能な対処は、そのどっちかだ。どうする、シュウ』
―― ピット ――
『elen sila lumenn' omentielvo』
(elen sila lumenn' omentielvo)
[呪文を唱えて、私たちは1つに「戻る」。
私はマリアを動かして、前のマリアとの違いを探る]
[何も変わらない。何も。
私が入れ替わったら、マリアはどう感じるのだろう。
同じく何も変わらない私だろうか。それとも]
(……馬鹿か私は。ナノマシンは何も考えない)
[単なるデータや物質の運び手。そう、そのはずだ]
『Herio!』
[マリアの喉が大きく震えて、開始の合図。
私は大きく大地を蹴ると、両の翼を広げて高く舞い上がった]
じゃあ……それじゃあ、右腕を。
何があっても、『自在剣(ヴィヴロブレード)』だけは使えるようにして。見えなくなっても、『禍珠』が使えなくなっても、いいから。
[しばらく悩んで、少女はそう答えた。
問い返しもせず、老人は確りと頷く]
『わかった。なら、どんな攻撃が来たって、ソイツだけは耐えるようにしてみせるさ。俺達の腕の見せ所だな。おい、兄貴!
……兄貴? どこいった?』
――え。
[脚立から下を見下ろす。ウェイン兄の姿は見当たらない。
その代わりに。
一枚のメモ用紙だけがそこには残されていた]
[男は声をかけるか悩んで、重たい口を開けた]
…ナサニエル。
あんな風にセンパイを堕として、満足か。
[男は、推測をぶつけていた。
あの場に居たのは、アンギャルドと、ズィルバーンと、白川弐拾参式=改。
ズィルバーンは何故堕ちなかったのか。
ならば…赤い光を放ったのはズィルバーンか、それかズィルバーンに赤い光を防ぐ手段があった事になる]
[クローズド通信に、発信の合図を乗せた]
シャノン、お先に
[私はそんな声を漏らす。
私の声と同時に、私の感情も漏れる]
[強い強い恐怖と、ささやかな覚悟。
歯を食いしばらなくては飛んでいられないくらいささやかな]
……嫌だ。飛びたくない。
でも飛ばなければ私は私でなくなってしまう。
早く、早く、誰か――
え……でも、これ、どうしよう。お爺さん?
[すでに作業を再開し始めていた弟の方へと、不安げな視線を投げる。しかし、返ってきたのは楽観的な調子の声]
『心配するな。そう書いてあるんだろ? ここまで来たらたぶんこうなるってのはもう、俺達の方じゃ話してあったのさ。だから、シュウは気にせずに戦ってこい。
勝ち取るんだろう――“Golden Bough”を?』
……う、うん。じゃあ、けど――
『気にするな。集中しろ。コイツの処置だって、まだお前の手も使わなきゃならないんだからな』
[言うや否や、老メカニックから少女へと、補助の指示が飛ぶ。反射的に答え、BFの修繕作業へと戻っていった]
「うん、フヅキ。ボクは、黒隗。」
[GRAVEブースから戻ってくると、そんな声が聞こえた。
こちらに気づくと、早速黒隗が報告をする。]
「やっぱり管制装置が駄目になってる。
このまま使い続けるのは難しいよ。
”本館”に要請すれば送ってもらえると思う、けど…」
時間がないな。
設備は引っ張ってくる。
損傷箇所に必要な部位は、なければ他のものを解体して作り上げ、システムの負担軽減や再構成は、黒隗が手伝えるなら手伝うんだ。
[何か言いたそうにしている黒隗を止める。
暫し立ち止まっていた黒隗は、コクン、と頷き、]
[ニーナがどう答えようとも、少女は一つ頷きを返しただろう]
そうですか……
私も、かつては一人で星々を渡り歩いていたんです。
[故郷といえる場所では、星々が星域の覇権をかけて戦いに明け暮れていた。
幼い頃からBigFireに乗る訓練を積むのが当たり前となっている環境下にて訓練課程を終えていた少女は、遅かれ早かれ戦いに出ることになっていた。(その辺りのことはだいたい覚えていた)
だから少女は約三年前、試作機から自機に昇格したばかり、名前も与えたばかりのBigFireにありったけの荷物と金を詰めて、置き手紙だけを残して星域を出たのだ。
戦いの中を飛ぶことが、何か大きなものを背負って飛ぶことが怖かったから]
―― 空 ――
[私は空を回る。空を駆ける。
そうして、修復の様子をチェックした]
[新しいマリアとの接続は問題ない。
経験と学習が足りないので、前のマリアよりは少し反応が鈍いし、知覚領域も狭いが問題はない。兵装は復活している]
[ブレス用の熱の充填も、フルとはいかないまでも半分と少しまでは回復している。私自身の損耗率のチェックに移る]
[翼は重点的に修復されていた。
動かすと筋肉に少し固いような違和感は残るが、機動に支障はない。その分、胴体や手足のダメージがまだかなり残っていた。深刻な内部障害はほぼ回復したが、左足は動かないし、尾も満足に動かないためバランスを取るのが難しい。もちろん、防御力は大幅に下がったままだった]
(……想定の範囲内だ)
[マリアは胸元の端末で、残った機体のリストを呼び出す。
私達3人と、あの厄介なクヴォルフォリア。
シルバーコレクターに、アンギャルド]
『もう、たった6機』
[マリアが呟くと、私は身を翻してアンギャルドのピット上空を旋回した。その機体の発進を待つ]
[逃げたくて、震えそうな翼を無理矢理抑えながら。
ここで逃げたら、私は私でなくなってしまう。
ピットインで、新しいマリアにどんなプログラムが仕込まれているか分からない]
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