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『そうかよ。まっ、それはそれ、指定されてたもの、来てるぜ。』
[バックヤードに引っ込んだオヤジが手に持って出てきたのは、なにやらジャラジャラと音のする袋だった。]
『25mmの対物ライフル弾だ。ガンマニアの友人に少し流してもらったが、こんなもんより、ロケットランチャーみたいな重火器の方がいいんじゃねぇのか?』
[袋の中身を開けるたトレインは満足気に頷いた後、店主に向かってへらへらと笑った。]
ドームの中で爆発物ぶっ放したら機械生命体より先に俺ちゃんが袋叩きにあっちゃうじゃんか。
さすがの俺ちゃんでもそれぐらいはわかる、間違いなく怒られる。
それに、機械生命体のスペック的に爆発で吹っ飛ばすよりも貫通させて穴だらけにしてやった方が得策に見えるんだよねぇ。
[先の偽バグシング事件以降、特殊チームの兵器開発局も機械生命体への対応を迫られているところではあるのだが、未だ開発段階なのか、少なくともトレインまで情報や実物は降りてきていないのが現状だ。]
………、あんた……。
[顔を上げて声の主を見て、沈黙。
「どこかでお会いしたことが……?」と訊こうと思っていたのだが、訊くまでもなく会ったことはあった。
ただ、ちょっとよくわからない感じの出会い方だったのですっぱり忘れていた。
そのため、スティーブから“セーガ”の身体的特徴を聞いていてもピンと来てはいなかったという次第]
どっかってどこよ……、……えぇ………?
[目を合わせないようにする様子を見て釈然としない表情をするも、>>10]
いーやいいけどさもともとそっちに用があったわけじゃないし。
でさ、リル、いきなりで悪いけど……たいへんなの。
この騒ぎに乗じて良からぬことを考えているゴロツキが、
ネオン街の方に行ったのを“観た”のよ! ………植物を通じて、だけどね。
すぐになんとかならない? 部下の人にぱっぱと片付けさせるのでもいいから。
[神妙な顔つきに戻ってリルに頼みごとをした後、もうひとつ肝心なことを訊く*]
で、さ……さっきまでここにいたはずのスティーブもどっかいったの“観た”んだけど、
………なんか知ってること、ある……?
[下層・街路より歩む先は中層。
P13ドーム警察機構本部ならび各分署において>>2:217、準備・待機・情報取得に走り回っているのは何も警察所属の者達ばかりではない。
金儲け、手柄をあげる為、或いは賞金首情報など、めぼしい話に飛びつく為に、フリーランスや異能者集団が警察機構に屯しているのは、そう珍しい話ではなく、普段から幾らかの連携が取られているそれらの動きは、迅速]
[異能者達は集団になることでその能力を更に発揮し証明する]
[それは個々人では芥塵屑である者達>>0:71>>1:94が力を撚り合わせ大きな成果を生むことを思えば、当然の推論]
[であるとするならば、現状警察機構を中心とする連携路が、防衛線形成が、脳細胞のシナプスが繋がるが如きに生まれるのも道理]
[人と人とが協力し合う]
[それこそが人の輝き]
[それこそが人の強み]
― 回想 ―
〜〜〜♪
[エーディの手の中には花の種がある。
その筋の店で買ったものやかつて咲いていた花から採れたものなど様々だが、
共通しているのは、これらの種から咲く花は皆同じ色合いを持つということ。
花畑の一角に等間隔に花の種を植えていく。
シャベルで土をかぶせたところに両の掌をのせて、目を閉じる。
――植物の成長促進。その効力はたちどころに現れる。
種を植えた一角から、黄色やオレンジにかけての色合いを持つ花が、
芽吹く/緑を増していく/蕾をつける/やがて花開く。
そうして花畑に一つの色が増す。今日もいい感じだ]
[であるとするならば、現状警察機構を中心とする連携路が、防衛線形成が、脳細胞のシナプスが繋がるが如きに生まれるのも道理]
[人と人とが協力し合う]
[それこそが人の輝き]
[それこそが人の強み]
[人はそのように、讃歌することも出来たであろう]
なん、なの……。
[ちょっとだけ寒気を感じた。自分の身体を抱くような仕草。
実際のところはさておき、これが物理的な寒気だとエーディは思っていなかった。
あまりにもその人の表情が変わらなさすぎたので、
ちょっと不気味に思ってしまったせい]
[好みの話、こいつの逆が良い。
そういったのは妹に対して。
実際本来の好みはどうだったか、それは男は話したことはないだろう。
しかし、妹が死んでから、付け加えられた
『死なないやつ』は、妹の死や、ヴェスのいつか死にそうな。
それに対する言葉でもあったか。]
それは…
[俺の普通って何だよ。その言葉に何か言おうとし、
それに気を取られた。]
……っ
[掴もうとした手は、掴み捻られる。]
……
[異能行使前、睨みつけ、]
ぜってぇ、すぐ戻るからな!!!
[そう、言葉を残し、
男は中層のバーへと飛ばされるだろう。]
― 現在/下層区域・公園 ―
[今もあの時と同じ理由でわずかに肩を震わせる。
何にも言わずに立ち去ったくせに、
「いつもいる」と言える程度にはいつでも花畑を見ているらしい――その何考えてるか分からん様相で?
……いやいーじゃん花畑に害をなしてるわけでもなし。
そう思い直してあるかなきかの笑みを浮かべるまで数秒程はかかっていた**]
[>>18であるとするならば、現状警察機構を中心とする連携路が、防衛線形成が、脳細胞のシナプスが繋がるが如きに生まれるのも道理]
[人と人とが協力し合う]
[それこそが人の輝き]
[それこそが人の強み]
[人はそのように、讃歌することも出来たであろう]
[である>>18とするならば、現状警察機構を中心とする連携路が、防衛線形成が、脳細胞のシナプスが繋がるが如きに生まれるのも道理]
[人と人とが協力し合う]
[それこそが人の輝き]
[それこそが人の強み]
[人はそのように、讃歌することも出来たであろう]
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