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[火炎流の向かう方向に気づけば、頬をピクリとさせたが]
[それを壮絶な笑みに変えて]
さて。
じゃあ、こちらからのお返しよ。
[袋の口を、ふたたび屋上に向けて]
[シャルとグラッジィもいる?あ、全然気にならないわ。だって一般人に気をつけろとは言われたけど、どうみても一般人じゃないし]
[というわけで]
変成!!
[炎の力を変成=重力の力へ変えて、メイアル……ではなく、ビルそのものへ向ける]
[ゴゴゴゴゴゴ!]
[ジンロウ町の建造物は、どうせ戦闘ですぐ壊される運命。だから、手抜き工事ばかりになっていて。たやすく揺れ始めた]
―ジンロウTV屋上―
[一気にショートカットしてシャルロットを降ろし、大鎌を振りかざす]
ああ、やっぱり爺さんとこでミルクティー飲んでた奴ではないか。
英雄でなくとも、護りたい・その為にどれだけ小さくとも出来る事をしたいと思うものは誰しもあるだろうよ。私はそれをしに来ただけの事。
英雄程の力はないが、ちぃとばかりのお前の邪魔くらいは出来ると思うぞ。
[それからシャルロットが喚び出した鳥型ホムンクルスには花言葉]
『勇者』マリーゴールド、空を行く彼の者に突き進む力を!
[効果が曖昧だったかもしれないが、素早さが9(30)程上がったかも知れない]
「キシャシャシャシャー!!」
「シャー! シャー!」
[96匹もの蟻型の背広怪人は固い殻で身を包み、TV局の屋上目掛けて階段なりエレベーターなりエスカレーターなりで進撃し、5匹もの巨大な蜂の背広怪人は空中で一気に屋上へ飛び立ち、ヒーロー達を襲う]
美学の欠片もないお粗末な仕事じゃの……
「あら、上司批判ですの、課長」
フン。で、ペーストはどういたのじゃ?
「ちゃぁんと、このTV局ごと、ヒーロー全員を異次元送りにする為に地下駐車場で装置をセットしに行っていますわ」
そういえば。
良いものを貰っていたのだっけ。
[魔晶石をもう一つ取り出すと。解呪の意思を石に込めて行く。するとシェルフィムを捕らえていた網は薄くなって消えていくだろう]
返して貰うわよ。
あたしのシェルフィムを。
[そう言うと、真紅の禍々しい蝶達は再びメリアルの元へと集まっていく。網に捕らわれて若干の消耗はあれども、まだ十分に戦えるだけの力はどの蝶にも残っていた]
…ありがと、ゆー。
[首にかかった感触に、きょとりとしながらユーリを見て。ふわりと笑んだ顔に、にこり笑って、頷いた。そして]
―ジンロウTV前・こちら巨大ガメ甲羅に引きこもり中―
こーらーっ!!
[超音速で突っ込んできた勢いそのままに、甲羅に引っ込んで転がった亀>>36に体当たりを食らわせる。一瞬で視界の遥か彼方上空へとすっ飛んでいく甲羅は、その加速度で溜め込まれた魔力をも弾いただろうか。
あるいはおりしも流れ込んできた火炎流さえ弾いたかもしれない>>40]
あっちも!
[とビームで焼かれた町並みを示し]
こっちも!
[とハンマーの降り注いだ周囲を示し]
ジャスティスするならちゃんとしなさい!!
[最後にびしっと指を突きつけ、叱ったのはカルロの方]
アニーちゃん! お店が――
[アニーが見逃した方の炎が、道具屋の方向に向けて飛んで行く]
まじかるまじかる、あめあめふれふれ!
まじかる☆れいんしゃわー!
[咄嗟に魔法の雨をアニーの店の上に降らすも、せいぜい炎の威力を弱める程度にしかならなかっただろう]
いいのよ、るーこ様!
形あるものはいつか壊れるわ!というか、ジンロウ町の建物は、耐久より先に壊れるのが宿命ッ!
それより大事なものが……あるでしょう!るーこ様!
[TV局ビルの振動は次第に激しくなり、96匹のアリ怪人>>47は、階段から転がったかもしれない]
[メイアルの言葉>>52には鼻を鳴らして]
アナタは別にどうなっても構わないわ。
でも、ビル内の一般人を巻き込んだら、るーこ様が悲しむのよ。
おい……コピー。
[>>45の有様を呆然と見守る...とコピー。目の前でTV局ビルが倒壊しようとしていた]
「逃げましょうか、課長♪」
ド、ドアホーッ!!
[蜂型怪人は忠実に屋上で戦うかも知れないし、蟻型怪人は自滅するかも知れない。地下にいるペースト達は……どうなるのだろう?]
/*
あまりにもタイミングが悪かったねえw
そして、ビルが崩れても廃墟舞台にまだ戦うんじゃないのだろうかw
アニュエラの考えが読めないw
ああ。もう。
[目の前で揺れ始めるTV局に>>45。ゴーグルかけなおしつつ、ユーリを自転車から降ろす]
ゆー、外のこと、頼んでいい?
ジャスティス急便はちょっと
[ぐっと、ジャス天号のペダルに力を込めて]
“あなたの命も大事にお届け”してくるから。
[今にも崩壊を始めそうな屋内へ、一気に加速し、飛び込んだ]
>>39
私は“基本的には”傍観者ですよ。
邪魔な相手がいればちょっかいかけるし、邪魔じゃなければただ見てるだけ。それだけです。
ブーン ブーン ブーン
[五匹の蟻怪人は+表+表トメ子、裏アニュエラに向けて、手にした槍を突いては逃げるという攻撃を加えだす。うっとおしいだけで一撃一撃の攻撃力はないが、その際他から攻撃を受ければ、判断が遅れるかも知れない]
大事なこと……。
……そうね。これで多くの命が守られたのなら……
[例えつるやが焼き尽くされたとしても、自分の行動を後悔する事はないだろう。
――アニーの店とは商品価値が違うかもしれないが]
でもこのご恩は、いつかきっと返すわ。
ふうん?
けど、貴女の考えには決定的な誤算があるわ?
[余裕の笑みを見せながら、指を弾くと黒剣が生み出され。周囲には怪しい魔法陣が描かれていく]
あたしはシェルフィムにのって退避しても良いし。それが難しければテレポートをかけたってかまわない。貴女のしたことは一般人を悪戯に危険にさらすだけ。違うかしら?
それで、ペーストの安否はどうなったのじゃ?
「今入った連絡によりますと――」
[半:「不運にも瓦礫の下敷きとなり…」丁:「今こちらに向かっております」+半+どちらにしろ装置は他の者が持って撤退するだろう。]
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