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すごい!
ダニール先生、本当にかっこいい!
クレーシャとも、ヘンタイとも、違うんだから!
[もちろんレイス=ヘンタイである]
先生、強いの?
強いよね、すっごく強そうだもん!
[好みのタイプは? と聞かれれば
『強い人』と答えるのは幼い頃から変わらない]
すごいなぁ……
かっこいいなぁ……
[憧れの混じった声
色々と完璧に、理想のツボに嵌まったのだった]
(それにしても……)
[先ほどから、誰かの“声”が聞こえる気がする。
誰かの、自分を呼ぶ、声。
優しい、包み込むような声。
これは一体、何だろう……?]
[思えば、いつも母の存在を求め、村外れの古びた教会に墓参りに訪れていた。
そこに行けば、母の存在を近くに感じられる気がして。
母の声が、聞こえてくるような気がして。
あぁ、いつだったか、それを如実に感じる事が出来た気がするのに。
その事を思いだそうとすると、ズキリ…と痛みが走る]
[一瞬、真新しい教会の壁が、古びた教会のそれに感じられて。
記憶が、混濁する。
大勢の声が聞こえた気がする。
声にならぬ声。
あの淡い光の世界の世界とは違う――聞こえるべきではない、声。
怨嗟だったり、悔悟だったり……様々な声が聞こえた。
それに悩んだ時、誰かがアドバイスをしてくれた気も……]
[頭の中に、メーフィエの顔が浮かび、そして消えて行く。
あのようなやり取りをしていたからだろうか。
不思議と、彼を頼りにしてしまっている自分に気付いた。
いや、それだけでは無かったのだろうか……?
そもそも、村でそれほどメーフィエと話をしていただろうか。
村内での記憶は無く…思い起こされるメーフィエの姿は、どこか薄ぼんやりとしていた]
[不意に浮かび上がる、炎に包まれた教会のイメージ。
ハッと周囲を見渡せば、そこは真新しい教会で、炎は影も形も見えなかった。
突然怯えたように周囲を見渡した自分を、レイスはどう思っただろうか。
不安を払拭するようにゆっくりと頭を振り、笑顔を浮かべる]
[ズキリ……と喉が痛む。
何かを思い出そうとする度に、ずっとこの症状に悩まされてきた。
声が出ない事と、記憶が混濁している事には、何か関わりがあるのだろうか…?
古びた教会の壁。
朧気なメーフィエの姿。
そして、レイスの記憶……。
記憶の断片が浮かんでは消える。
届きそうな位置にあると思えど、手を伸ばせばそれはふいっと姿を消す]
[レイスが許してくれるならば、その胸に顔を埋めつつ……。
そうして居ても、自分を呼ぶ誰かの“声”は止まなかった。
吸い寄せられるような、まるで、今でも引き寄せられてしまいそうな、声。
なのに、不思議と恐ろしさは微塵も感じなかった。
温かく、そして優しい、自分の名を呼ぶ、声。
幼い頃からイメージしていた姿と、その声が、不意に重なった]
(…………お母さん…?)
[声の主に母の印象を重ね、思わず周囲を見渡す。
自分を産む時に亡くなった母の声など、知る筈もないのに。
自らの考えに、一瞬苦笑いを浮かべ、ゆっくり頭を振った]
[レイスの温もりを感じながらも、微かな違和感を覚える。
こうして居たのは、いつの頃だろう……。
やはり脳裏に浮かぶのは、古びた教会。
自分は、あの廃教会には墓参りに行くばかりで、中に入った事はなかったのではないか…?
ズキリ……と、痛みが増す。
喉だけではなく、全身が熱くなる気がする。
まるで炎に包まれているような、そんな感覚に襲われ……。
……痛みが押し寄せると同時に、自分を呼ぶ“声”も強くなる]
(どうしてだろう……。
思い出さない方がいいという事なの?
私は、思い出したいのに。
彼の事を、忘れたままでなど居たくはない――。)
[次第に、古びた教会のイメージが鮮明になっていく。
まるで、自分が今こうして立っている処まで、古びた教会な気がして。
周囲を見渡せば、壁の色がくすんで見え、かと思えば一瞬で真新しい壁へと変わる。
混濁しているのは記憶ではなく、自分の意識そのものではないか……。
そう思いながら、ぎゅっとレイスの服を掴む。
記憶も、視界も、意識すら定かではないこの世界で。
彼の温もりだけが、ただ一つ、確かに感じられるものだった。]
[過去の記憶に思いを馳せれば、視界が歪み、自分が古びた教会に身を置いているような気分になる。
自分を呼ぶ声に耳を貸せば、まるで引き寄せられるような、そんな感覚に襲われる。
どちらに身を委ねるでなく、ぎゅっとレイスの体にしがみつき、そっとその顔を見上げる]
(レイス、さん……)
[ゆっくりと唇を開く。
何度も呼んだはずの、愛おしい名。
果たして、それは何処で呼んだのだったか。いつ、出会ったのか]
[全身に、ちりちりと焼けるような痛みが走る。
そして、喉がズキリ…と痛む。
古びた教会。金色の獣。自らを抱くレイスの姿。
そして、炎に包まれて――?]
[自分の名を呼ぶ声が、ひときわ強くなる。
このまま、吸い込まれてしまいそうな錯覚に襲われ、ぎゅっとレイスの服を握りしめる。
呼ぶ声は温かく優しい物なのに、何故かそれを受け入れるのが躊躇われて。
レイスの顔をじっと見上げたまま……]
レイ……ス、さ……。
[――…ゆっくりと、一筋の涙が頬を伝った。]
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