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あら。そんなのも、あったのね。
[ナギ君>>88によって示される大渦を、ちらりと確認]
[メイアルの言葉>>90を聞けば]
交代っていうのは、あくまで主力のことよ?
あたしの本分は、支援や妨害なの。
でも、あたし、別にアナタと戦いたいってわけじゃあないのよ? あたしはあくまで、るーこ様のお手伝い。
るーこ様が引かない限り、あたしは撤退はしないわ。……でも、アナタが逃げるなら、見逃してあげてもいいわよ。もちろん、るーこ様がいいって言えばだけど。
よく考えなさいよ。
どう見ても、不利なのはアナタの方よ?
[高飛車な態度で、微笑みも交えつつ]
あのさおねーさん。
[改めて対峙したメイアル>>90に、はっきり向き直って口を開く。その顔は、いたって真剣で]
ほんとに戦わないとダメ?
こっちとしては今言ったとおり戦う理由もないし、それに、正直おねーさんと戦うの怖いんだけど。
[口から飛び出る言葉はかっこ悪かった。
その背にかばうように、改めてユーリの前へと体をずらしつつ]
ただまぁ、ご注文とあらば。
ジャスティスお届けすんのが仕事なんだけどね。
[しれっと言ってのけた言葉は、直前の言葉とは裏腹に、何の気負いも感じられなかっただろうけど。反応を見るようにか…あるいは攻撃に備えてか。
上空で空中戦を構えるメイアルをじっと見据えて、聞いていた]
[ひょこ]
私もこの場にいますけど戦うつもりは無いですよ。
おねーさん……グラジオラスさんがここにいるから一緒にいるだけですから。
空をクルクル飛んでるこのコもただ護身の為だけです。
―港・壊滅した地域―
[そこは酷い有様になっていた。 >>448瓦礫の山に津波の後、焼け焦げた家屋。切り取られた大地に湧き出る水と世界の終末を感じるような光景。 ...は知る由もないが辺りに人影はなく既にカンナギ達が救助を終えた後だった。]
これは酷いな・・・被害の大きさも去る事ながら、この大穴はまるで破壊の傷跡の象徴のようではないか・・・
破壊される世界、癒えない傷、そして滅亡の発端・・・か。
[脳内を巡るのは予言の一文。そして微かに感じる違和感]
これは・・・次元の歪みか、並の使い手では感じぬな。
どうやらこの付近にいるのは確かなようだ。
俺も正義の端くれ、正面から正々堂々と名乗らせてもらおう。
[崩れた瓦礫群を足場にして跳躍、降り立ったのは傷跡のように走る巨大な穴の全貌が見渡せる高台。]
[他の人達の方を向き]
ですから、もしあなた達が逃げる相手を追いかけようとするのなら、私はそれを妨害するかもしれないです。
そんな事をするような方ではないと思いますけどね。
―壊滅した地域・高台―
[傷跡と化した穴を見下ろし、全域に響き渡る声を出す]
魔王殿ォォォォォォォォォ!!!
爆裂正義団がドンファン、只今参上仕ったァァァァァ!
悪事を働くならば許しはせんっ! 姿を現せェェェェェ!!!
[古くから武士達が無数に使ってきたであろう名乗りを上げる。 奇しくもそれは魔王が知る時代の武士で*あっただろうか*]
あー、だいじょぶだいじょぶ。
そういうのはウチの業務外だから。
[逃げる相手追っかけたりすンのは。
メイアルからは視線を外さないまま、かけられた声>>97にひらひらと手を振る]
…ゆー?
どうかした?
[背後から聞こえた…こぼれるような小さな呟きに>>98。それでもやはり背は向けたまま。声をかけた]
― 思い出しかけたなにか ―
「嗚呼、何と謂う…………」「断罪の……………」
「…………異端…め!」「…………抛り…んで…………!」
「……止め…………!」「庇うのか…………貴様……死…………」
「………異端…護……………異端……!」
「異端」
「異端」「異端」「異端」「異端」「異端」
「断罪せよ」
『厭ぁあああぁあぁああァああアああ嗚呼嗚呼嗚呼唖アあ!!!!』
―現実―
……――あ……ッ!?
[それは、ユーリの記憶だったのか――それとも、世界の記憶だったのか。
無意識に、カンナギの腕をぎゅっと掴み]
……あ、いえ。
大丈夫です。
[そっと、離した。]
んー…大丈夫って言うなら。大丈夫だってことにするけど。
[ただ、不意に掴まれた腕に残る感触は。ぜんぜん大丈夫じゃないって、告げていた。
だから、そっと離れていこうとする手を、捕まえるように握って]
そのうち、言えるようンなったら言ってよ?
[確かめるように、聞いて。あとはもう、そのやり取り自体がまるでなかったもののような何気なさで手を解き、再びメイアルと対峙した]
あ。
[離した手を、捕まえるように握られて。]
……は、はい。
[いつもとは少し違った調子で返事して。
手を解かれれば、再びメイアルへと視線を戻した。]**
[飛竜に乗ったまま、剣を構え。周りを舞う蝶共々、未だに引く気配は見せず]
多勢に無勢は5色の戦隊モノ時代からのお約束かしらねえ…
けどね、知ってた?
あたしは、一対多数でも十分に戦えるってこと!
偉大なる神々よ
思い上がりし者達に鉄槌を
かつて背徳の都を焼き尽くした硫黄と火よ
再び現出せよ
[詠唱を終えると空が一瞬にして暗く染まっていき、天から硫黄と炎がメイアルに対峙する全員に向けて降り注いで行った]
その気力と魔力、どこから来るのかしら。
[呆れ声を漏らして]
防衛の方は頼むわ!
[相変わらず、町の被害など、気にしない]
[羽の生えたブーツで、風を踏みながら、蝶を盾にして、硫黄と炎をかわす]
[取り出すのは、銀色の装飾を施された竪琴]
ここで優雅に弾き語り、ってわけじゃないのよ?
[ポロロン]
ただ、気づいちゃったの。
アナタの魔法には、詠唱と動作が必要なのね、ってこと。
この竪琴は、音に作用し、詠唱を別の意味に変えてしまう。
「まじかる☆るーこ」の第33(46)話で、出てきた方法よ。
[ポロロン]
―― 失踪事件現場 ――
[足元で光ったのは小さなメダル。
その表面に描かれているのは皇紀2548(3000)年の文字]
19世紀末のコインですか。
戦闘の多いこの町では、古いものは残っていないのかと思いましたが――
すべてが失われてゆくわけでもないのですね。
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