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[素顔の少女の願い、取り零したりしないように]
……リヴリアの本音、やっと聞けたんだよ。
ねえ、リヴリア。
ここはまだ夢の中だよ。
私を見て……グレイヘンを、見て。
グレイヘンは、見ちゃ駄目なんて言わない。
ローザだってきっと言わない。
罪があったら生きちゃいけない?
そんなの、違うよ。
ー カスミのそば ー
ごめんね、ちょっと離れるね。
[カスミ?と問いかけたへんじを聞いたか聞かないか
ヴェルでもシンでもないような声が聞こえて、
そちらの方へと歩をすすめる]
カスミ…?
[目の端に雫が見えて、ガーゼで拭き取った。
もしかして起きたのだろうか、と顔を覗き込んだ]
生きたかったら。
力尽きるまで生きて良いじゃない。
死にたかったら。
死んだって良いじゃない。
私はそういう自由を、ずっとずっと夢見てた。
だから。
私は、リヴリアが生きて良い世界を、望むんだよ。
私はただ、それだけ。
[疲労の滲む顔。
だけど、表情は眠たげな色はなくひたりと]
/*
個人的にご都合主義のHEはいやだなぁ
屋敷全焼させたのはまずかったよな。
使用人は死んでなければいいわけじゃないと思うんだ
*/
拗ねちゃった?
だめだよう、けんかしたら。
[ダハールの言葉に、少し困った顔をする。
そう言いつつも、手はレンゲを編み始めて]
アカツメクサも一緒に編んだらどうかなって。
リヴリアちゃん、喜んでくれるかなあ。
[レンゲに目を落とし、少女は楽しげに笑む。
それから、口調はそのままに]
リヴリアちゃん、戻ってくる?
それならいいんだけど……。
だけどね、ダハールちゃん。
[レンゲを編む手元に目を落としたまま、いつもと変わらぬおっとりした口調で]
ハル、知ってるの。ここは、"ハルの願いが叶う場所"
ハルの場所。ハルの世界。
だからね、ここは、ダハールちゃんの願いが叶う場所じゃ、ないんだよう。
[おひさまが、風が、花が元に戻っても。
世界は確実に、綻んでいて。
少女は、本当は気づいているのだ]
ハルは、お花畑しかいらないの。
ダハールちゃんがいてくれたら、そりゃあ嬉しいけど。
だけど、ハルがどうしてもほしくて、望んでいるものじゃない。
[せっせとレンゲを編みながら、穏やかに少女は言葉を落とす]
ハル、本当は知ってるの。
多分、ハルはたくさんのことを忘れてる。
何を忘れちゃったのか、それはわからないんだけど。
でもね、どんなことかはわかるよ。
きっとね、それはハルにとって都合の悪いこと。
[口元に笑みすら浮かべて、少女はそっと目を伏せる]
だけど同時に、きっととても大事なこと。
ハルの心を揺らすほど、大事なこと。
だから穏やかでいられるように、ハルはそれを忘れることにした。
だからね……。
[顔を上げて、ダハールに顔を向けると、少女は困ったように笑った]
きっと、ハルは忘れちゃうの。
ダハールちゃんのことも。
アカツメクサ……
[名前からすると、シロツメクサの赤い花?
だろう、か?庭師 ワットの話を
ちゃんと聞いておけばよかったなぁ、と
それがどんな花かわからず。]
………………
俺の住んでいた屋敷に、さ、
広くて、綺麗な庭園が、あったんだー
今は、もう焼失してしまったけど。
庭師のワットが丹精込めた庭でさ。
他にも、ノーリーンはいつも他のメイド達を
きびきびと働かせて、家をピカピカにしてくれて。
ピエールは、俺たちが包丁を使う必要がないくらい
おいしい食事やおやつを用意してくれて。
けど……4年前 彼らの仕事場は失われて。
でも、彼らは、まぁ、親類の家に散っていて。
同じ待遇ってわけには行かないけれど
[ハルの言葉に 目を細める。
姉によって丹精込めた仕事場が奪われた面々。
姉が何より贖罪しなければいけない面々。
彼らは、家族、ではないのだから。]
俺がいなくても、動くとは思うんだけどね。
でも、やらなきゃだめかなぁ
[ハルの言葉にくすくすと笑いながら寝転んで
穏やかに笑って彼女を見上げる。
忘れていることは、覚えているんだ
と、そのことに少し安堵した。]
忘れたっていいんだ、それで君は笑うのだろう?
