人狼物語(瓜科国)


1079 【突発RP村】やがて、世界は闇に沈む【飛び入り歓迎】


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小説家 エラリー

――、――

[のそりと背を縮め、崩れ落ちた二人の息を確かめる。
やはり、異形と化した少年に息はなかった。司祭の息はか細く、意識を失ったためか、それとも――
男はひとまず、少年と司祭の身体を引き離そうと――したところで、背後にかすかに出来た影を感じた>>13]

( 19 ) 2013/03/08(金) 02:36:44

小説家 エラリー、メモを貼った。 メモ

( A4 ) 2013/03/08(金) 03:04:53

歌い手 ナデージュ

[わたしはケープのポケットに小瓶を入れます。
試してみようとも思いましたが、2つという数はあまりにも少なく思えました。
ポケットの中で、カインさんから頂いた飴玉と小瓶とがぶつかりあいました。

それから、音楽盤を以前使っていたショールに包むと、わたしは自分の家を出ます。
酒場はわたしの家から見える程度の距離ですから、あまり時間をかけずに到着したでしょうか。

灰は未だに降り続いていて、世界はやっぱり真白くて。
このままこの灰が降り続けば、世界はやはり、終わるのでしょうか。
無の白に、染まりきってしまうのでしょうか。

その時わたしはどうしているのでしょう。
わたしもその白の一部に、混ざり溶けてしまうのでしょうか。
それは、なんだか酷く恐ろしい事のように思えました。]

( 20 ) 2013/03/08(金) 08:50:31

歌い手 ナデージュ

[そっと酒場の扉を開きます。
からんからん、と、音が響きます。

まだ、スーさんはそこにいたでしょうか。
もしスーさんが起きているようなら、わたしは笑いながら一度、頭を下げます。
それからカウンターの奥へ行き、マスターの眠る部屋へと向かいました。

寝台に横たわるマスターの胸元に、持って来た音楽盤をそっと置きます。
わたしの声が一番綺麗だった時の歌を、マスターには持っていて貰います。
わたしは歌で、マスターにたくさん救われてきたのですから。]

( 21 ) 2013/03/08(金) 08:50:40

歌い手 ナデージュ

[明日の朝、マスターはやっと、愛していた奥さまと一緒になる事ができます。
わたしにはそれが少し、羨ましかったです。
一応わたしだって女性なのですから、恋愛だとか、そういうのに憧れてはいます。

気付けば世界はこうなっていて、気付けば身体もこうなっているので、どうにもならないのですが。
それでも死する時、誰かに寄り添ってもらえたら、と。
そんな事を思うのは、贅沢でしょうか。

自嘲のような笑みを浮かべながら、マスターの部屋を出ます。
ぎぃ、ぎぃ、と、床板を軋ませながら、わたしはホールの方まで歩いて行きました。**]

( 22 ) 2013/03/08(金) 08:50:48

人造妖精 エステル

[セルマ>>8の足に追いつくには普通の歩幅では無理で。
やがて距離は開いて。暫し佇み。
と、と小走りでセルマに追いつく。
滲み出すものは言葉よりは雄弁だったろう。
エステルに伝わっているかはまでは確実ではなかったけれど。]

─教会に─

[死の灰は ふる ふる 。
いのちは消えて零れ落ちる。
そんな灰がふる中、 遠目に大きなものを背負った人が見えたように思えた。
大きな灰色を背負った人が。]

( 23 ) 2013/03/08(金) 11:59:24

人造妖精 エステル

[一時また立ち止まったからか、
セルマ>>11>>13>>19は先に行ってしまったろう。]

 …………。

[遠目からは定かではなく、
エステルも間も無く教会の中へと入るだろうけれど。]


   [ふわり]


[何処からか舞って来た灰色の羽が、
丁度、間、灰の積もる地面に落ちた。]

( 24 ) 2013/03/08(金) 12:03:18

人造妖精 エステル

[ぽたぽた、ぽた。
赤い血が、教会の扉の中に続いている。
零れ落ちたいのちの色。
世界から喪われてゆく色。

薄暗く陰鬱ささえ感じさせる教会の中、
欠けたステンドグラスから差し込む微かな陽光。
片翼の赤黒い羽の少年を抱えた司祭は、

 ───この世界でまだ神に祈りますか?

**]

( 25 ) 2013/03/08(金) 12:15:33

人造妖精 エステル、メモを貼った。 メモ

( A5 ) 2013/03/08(金) 12:19:18

手紙狂い パース

[立ち上がって見渡す。
どうやらここは、灰によって廃墟となった集落のようだ。降り積もるそれに耐えかねたのか、崩壊している建物もある。
斑のついた葉っぱがしっぽに絡んでたから、じゃらじゃら、と振って落とす。]

ここ……。
知っているかい、カイン?

