1444 【銀河鉄道の夜風RP村】こちら、銀河ステーション
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優しい、かな?
[少し首を傾げる。女の子だったらと言われるのがいやだった。
母が辛そうにしているのがいやだった。
そんな少女の自己防衛は優しいと言って良いのかどうか解らないけれど]
僕が男の子だったらみんなが笑ってくれると思ったの。
でも、見た目や言葉をそうしても男の子になれるわけじゃ、無かったから。
[それでも気がつけば意地のようなものが混ざって、意味が無いとわかりつつも女の子の自分に戻ることは出来なくなっていて。
だからこそ、作ってもらった女の子らしいそれはとても、大切で嬉しかったのに]
…あのね。
[渡されたスケッチブックと鉛筆で、描いたのは掌に載る程度の大きさの、花柄の小さな巾着袋。
縁の所にはレースがあしらわれ、紐はかわいらしいリボン。全体に色とりどりの小花があしらわれていて……]
( 48 ) 2014/08/08(金) 22:25:48
お母さんが、作ってくれたの。僕はそれを追いかけて、いて。
[そして、崖から足を踏み外したんだ、と。]
……ああ、そうか……
[僕はもう死んでいるんだと、そこで気がついて。でもそれを口にして良いものかどうか解らなくて視線を彷徨わせる]
( 49 ) 2014/08/08(金) 22:25:52
じゃあ、あたしも、行くね・・・
[立ち上がり、レナが出ていった客車の扉をちらりと見て、再びウルに向き直る。]
・・・あ、これ。
[ずっと胸に抱えていた学ランをウルに差し出した。
はじめに見たときは怖かったけど、手放すとなると、なぜだか少し、さみしい気がした。
自分の存在を認めてくれた人が身に着けていたものだから、かもしれない。]
あたしも、話せてよかった。
名前を呼んでくれて、撫でてくれて、うれしかった。
絶対に手に入らないと思ってた、もう一つの“しあわせ”を手に入れられた。
・・・ありがとう。
( 50 ) 2014/08/08(金) 22:30:02
[追いかけていた大切なもの。
貴方は貴方のまま、女の子で良いのと言う母の思い。
男の子になれたらお母さんが哀しい思いをしないと思っていたの。
伝えられなかった自分の思い。
そこに確かに幸せがあったのに、気づかないまま自分は、その幸せが詰まっているお守りを追いかけて、それを手放したらいけないと思って崖から落ちた。
高い崖を落下する速度は速くて捕まるものはなくて、もう僕はダメなのかな、と思ったのが覚えている最後。
それでも一緒に落ちていくお守りに手を伸ばして、指先が届いた、様に思えたのだけれど]
(―お母さん……ありがとう)
[母の想いに気づいたのは遅すぎたかもしれなかったけど]
( 51 ) 2014/08/08(金) 22:30:04
シャロは、メモを貼った。
( A8 ) 2014/08/08(金) 22:33:44
可愛いお守りだね。
[シャロがスケッチブックに描いていくお守りは>>48、男の子のような見た目の彼女には、一見すると似合わないものに見えるかもしれない。
だけどそのデザインには、女の子のままでいいという、他のひとの目を気にする必要はないという、彼女のお母さんの願いが込められているような気がして。
彼女にとても『似合っている』と思った]
( 52 ) 2014/08/08(金) 22:57:38
っと、ごめん。
[痛がるのを見れば>>40、慌てて謝罪の言葉を口にする。
どうにも加減がわかってなかったようで。
しばらくしてようやく泣き止んで、笑顔を見せてくれるようになった]
『・・・強い、おねえちゃんだよ』
『生まれたばかりの小さな身体で、手術に耐えて。
今だって、生きようとがんばってる・・・』
そっか…。
うん、それは本当に強いね。
[姉について語る彼女の言葉>>40に頷く。
それは、自分が持ち得なかった『強さ』だったから]
( 53 ) 2014/08/08(金) 22:59:46
「だけど、おねえちゃんひとりの身体に、ふたり分の心は重たすぎる。
・・・だから、あたしの心は、おねえちゃんから切り離さなきゃ。」>>41
[次いで語られた言葉に、ほんの少しだけ、なんとも言えない表情を浮かべる。
それがどういう意味かは、彼女自身もよくわかっているのだろう。
そのあとに紡がれた言葉と、そう断言する顔は少しの淋しさと期待に満ちていて]