確かに、君の忘れたもの、
その代わりには俺はなれないから。
前、リヴリアちゃんはハルのことを"優しい"って言ってくれたの。
だけど、全然違うんだあ。
ハルは、このお花畑で、ずうっと笑っているために、大事なことを忘れるの。
そうすることを選んだの。
ハルは、本当はとても自分勝手で、自分のことしか考えてないんだよう。
だから、こんなハルは、ひとりぼっちがお似合いなんだあ。
ひとりでいることが当たり前なら、独りでも寂しくないもんねえ。
[編み上げた、レンゲとアカツメクサの花冠。そっと少女はダハールに差し出した]
できたよう。リヴリアちゃんに、渡してあげて。
けんかしたなら、仲直りしなきゃだめだよう。
[都合の悪いことは、忘れてしまう。
少女は、けんかをしたことも覚えていられない。
だから、仲直りだってできない]
ダハールちゃんには"たち"って呼べる人が、いるんでしょう?
だったら、そこにいかなくちゃ。
[私は……
愛することが罪か…と自らに問うた。
そして至るのだ。
それは罪だと。許してはいけないことなのだと。
現実に生きた私は 現実の理に
あくまでも愚直だった。
『それを罪とするならば、そんな世界はいらない』
と……
あの夜 薬という名の毒を持ち
介抱という名のナイフを手に
女が訪れた。
嗚呼、したければすればいい。
世界は好きにはできない。
もうどうでもいいと思っていた]
[けれど気付けば横たわっていたのは私ではなくて女だった。
いや、死んでいたのは確かに私だ。
同じだったから。なにもかもが同じだったから
ああ、なんて醜いんだろう。
なんておぞましいんだろう。
なんて汚いんだろう。
こんな汚い私は見たくない。
嗚呼そうだ。見たくないなら見なければいい。
潰してしまえば見えなくなるじゃない。
そして私はなんで死んでいないのだろう?
死ぬことすら拒んだ己が憎らしい。
殺したいほどに憎らしい。
嗚呼だったら死ねばいいじゃない]
[そう思ったはずなのに、私は生きていた。
生き汚く生きていた。夢に逃げても生きていた。
忘れたかった。憎しみも 愛情も
忘れてしまえば楽だった。
けれどできなかった。
ハルのように忘却の彼方へ想い出を押しやることはできなかった。
だって忘れてしまったら
あの子をあの子と思えなくなって
私がもう私ですらなくなるのだから]
[覚えていたい。愛していたい。
幻の中でもいい、ずっとずっと一緒にいたかった。
見ていたかった。
言葉だけはいつも拒んだ。
憎まれ口も叩いた。拒否もした。
けれど、私は一度として
追い出そうとはできなかった。
それが彼を苦しめ続けることだとわかっていても
私を苦しめることだと分かっていても。
永く永く近くにいたかった
それが私の業だ。
清廉からほど遠い、醜悪な私の姿だ。
だから腐りたかった
朽ちたかった]
[酷い私だ。汚い私だ。
欺瞞だらけの私だ
そんな私は── もういらない
いらないのに]
助けて……グレイヘン
私を助けてよ。
私をどこか知らない世界に連れて行ってよ。
私を私から解放して。
怒りも憎しみも愛情も忘却も
何もない世界で 最後に逝きたいよ
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