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それじゃ行くよ!
[いつでも抜き出せるようアズゥに手をかけ、代わりに逆の手、左手で掴みだしたのは風呂の栓、パラ。
鎖の先端に金属を吊るしたそれが、矢を払うために振るう速さでは最も速い。
と、同時に。パラへと魔力をこめることで、湿り気を帯びた足元の砂を『その場に留める』。
足の踏ん張りを余さず伝えることができるようになった砂をぐっと踏みしめ、蹴り出し、エステルとの距離を詰めるべく駆け出した。
とはいえ射ち出された矢、それそのものが竜器であるとは見えない。
こちらがかわすこと、払うことは十分に想定された範囲の内だろう。
次に打つ手がなんなのか。あるいはすでに放たれた矢に、『次の手』が用意されているのか。
そのことに神経を尖らせながら、最初の一矢を打ち払う**]
[次の日、グレダとエステルの試合が始まる頃、祭りで賑わう王都に一つの噂が流れ始めた。
曰く、リーマン・ハンマーズの討伐部隊が邪竜の討伐に失敗したらしい。
曰く、リーマン・ワーカホリックが戦死したらしい。]
―昨日―
う、ううん。
……聞いた感じだと筋肉とかすごそう、なんですけど。
壊れたり、しないかな?
[ まぁうちからしたら大半は『大きい人』なんですけど、エステルが改めて言うほどなら本当に大きい人なんでしょうね。
それで怪力と言うのですから恐ろしいものです、想像が進みに進んで最終的には十数メートルに届こうかと巨人が――。となったのは内緒です。
いやいやマイナス思考は良くないとふるり、とかむりを振って。
頭から追い出そうとするのでした。
その後は竜器の微調整とか、矢を作り足したりもしましたけれどやっぱりうちが一番気になるのは細かい試合の様子です。
観に行けなかった分、少しでも多く話が聞けたらと思ってたんです、うち。]
―翌日・試合会場―
ろろろろ、ロンディーネぇ。
うち、す、すっごい緊張してきたんだけどぶっ!
[ 『言わずとも解るわ』と出落ちで引っ叩かれました。
けれどもこの人出、熱気、歓声、その中心に立つ事になるなんて。
緊張するなって言う方が無理だと思いますうち!
けれどもそんなうちの惨状と引き換えエステルさんは慣れているのでしょうか?堂々として今迄と何も変わらないように、弓を手にしています。 ]
それにしても浜辺かぁ……。
[ すんすんと鼻を動かせば滅多にない潮香に、少しむず痒くて。
ロンディーネに至っては始めて見るのでしょう、珍しく羽がぴこぴこ動いて落ち着きません。
戦う事に限って言えば観た所、足元が砂場であることとほぼ開けた場所である事がポイントになるのでしょうか?
そう言えば相手は誰でしょう、と向こう側に目を凝らして――。
あれ? ]
……水かき亭さんの、女将さん?
出るなんて、知らなかった。
[ 時折自警団としてパトロールしているのはうちも知っています、同じ街ですから。
それでも、現役から離れて久しいとはおじいから聞いた気がするのですが。
いやいや、幾ら相手が知った顔とは言えども今はうち、エステルさんの相棒です。
ここは一発、応援するべきでしょう! ]
えーすてーるさーん!
がんばってくださーい!
[ 今はこれ位しかうち、出来ませんし!
ふぁいと!おーおー!** ]
[相棒のもとへと帰り、ぜえはあと大きく呼吸をしながら財布>>14を受けとる。
懐にしっかりしまいこみ、ようやく呼吸を整えて]
俺が!!一番!!
お前の武器を使いこなせる!!
どうだ!!
[威張るように胸を反らすが、とたんむせてゲホゲホと咳をする。]
[グレダとミルファーク、そしてグレダによく似た娘らと共に宿に向かうことになるが]
ジミーの、あれ、すげかったよな!!
飛んできた瓦礫、ぜーんぶ打ち落としてやんの!!
あいつ俺より若いだろ、どうしたらあんな技、習得できんだろーなあ。
それに、あの、変な竜器!あんな短剣あるんだなあ!!
[男にとっては貴重な対人戦闘となったので、ガラガラの声で多少支離滅裂になりながら、相棒に語り続けたのだった。
そうしてその晩は、出されたさまざまな肉や野菜の炙り焼きに目を輝かせ、飲むように胃に流し込んでは相棒からよく噛めとツッコミを受けたりもするだろう。]
― 西の村・宿屋 ―
「はい、あーん」
あーん……ぐ、ごががが!
多い! 一気に突っ込みすぎだ!
[あの黒い邪竜との邂逅から明けて一夜。リーマン達は西の村の宿屋で朝食を摂っていた]
と言うかだな、別に腕が動かないわけじゃないからな。
食事ぐらい普通に食べられる。
[昨日、景気良く邪竜にふっ飛ばされはしたが、本能的に邪竜の攻撃をガードしたのと双剣の片割れである聖没の防御効果により、大きなダメージは残らなかった。
それでも頭と両腕に捲いた包帯が痛々しい]
しかし、俺の腕はどうなってしまったんだ?