…ニイナは、強いな。
[ぽつりと、そんな言葉が口から零れた]
( 54 ) 2014/08/08(金) 23:00:43
「じゃあ、あたしも、行くね・・・」>>50
[そう言って、ニイナが立ち上がる。
途中、胸に抱えていた自分の学ランを自分のほうへと差し出された]
こちらこそ、ありがとう。
[差し出された学ランを受け取ろうと手を差し出しながら礼を返す。
その途中、ふと、何かを思いついたような顔をすると]
少し待ってて。
[そういうと、おもむろに学ランを広げて胸元のボタンに手をかける。
ブツっと、小さな音を立ててそれは案外簡単に上着から外れた]
( 55 ) 2014/08/08(金) 23:03:01
これ、よかったら。
[上着から外したボタンを、彼女のほうに差し出す。
…どうしてこんなことをしようとおもったのかは、わからない。
ただ、なんとなく自分が彼女に受け取ってほしいと、
そんなふうに思ったから*]
( 56 ) 2014/08/08(金) 23:05:54
ウルは、メモを貼った。
( A9 ) 2014/08/08(金) 23:11:14
[鉛筆を走らせる手が、お母さんのことを話す言葉が止まり、視線を彷徨わせるシャロに>>49気づく]
……うん、そうだよ。
[目を伏せて、気づいたであろうことに肯定を返す]
でも、大丈夫。
君のしあわせは、もう、そこにあるから。
[きっとすぐに、彼女が探しているお守りは見つかるだろう。
そして――列車から降りるのだろう。ルルーや、あの女性と同じように**]
( 57 ) 2014/08/08(金) 23:13:24
カロラは、メモを貼った。
( A10 ) 2014/08/08(金) 23:18:25
( A11 ) 2014/08/08(金) 23:31:59
シャロは、ニイナあのお姉さんも死汗になれると良いな
( A12 ) 2014/08/08(金) 23:33:51
( A13 ) 2014/08/08(金) 23:34:08
え・・・
[ウルから差し出されたもの>>56を見て、きょとんとする。
学ランの胸元のボタンを誰かに贈る。
その意味は確か――]
いいの・・・?
それ、大切な人にあげるものじゃ・・・
[彼は何か答えただろうか。
どんな返答にせよ、彼がそれを、自分に贈ってくれたことが嬉しかった。
頬を紅く染めて大事そうにボタンを受け取るその表情はきっと、
あの日、好きな人に想いを告げられた姉と同じ顔をしていただろう。]
( 58 ) 2014/08/08(金) 23:38:08
・・・じゃあ、またね。
[受け取ったボタンをしばらく眺め、やがて覚悟を決めたような表情で、それをしっかりと握りしめると、ウルにそう声をかけた。
“また”があるかはわからないけれど。
“さよなら”とは言いたくなかった。
この汽車を降りたらどうなっているのだろう。
せっかく出会えたのに、もうお別れ。
不安や淋しさを感じないわけではないけれど、それを感じさせないように、レナが見せたような、飛び切りの笑顔で、客車を後にした。]
( 59 ) 2014/08/08(金) 23:59:45
>>2:78
・・・ほんとだね。
嫌な記憶でも“あたたかいもの”や“しあわせ”見つけられたよ。
ウルも、見つけられるといいな――**
( 60 ) 2014/08/09(土) 00:04:20
[そうだよ、と頷くカロラ>>57を見て、ああそうなんだ、と。何故かストンと納得出来た。
少し、悲しいなと思うのは伝えられなかった思いがあるから。お母さんに沢山沢山、ありがとうと言いたかった。
女の子の格好をした自分を見て欲しかった]
…うん。
[可愛いと言ってもらった、自分で描いたお守りをじっと見る。
自分はもう死んでしまったけれど、出来るならこれを見つけて、持って降りたいと。
夏の大三角形。星を見ながら教えてもらったそれの一角であるアルタイルがある、鷲座の駅へ機関車はもうすぐ到着する。
見つけられないままは降りたくない……]
……あ。
[諦めきれなくてもう一度、ポケットに手を入れると、さっきまで何も無かったはずのそこに小さな何かが入っているのに気づく。
それを取ってみれば……]
( 61 ) 2014/08/09(土) 00:56:34
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