[相手はまだうずくまっているだろうか。必要なら肩を貸す。

ふと、少し離れた場所が、不自然に盛り上がっていることに気付く。
何かの上に灰が積もっているのだろうか。
カインから離れて(肩を貸している場合、彼鹿をは地に捨てていくことになるだろうか)、その灰を払うために弓を手に取ろうとして―]

……あ。

[無い。海水の瓶も手元に無い。
仕方がないので矢筒から矢を取り出して、それで灰を払った。

出てきたものは、己のものと酷似した、キャスケットの成れの果て**]

( 26 ) 2013/03/08(金) 13:47:03

中毒 カイン

― 森の中、元ランス邸辺り ―

[>>2:169同行人の慰めに、されるがまま。
あまり大丈夫ではないが大丈夫の言葉の変わりに、こくこくと頷いておいた。]

……うん。

[パースの口で砕けた飴に、苦いような渋いような困ったような、複雑な表情を見せるのは、どう何を言えばいいのか思いつかなかったからである。]

( 27 ) 2013/03/08(金) 17:29:06

中毒 カイン

[暫く痛みにあえいだ後、パースに肩を貸してもらい、立ち上がる。
>>26すっかり老人の佇まいで、其処を見回した。]

知ってる。
ここは、ランスたちの……

[懐かしい記憶を辿れば、穏やかな木漏れ日の中の、小さな集落だった場所。

同行者に手を離されて、よろめきながらも何とか足は踏ん張った。
薬草の類をと懐に手をいれるも、癖が取り出したのは煙草の箱。
火をつけるでもなく、一本を咥える。]

( 28 ) 2013/03/08(金) 17:37:24

中毒 カイン、メモを貼った。 メモ

( A6 ) 2013/03/08(金) 17:43:59

手紙狂い パース

[穴だらけのキャスケットを矢の先に引っかけ、くるくる回す。
振り向いてカインを見れば、苦笑を浮かべて首をかしげた。]

煙草中毒の鑑だねえ。
さあて、ランスらの住処ときたか。
まさか彼らが煙草を吸うとは思えないけど……材料のひとつでもあるかもねえ。
探してみるかい?

[家荒らしの提案だ。
しゃらり、しっぽをひと揺らし。]

所詮この世はすべからく生者のものだろう。
ならば老い先短い私らに、使われるが花ってやつだと思うけどねえ。

( 29 ) 2013/03/08(金) 19:58:30

がらくた屋さん スー

[どのくらいそうして震えていただろうか。

――からんからん。
扉につけられた鐘が、鳴った。>>21
ナデージュが戻ってきたのだと思い、のそり、と顔だけを向ければ、実際その通りで]

……おかえり、なさい。

[心底ほっとした風に笑ってそう告げて、するりと瞳を閉ざす。
真っ暗な景色の中で、足音が遠ざかるのを聞いていた]

( 30 ) 2013/03/08(金) 20:05:55

がらくた屋さん スー

[動けないのは今や、どこかへ行った暖かさを求めて震えているせいではなかった。

内側から何かが暴れ出す感覚のせい。
どうして負ったのか定かではない傷口から外へ出ようとするそれは、
包帯の下から滲み出て、白を赤に、染める]

………あ。

[慌てた動きで顔の右半分を手で覆う。
――どろり、と涙のように一筋流れ落ちた赤が、
包帯だけでなく手までも染めたのが、分かった]

( 31 ) 2013/03/08(金) 20:07:32

がらくた屋さん スー

…あ、――うあ…っ、

[――ここにいてはいけない。
汚してしまうから。

恐慌をきたしかけながらソファーから降り、ここを出ることしか考えずに前へと進む。
身体が椅子やテーブルにぶつかっても構いもせずに。
がたん、と椅子が倒れる音は、静けさの中でけっこう派手に響いたかもしれない]

っ、…こ、の。

[前に伸ばした手が触れたのは扉ではなく壁で、
思わず弱々しい力で殴りつけてしまった。
前に進む勢いはそこで失せ、ずるり、とその場に座り込む。

右目からもう一筋赤が流れ落ち、
顔を覆う手をつたって床に落ちた。

綺麗にしなければ、と思うのに。動けない**]

( 32 ) 2013/03/08(金) 20:16:15

中毒 カイン

……何か咥えてないと落ち着かないんだよ。

[苦笑に、面倒くさそうに答える。
家捜しには、反対しない。
ダメージで率先して動けない故に、パースの後についていく形になる。

いくつかの、廃墟。
くるくる回る二つ目のキャスケット、その持ち主の遺体はあるいは、其処に横たわっているのだろうか。]

なあ、老い先短いパースは。
……手紙以外の未練とか、あるの。

[灰を被せた崩れた家で、何かを探しながら問いかける。]

( 33 ) 2013/03/08(金) 20:20:08

灰色翼人 ランス

[近付いてくるふたつの人影。
 ひとつは、よく知るセルマ。
 そしてもうひとつは───……]


 ……マ、イダ……?


[あの日から、片時も忘れたことのない。
 金色の髪の少女。

 死に包まれたこの世界で、ひ弱なグレイフェザーが生き延びられる筈などないと分かっていても。
 けれど、心の片隅ではずっと、もしかしたら……と願い、望み続けていた。]

( 34 ) 2013/03/08(金) 20:32:37

灰色翼人 ランス

[灰の降る中、足はふらりとそちらへ向く。
 人影は更に近付き、教会の前へ。]


 マイ───

[歩み寄ろうとして。
 手を伸ばそうとして。

 しかし彼女の姿がはっきりと見えたところで、それらはすべて止まる。

 彼女には、その背にあるべき筈のものがなかった。

 他人の空似か。
 それにしては、似すぎているが。]

( 35 ) 2013/03/08(金) 20:37:07


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