[あの邪竜との戦いから逃げ帰った後、すぐさまサイフラへの助力と邪竜へのリベンジに赴くべく、双剣を取ろうとしたリーマンだった。
だが、何故か双剣を上手く掴む事ができなくなっていた。
腕の感覚はある。重たいものも普通に持てる。
だけども、双剣やハンマーや竜の角灯と言った邪竜退治に関するものを持とうとしても、すぐに手から抜け落ちるように落としてしまう。
一晩寝れば、その症状も治まっているかとも思ったが、症状に変わりはなかった]
[だからこうして両腕に包帯を捲いてはいるのだが、痛みだけで言えば頭の傷と全身の打撲のほうがずっと痛かった]
(まあこれについては今、考えてもしょうがない)
[リーマンは頭を切り替えて、同じ朝食の席についているであろうサイフラに水を向ける]
どうだサイフラ?
もしあの邪竜を『殺す気』で倒しにに掛かったら、お前はあの邪竜に勝てたか?
─ 噂の出処 ─
[ハンマーズの本社に戻ったアサドに事の詳細や顛末を知らない社員たちが詰め寄る]
「サイフラ!討伐はどうなったんだ!社長は?!」
俺が着いた時、もうリーマンは地に横たわっていた。
「そ、そんな…社長……」
[こうしてリーマンは死んだ]
─ 西の村 ─
[一度ハンマーズに戻り竜滅を手に引き返して見れば相棒竜といちゃいちゃしているリーマンがいた。
少々の苛つきを覚えつつリーマンの問いには明確に答える]
無理。
アレには俺の技が通じない。
それに……アル=サイフラを失った。
[背中に背負っているのはリーマンの造った竜滅。
いつもの馬鹿みたいに長い刀ではない]
だからリーマン。
【アル=サイフラ】より強い刀を作れ。
[竜滅では足りないと、双剣でもまだ足りないと、アサドは強い視線で訴えていた]
ほう。その手捌き――とてもそうは思えぬがの。
[>>22デッキブラシを回す様子を見た上で、そう感想を漏らす。
しかし、どうにも武器には見えないそれで、どうやって戦うのだろう。
一回戦を勝ち抜いている以上、その竜器の持つ力は本物なのだろうけれど]
うむ。
[片手で敬意を示す姿も、しかと認めた。
以降は戦場の動向以外への意識は無用だ。
ただ一矢を放つことに、意識を集中する]
ほう。盾で防ぎはしないのだな。
[盾というより盥のように見えるが、ともかくそれを前面には出さず、代わりに分銅付きの鎖のようなものを手に飛び出すのが見えた。>>23
踏ん張りの聞かない砂を足場にしてのその加速は、魔力による何らかの補助があってのものだろう。
そのような分析をしている間に、最初に放たれた矢はあっけなく打ち払われ砂地に突き立った]
やはり、素の一撃に当たってくれるほど甘くはないのう。
[無論、竜器そのものでないそれを防がれることは想定内だ。
矢の威力や動きを操作する魔法も、今の所はまだ使っていない。
有効打がないことを気にする素振りもなく、しばし散漫とも見える攻撃は続いた。
中にはグレダに届くことすらなく、失速して砂に落ちる矢さえあった]
――頃合いかの。
[そう呟いたのは、互いの距離が20mを切った頃。
呼吸を整える僅かな間の後、グレダの動きと着弾地点の計算に、全神経を集中させる。
狙いは、グレダが次の一歩を踏み込む場所]
――砂塵!
[気合いの一声と共に、魔力を乗せた一矢が放たれる。
それは着弾した瞬間、砂地に大きな穴を穿ち、代わりに身の丈を超える程の砂塵を噴き上げる。
否、その一矢だけでなく、今まで打ち損じたり打ち払われた矢もまた、同様に砂地を爆ざし砂塵へと変えていた]
[砂、と言っても一粒一粒を見れば、石英や金属の粒子である。
ロンディーネの特性から操作は不可能でないと考えていたが、ただし意のままという訳にはいかず、それなりの魔力を浸透させる必要があった。
これまで当てるともなく放っていた矢は、その布石であった]
さて――征くかの。
[背中へ伸ばした右手が引き抜いたのは、次の矢ではない。
射程は2m強、握りから分銅の先まで正真正銘竜器のチェーンクロスだ]
竜器で直接叩かねば、勝ちとは見做されぬであろうからのう。
[右の後方から前方へ。
振るう動きに連動して、分銅が半円を描くように飛んでいく。
その先端は、先に噴き上げた砂塵の中心を、掠めるような軌道を取っていた*]
― 回想・出陣前 ―
では、ちょっくら行ってくるよ。
[試合当日の朝のこと。
ソレックスから微調整した竜器と矢筒たっぷりの矢を受け取って>>24、会場へ赴こうとして]
そうだ、大事な事を聞いてなかったのう。
そなたの竜器の銘は、なんというのだ?
私が名付けた方がよいなら、そうするがの。
[その問いの答えはなんであっただろうか。
名付けを任されたなら、それを告げた後で会場へ向かうことだろう*]
【アル=サイフラ】よりか……。
[サイフラからの淡々とした言葉を聞き、リーマンは一度大きく息を吐きだしてから黙考する。
実は【アル=サイフラ】を受け取ったその夜に、その【アル=サイフラ】を超える剣のプランニングはすでに出来てはいた。
しかし、すぐに無理である、と結論付けていたのだ]
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