人狼物語(瓜科国)


1062 【完全RP村】少女の夢村


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渡り鳥 グレイヘン

[ならば、その一瞬だけで良い。
 彼女達の煌めくユメまで一緒に着いて行きたい。
 もうどんな憧憬も叶えられない渡り鳥とは違って。
 彼女達はまだユメを創る事ができたから]

 いっしょ。

[このユメを超えるまでは。
 そして、このユメが醒めるまでは。

 左右両の手で2人の手を取る。
 翼を広げれば雪のように羽根が散った。
 花水木の髪飾りを一度だけ、見やる]

 いくね。

[風を払うように大きく羽ばたく。
 重さという概念を掻き消すように、向かう先は――そら]

( 8 ) 2013/02/11(月) 15:20:34

渡り鳥 グレイヘン

[景色が変わっていく。
 近くなる星、小さくなる世界。
 綻び欠けて行く夢の大地が遠ざかっていった。

 少しずつ2人の存在が薄れて。
 意識だけのものになっていく。
 それでもきっと。
 2人なら、互いの姿を最後まではっきり見る事ができただろう。
 空で輝く、太陽と星ならば――きっと。

 やって来たのは、まだ夜を保つ星売りの空。
 明けなかった夜がもうじき終わる。
 握っていた2人の手を引き合わせて、微笑んだ]

( 9 ) 2013/02/11(月) 15:33:53

渡り鳥 グレイヘン

[そして、手を離す。
 そのまま2人は空に留まって。
 その存在が燃え尽きるまでこうやって。
 ほら、光るのだろう。

 花水木の右手で、太陽が。
 星売りの右手で、明星が。

 その光がとても綺麗だったから。
 渡り鳥は羽ばたく事を忘れた。
 風の中を真っ逆さまに墜ちながら。
 手を、振った]

 ばいばい。

[明けの真白な空に、羽根が、散った――**]

( 10 ) 2013/02/11(月) 15:39:32

渡り鳥 グレイヘンが「時間を進める」を選択しました。


【赤】 渡り鳥 グレイヘン

― 階段 ―

[屋上へ続く人気のない階段は、冷たい。
 体も冷え切っていた。

 確かに連れて帰って来る事ができた。
 だけどきっともう。

 私は此処から動けない]

 ――……。

[不機嫌だった表情がふっと和らぐ。
 “グレイヘン”だった頃の面影を取り戻して。
 命は燃え尽きようと*していた*]

( *0 ) 2013/02/11(月) 15:46:47

【墓】 星売り カスミ

― 夜を纏う少女の話 ―

[カスミと呼ばれていた少女は。
彼女が眠るきっかけになった事故まで、大病を患うことも大怪我をすることもなく、
ましてや大切な人と死に別れることもなかった。

夕暮れ時、行きかう人でごった返す駅前で空を眺めるのが好きで、
丘の上の天文台を訪れては飽きもせずプラネタリウムに見入っていた、
そんな、ただ星が好きな、少女だった。

彼女の経歴で特筆すべき部分をあげるとしたら、
天文部の部長をつとめていた頃に、頑張る高校生としてとあるテレビ番組に取り上げられたことくらい。

ちょうど、数十年に一度の流星群が見られる時期が近かったのもあり、
それなりの視聴率を稼いだそうだが、
そんな数字に興味などなく、星を見上げる人が増えればいい、と、
素朴に思っていた]

( +12 ) 2013/02/11(月) 17:53:06

【墓】 星売り カスミ

[そんな彼女が、バスの事故から身体は生還してもこころまではかえってこずに、
眠り続けることを選んでいるのは何故なのか――

医師や介入者たちは、彼女を見舞いに来た友人から手かがりを聞きだすことができただろうか。

恋に破れた話。
「星を見つけたら思いを伝える」。
そう決めて、初めて好きになった人へ告白する機会を伸ばしているうちに、
彼に結婚前提で付き合っている人ができたと知ってしまった話。

哀しいはずなのに、彼らの幸せを願うセリフを告げて、別れた話]

  『本当はすぐにでも奪ってやりたかった』

  『何でこんなこと考えちゃったんだろ、私』

( +13 ) 2013/02/11(月) 17:57:19

【墓】 星売り カスミ

[『嫌いだ』。

さっさと思いを伝えなかった自分が悪いのに、
自分の気持ちを知らずに勝手に大切な人を作った相手の幸せを、
ぶち壊したくなった、こんな、私なんて。

だから星になりたかった。
遠くからみんなを見ているだけの。

そうすればもう、誰を傷つけることもない。


      無論自分が傷つくこともない]

( +14 ) 2013/02/11(月) 17:58:01

【墓】 星売り カスミ

― 現から夢へ ―

[事故は明け方に起きた。
夜行バスの窓にもたれかかって、うとうとしていた。
目を開けば、すぐに空が見える位置。

甲高い音が聞こえた気がして、閉じかけていたまぶたを開く。

目覚めたばかりで光の褪せた瞳が、空に浮かぶ白い星を無意識のうちにとらえた瞬間、
轟音と衝撃がバス全体を覆った]

( +15 ) 2013/02/11(月) 18:00:43

【墓】 星売り カスミ

― 夢から現へ>>10 ―

――――…っ!

