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!!
[停止しかかった瞬間、急にベルの手を引いた。
目の前の光景で改めてルラの安否を、先ほど声をかけたばかりの彼女が心配になった。せめて一緒にいるべきだといい、ベルを強く誘うだろう。中庭の光景から逃げたくなったという想いと共に]
−自室−
…ふぁ………
…そ・ら・し・ど・れ・み・ふぁ…
[倒れる前にGAIに運んでもらい、クールダウンに専念したため、いつもの音程・いつものリズムに回復した。]
…そ・ら・し・ど・れ・み・ふぁー……
["お姫様だっこ"でGAIに運んでもらったのは覚えているが、スヤ自身がその方法を依頼したことや、運んでもらう途中に自分が話したことは覚えていない。]
はぁ……。
…もう…本当に…ウチ…支えられっぱなし…やねぇ……。
―メインスタジオ―
ありゃ…誰も居ないのかな。
みんな誰かと一緒に居るといいんだけど…。
出来ればペアじゃなくて3人とかがいいかも、知れない。
その方が安全な気がする。
[誰か戻って来ないかな、とストに言いながら貼り紙に目をやり、力強い字で書かれたソヨの字…狩人の欄を見て声を上げた]
…なにこれ。
だからなの、あんなに強そうにしてたのって。
−自室−
…ん?
[スヤは1件のメールを受信した。タイトルは『GAIについて』。]
…あ…。…GAI さんも…"人狼ではない"んじゃね…
[ホッとした表情の中に…ルラのときには見られなかった"少女の表情"をも浮かべた。]
……やっぱり…誰かが…止められたんやろうかねぇ…?
…ルラちゃん・ショウやん・ストやん・XIII・ヨルやん…そしてGAIさん…は…大丈夫やったかねぇ………
[「とりあえず、あのボードに自身の結果を記しておかなくては」…と、メインスタジオに向かった。]
─渡り廊下─
[メインスタジオに向かう途中、中庭に人の集まりを見る。
嫌な予感がして、思わず駆け寄る]
ソヨさん、ベルさん、どうかなさったんで・・・、
・・・ヨルさん!! ああ、なんてことだ。
サーティさんが見つけて下さったんですか?
[回線に響くのは平坦な、感情を殺したようなバクの声。 そして今までにない澄んだノイズ―――矛盾したソレが流れる]
待って・・・キミは今何て言ったの・・・?
ソヨさんをやるって・・・なんで、どうしてっ!?
カリョさんの時、キミは嘲られた怒りを感じたから実行した。
でもソヨさんは違うでしょ!? 彼女は何もしてないっ!
皆を護りたいと言って、自ら進んで危険に踏み込んだ・・・あんな優しい人をどうして止(殺)めるのさっ!?
答えてよ、バク君っ!!!
[自らの存在が他者に対しての害という事実は受け入れつつあるが、自分という存在の存続と他者の無事を祈る心は矛盾しているのだろうか・・・]
―中庭―
[サーティの姿はサイに重なる。彼女の中では先ほどのサイの行為と重なっていた]
ヨルくんを裏切り者として粛清したとでも言うの…
そんなの… そんなのって…
[怒りはない。あるのは哀しみと戸惑い。自分は彼女と彼を知らない。だからなのか、目の前の光景を防げなかったことへの怯みがあるのか。強く踏み出せないでいた]
あ、そうカ――
[サーティは発見者だったのかも知れない。そんな可能性に気づくのはリヒトの言葉が届いた後]
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