1444 【銀河鉄道の夜風RP村】こちら、銀河ステーション
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[『ベニ!ベニ!?』
時折、ベニのことを呼ぶ声が頭に響いてくる。
その声はどこか懐かしいような…でも誰かはわからなくて。
声の主を探して周りを見回すけれど、姿は見えず。
不思議に感じながらも、その度に頭を小さく振ると、再びクノーの顔を見上げ、話に耳を傾ける。**]
( 12 ) 2014/08/09(土) 13:11:42
ウルは、カロラ を投票先に選びました。
[聞こえてきた言葉に>>10、ミナの方を振り返る。哀しげに眉を下げた後、口元だけに笑みを作り、ぽつりと答えた」
……うん。僕の、妹。
といっても、血の繋がりはないのだけれど。
置いてきてしまったんだ。
[――罪悪感を押し付けて。
言い掛けた言葉を、飲み込んだ**]
( 13 ) 2014/08/09(土) 18:00:34
…………ベニ?
[>>3:67俯いたベニの口元が、何かを呟いた気がして。
けれども。]
……うん、いいよ。
[本当はきっと、人恋しいのは自分の方。
重ねられた手の温もりや、>>3:68繋いだ手の頼りなさ。
全て、久方ぶりに感じる物。]
ベニ、大丈夫?
溢さないように、ね。
[しゅわしゅわと軽やかな泡の立つグラスに、少し歩を緩め。席へと戻って。]
( 14 ) 2014/08/09(土) 21:07:31
――――…………ベニ?
[>>12数度、不意に彼方を見回す少女に、首を傾げるが。]
鞄? ……うん、見てみるかい?
面白いものでもないけど……。
[>>11鞄の中には、薄い手紙が一通。
読もうとするならば、止めはせず。ただ、慌てて連ねたのか酷く乱れた文字は、判別も容易ではないだろうが。]
( 15 ) 2014/08/09(土) 21:07:56
……さっきの話の続きになるけど。
ボクが、ベニよりももう少し大きくなった頃。
兄が……兄さんが、亡くなってね。
[あの日、無機質な黒服が差し出した書面も、こんな簡素な物だったろうか。]
その知らせが来ると同時に、父の使いが来たんだ。
跡継ぎが死んだからクノーを引き取る、支度をさせるように。
……って、ね。
[自分を手放すまいと最後まで食って掛かった母親は、一枚の書面を突き付けられ、黙りこんだ。
……その書面が何だったのかは、結局、解らずじまい。]
( 16 ) 2014/08/09(土) 21:10:19
ボクは、“父の”子供になった。
……産みの母と別れて、父の元で暮らして、死んだ兄の遺した物をそのまま受け継いで。
そうして。父親の奥さんを、“お母さん”と呼ぶようになったんだ。
[その日から、自分の生活は一変した。
金銭に不自由の無い生活、恵まれた学習環境、家柄も心も豊かな友人たち。
…………それに、“優しい”養母。
穏やかな人だった、とは、思う。
ただ。時折、死んだ兄と自分とを比べては、酷く冷たい瞳をして。
そのくせ、何か物言いたげに言葉を紡ぎかけては、ため息を吐く。
……その、繰返し。]
( 17 ) 2014/08/09(土) 21:12:18
…………でも。
あまりにも環境が変わりすぎて、馴染む事が出来なくてね。
……なるべく、独りで居るように、迷惑を掛けないように、って。
いつも、隅の方で過ごしていた。
ずっと、何年も……。
[何時からだろう。
星を見上げることを、止めたのは。
人と目を合わせることを、厭うようになったのは。]
( 18 ) 2014/08/09(土) 21:12:58
そんな、ある日。
産みの母が入院したと、手紙が来たんだ。
……ほら。その手紙が、そうだよ。
[そうだ、思い出してきた。
人の目を隠すよう紙の束に紛れ込まされた手紙を見つけたのは、偶然だった。]
父の屋敷の皆は、母の話をするのを快く思わなかったから……こっそり支度をして、会いに行こうとして。
[深夜の屋敷。
踊り場からすり抜けて、夜闇に隠れて飛び出して。少しだけ顔を見て、戻ってから幾らでも叱られようと。
……そのつもりだった。]
――――……父の奥さんに、見つかったんだ。
[頼りない電灯の元で見た養母の表情は。
死人の如く、色の無い物だった*]
( 19 ) 2014/08/09(土) 21:13:59
クノーは、カロラ を投票先に選びました。
( -3 ) 2014/08/09(土) 21:20:57
/*
途中送信…
妹を助けようとして行方不明に。
カロラの遺体は見つかっていない。
( -4 ) 2014/08/09(土) 21:27:23
/*死亡ルートならもっと重い物を考えていたのだけれど、生存ルートなのでライトに行こう。
ライトにね。
( -5 ) 2014/08/09(土) 21:31:32
妹がいるんだね。
置いてきた…って、一人にしちゃったって、こと?
[悲しそうな表情>>13を見れば、聞かないですませる訳にも行かなくて。
もしかしたら自分がここへ来た理由も分かるのかも知れないと少し思ったのは、シャロとの別れがあったから]
聞かせてくれないかな。
カロラさんが、ここにいる理由。
( 20 ) 2014/08/09(土) 21:35:42
[クノーの鞄から取り出されたのは、手紙。>>15]
見ても大丈夫?
[了承を得てから手紙を開くも、…乱れた字である以前に、文字自体を殆ど読めないベニには何が書いてあってもわからず。
丁寧に手紙を元に戻すと、クノーに返し、再び言葉を紡ぐクノーの声に耳を傾けた。]
( 21 ) 2014/08/09(土) 22:04:12
[少し視線を外しているためか、どこか寂しそうに見えるクノー。
その手を取ったまま、顔を見つめ、耳を傾ける。
「――――……父の奥さんに、見つかったんだ。>>19」
[思わず、手に力が入り、少し強くクノーの手を握っていた。
続きを聞こうと、更に顔を覗き込む。*]
( 22 ) 2014/08/09(土) 22:20:42
[汽車を降りるとまもなく走り去っていくのを見送る。
胸に抱えるようにしたお守り、それだけがたった一つの荷物で]
…どうしよう、かな。
[先に降りた人の後ろ姿>>+0が見える。
彼女はどこに行くのだろうか。結局名前も聞けなかったけど……。
彼女も自分と同じように“しあわせ”を見つけて降りたのだろうか。
そして。
もう見えなくなった汽車に残った人達も、いずれ幸せを見つけられるのだろうか]
そうだと良いな。
[自分には解らないけれど。行こう、と呟いて歩き出す。
目的の場所はまだ、見つかっていないけれど]
( +2 ) 2014/08/09(土) 22:30:52
/*
あー、「その言葉に」思わず手に力が入り、なのに抜けてるな。
やばいねむい。
( 23 ) 2014/08/09(土) 22:34:41
ベニは、メモを貼った。
( A1 ) 2014/08/09(土) 22:39:34
( -6 ) 2014/08/09(土) 22:42:11
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