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[狼へと変化したレイスの体を撫でながら。
ふと、誰かの声が聞こえたような気がした]
(……何だろう…?)
[それを何と意識する間もなく。
袖を引かれるままに、レイスに付き従った**]
― →ホール ―
[獣の足では、恐らくオリガを置いていってしまうから。
ゆっくりと、彼女の歩みに合わせて歩き。
嬉しそうに尻尾を揺らす様子は、まるで犬の散歩だった。]
………
[ドアノブに飛びついて扉を開き、そこで初めて気付く。]
きゅん
[人に、どうやって戻るのだろうと。]
…… あれ、か?
[空高く、フィグネリアからは見づらい角度だったようだ。
大きな虹がかかっているのがみえる。]
……ん。
[何やら笑っている女を抱きしめたまま、
身体を回転させるようにして、空を指さしてみせた。]
……薄布、か……。
……そうなると、糸から細いものだから…
[自分が日頃使っているものは、防寒重視の分厚い生地が多い。
裁断して縫い合わせ、刺繍を施すくらいだから、飾り用の薄い布はあまり扱ったことはなかったが、言われれば真剣に考え始めた。]
…… そこに、ひげカエルを縫いつけるのか?
[混ざっていた。]
[くるりとまわる体。
ふわりとうくようにかろやかに]
あ!ほんとだわ。
[歓声があがる]
う、それはなんだかシュールだわ。
別のほうが嬉しい。
[真剣である]
………。
[薄布、薄布。
土地柄と、衣服を扱う以上、薄い布にはあまり関わらない。
服の装飾用に一部いじることはあったが。]
………… ドレス、か?
[あまり手を出したことはなかったが。
奇跡の花の話を少し聞いていたか。
それをあしらってもいいかもしれない。
いろいろと考えて浮かぶのは、まるで婚礼の――――]
……………………。
[口を閉じて、女の肩へ顎を乗せて、沈黙。]
[はて、自分はどこにいたのだったか――]
……ここ、どこかしら
[2(5)
1:テラス 2:みはりべや 3:ホール
4:たまごの前 5:屋根の上]]
[そうだ、イライダのごちそうを頂いて―
眠くなって寝てしまったんだったか。
夢も見たような気がする。ぶる]
…アジーン・ドヴァーー・トリー!
[起き抜けに、そうしなければいけない気がした。魔法の呪文―…どちらかというと、手品の呪文かもしれない。果たして]
+裏+ 表:なにかおこる 裏:なにもおこらない
ど!う!し!て!
他のことは色々起こるのに、
これだけ何も起こってくれないんだよう〜
[しなしなとしおれる。光を持った仲間が、
「信じるものに効く」と言っていたことを思い出す]
ここが変だってことは
やっぱり周知の事実なわけだしね…
それと比べると…
[自分のこれはどうも―]
は〜〜〜〜ぁ。
[ぼやく。
夕べはなんだか、犬の恐怖から
他人に失態を見せたような気がした。
よく覚えていないのだが―
ちなみに酔っ払った翌日もよく覚えてないタイプ。]
でも、あの町よりかはずっとましよね。
難問奇問はむりでも…
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