[思い出した。
意識が急激に覚醒し、引き伸ばされた感覚。
何かにぶつかったバスがひしゃげていく光景がスローモーションで再生されて。

その後、衝撃で身体はどこかに投げ出され、失墜の感覚を味わうことになる。
永遠とも一瞬ともつかぬ時間の中で、早く終わって楽になることを、確かに、願っていた。


思い出していた。全部。
渡り鳥の少女が墜ちていくのを見ながら。

また、墜ちていくんじゃないかと思った。
けれど]

( +16 ) 2013/02/11(月) 18:01:19

【墓】 星売り カスミ

……綺麗。

[夢が尽きるまでの僅かな間、浮遊感だけがあった。
それにやすやすと身を委ね、無邪気な声をあげる]

ね、綺麗、ですよねえ。

[花水木の少女から返答はあっただろうか。
ともかく、彼女の方を向き、その髪に散っていく白と同じそれをようやく、見つけた]

( +17 ) 2013/02/11(月) 18:02:22

【墓】 星売り カスミ

― 少女たちの部屋 ―

          [――白い、白い、空間]

          [けど、さっきまでいたところとは、ちがう]

    [どこ]
           [ここは、どこ]

       [ミズキちゃんは?]

―――、ぅ。

  [わたしは、
  どうしてだれかをちゃんづけでよんでいるんだろう?]


[――――わたしは、 『私』は、 だれ?]

( +18 ) 2013/02/11(月) 18:13:14

【墓】 星売り カスミ

[右手が、ベッドのシーツを弱々しく引っかいた。
自分の周りに散らばったカケラを拾い集めようとするように。

ぱたり、指の動きがやむと同時に、]

……… ん。

[弱々しく開けた目が、白い空間の正体を今度ははっきりととらえた。
といっても、どこかの部屋、としか分からなかったが]

………。

[カケラは散らばったまま。
だから、誰に対してか釈然とせぬまま、
どうしても言わなければならないことを、告げようと、口を開く]

( +19 ) 2013/02/11(月) 18:23:08

【墓】 星売り カスミ


……ぁ、――、――、――ぉ。


[『ありがとう』。

声にならない、ほとんど口の動きだけで伝える、感謝の気持ち。

伝えただけでは思いは満たされず、
届け、――とどけ、と願って息を吸う]

―――ひ、っ

[まるで泣いているような声しか出なかった。
そのうち本当に涙が出てきて、
ただでさえぼやけたままの視界が、ますますぼやけてきた。

明かりが、眩しい。
何かが――足りない**]

( +20 ) 2013/02/11(月) 18:40:20

【墓】 医師 シャルロッテ

ー ミズキのそば ー

[起きるまでにの間、カルテを読み込んでいた。
彼女の病のことも、父親のことも、眠ってしまうまでのことも。
もしかしたら目を開けられないかもしれない。

…そこまで考えた頃、ゆっくりと開く、瞼]

おはよう。
私のこと、わかる?

私は、シャル。
あなたの病気の専門の医者ではないけれども、
ここの病院にうつってからあなたを診てきたの。
お父さまも何度かいらっしゃったわ。
お元気で働いていらっしゃるわよ。

[目をみながら、ゆっくりとはなす。
聞き漏らさないように、機械音の間に耳を澄ませ、唇読む]

( +21 ) 2013/02/11(月) 18:44:58

【墓】 医師 シャルロッテ

…?

あ…う…い…?

[んー、と考え込むように首をかしげる。
カルテをばらばらとめくる。
父の名前でもなさそうだった。

…いろいろな名前を口でもごもごとさせたあと、ん、と思いついたように]


……カスミ?

[そう?と首を傾げた]

( +22 ) 2013/02/11(月) 18:45:31

医師 シャルロッテ、そのころ、誰かの声に気づいた**

( a0 ) 2013/02/11(月) 18:46:18

道化師 リヴリア

 ……

[私のの髪を掴み離すまいと引くダハール。
そうか…そういう決心でやってきたのか。
“家族”……嗚呼そうだね。最後の家族にしてしまったのは私のせいだ。
私の咎、私の責。
それを贖罪するのならば、私は彼のために、家族の一員として
弟の望むままに終焉を迎えるべきなのかもしれない。

でもね…ダハール。
貴方はどうしてそんな残酷なことを私に言うの?
……ううん、わからなくていいの。
でもね……]

( 11 ) 2013/02/11(月) 18:47:10

道化師 リヴリア

 私は君のそういうところが嫌いだよ。
 ダハール。

 自らの中だけで結論づけて、知った風な口をきく。
 いつだってそうだ。あの女との諍いも
 しゃしゃりでて“介入”して!

 家族? ああそうかい家族かい?
 じゃあ貴様にとって家族とはなんだ?
 貴様の理屈では、家族なら傍にいるのか?
 当人の意向は無視か?
 それが貴様の言う家族か?

 反吐が出る!

[掴んだ手をふりほどこうと、強固に抗う。
離さぬなら、己の髪を切り裂いてでも]

( 12 ) 2013/02/11(月) 18:47:24

道化師 リヴリア

 家族と共に死ねるなら本望とでも私が思ったのか?
 それとも自己満かい?
 いや……お前のことだ。こうでも思ったのかな?

 『責任の一端は自分にもある』とか?

 まったく嗤える話だ。嗤いすぎて哀れにすら思えてくる。
 私を自己満足の供物にしてくれるなよ。ダハール。
 お前にそんな責を負う義務も権利もない。

 ああ、いいさ教えてやる。
 私はな……ダハール 
 
[そうやって背負ってくれようとする。
まるで小さなお菓子をはんぶんこして一緒に食べるように
夢を共有するのと変わらぬ差までいつも私と共有する。
そんな貴方を 私は──]

( 13 ) 2013/02/11(月) 18:47:45


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生存者 (4)

道化師 リヴリア
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道化師 ダハール
23回 残511pt 飴
渡り鳥 グレイヘン
27回 残471pt 飴
お花畑の ハル
17回 残750pt 飴

犠牲者 (3)

夢見る ヴェル (2d)
岬守 シン (3d)
星売り カスミ (4d)

処刑者 (2)

無口 ローザ (3d)
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医師 シャルロッテ (1d)

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