人狼物語(瓜科国)


1062 【完全RP村】少女の夢村


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道化師 ダハール

 どうした……も、こうしたも……
 ……僕が言うことでもない。

[驚かれた本人からは、そうですよね。]
[驚いたこと、ミズキ本人にたずねられて。 
 かと言って、
 自分がカスミがミズキを探していたことを
 カスミ本人がいるのに差し置いて、言うべきではないと。

 ただ、指が頬をかこうとして、
 仮面の表面をひっかいたのは
ミズキにも先ほどのカスミのように
 涙の名残が残っていたから。]

[ミズキがカスミを見る視線に
 かるく、鳴らない鐘がついた杖を握った。
 先日、ミズキがカスミに対した態度を思い出した

 が。]

( 27 ) 2013/02/10(日) 15:22:05

道化師 ダハール

[ミズキがカスミにかける言葉に安堵する。
 なれば己は不要化と、
 ミズキがカスミを覗き込んだあたりで
 風に揺れる草に姿をまぎれさせて]

( 28 ) 2013/02/10(日) 15:22:23

道化師 ダハール、草陰に身を隠すようにしゃがみこみ瞳を閉じた。

( A1 ) 2013/02/10(日) 15:26:22

【墓】 岬守 シン

−***−

『岬守(みさきもり)のお邸には、
 幽霊が住んでるんだって』

[海の傍に建つ古めかしい大きな洋館のその二階。
海から見える、大きな硝子の窓のあたり。
時折白い着物を着た幽霊が、海を眺めているという。

そんな、子供たちの噂話。
それが廃れてしまって、数年。
岬守の大邸、家に人の出入りはあれど
幽霊のことについて口を開くものは誰もいない。

今も、昔も、恐らくこの先も]

( +4 ) 2013/02/10(日) 16:16:20

【墓】 岬守 シン

[ガラス張りの海の向こうを眺められるのは
幽霊にとっては体の調子の良い時だけ。
天気が悪い日も、眺められない。

硝子の向こうに広がる浜で遊ぶ子供たち。
休みの日にやってくる、恋人同士や家族連れ。

ただただ、その姿を遠巻きに眺める。
それが、邸に住んでいた頃の小さな楽しみだった。
少女の住む箱庭から、外へと繋がる二つの手がかりの、一つ]

( +5 ) 2013/02/10(日) 16:20:11

【墓】 岬守 シン

[もう一つの手がかりは、与えられる本だった。
外を眺められない日も、ずっと読んでいた。
請うままに、与えられた本は種別を問わない。
辞書であったり、図鑑であったり、美術書だったり。
時には国籍すら本は超越して少女のもとを訪れた。

全て、それらは幽霊の住んでいた部屋に置き去りのまま]

( +6 ) 2013/02/10(日) 16:22:23

【墓】 岬守 シン

[病院は、少女にとってはこの延長線だった。
車に乗せられて、訪れる場所。
硝子の向こうに見える世界。

触れることの、出来ない世界。
生まれて、死ぬまで、触れられることのない、世界]

( +7 ) 2013/02/10(日) 16:24:04

【墓】 岬守 シン

[いつからだったか、覚えてはいない。

夢を見るようになった。
夢の中の自分は、海に入ることが出来た。
砂浜を歩いて、流れ着くものを拾い
調理も、裁縫も、走ることも、何でも出来た。

幽霊の自分とは、違った。
外に出ることは勿論、したいことも出来ない。
すぐに寝込むようなこともない。
動物に触れても、体がおかしくなることもない]

( +8 ) 2013/02/10(日) 16:27:49

【墓】 岬守 シン



[素敵だ、と思った。
誰にも、心配をかけなくていい。
誰にも、怒られることもない。

自分の、望んだとおりに生きてゆける世界]

( +9 ) 2013/02/10(日) 16:29:06

【墓】 岬守 シン




[だから
少女は夢のなかにあることを

───強く、望んだ]

( +10 ) 2013/02/10(日) 16:30:18

【墓】 岬守 シン

−海岸線の家−

[着替えて戻ってきた時には、ミズキの姿は無かった。
用意した食事や、甘いもののトレイをテーブルに置く。

渡り鳥が、こちらを見ていた。手が触れる。
勢いを以って振りほどけば、簡単に解けそうな小さな手だった。

ただ小さく、喉が震えた。
流れ着いた着物に囁いた言葉と同じ]

───いや、

[小さな声。
消えてゆく、存在]

( +11 ) 2013/02/10(日) 16:36:52

【墓】 岬守 シン

[海岸線の家は残っていた。

少女の作ったものも、磨いた夜光貝も、食事も。
何度も海に戻されていたバケツの小さな蟹と
籠の中にあったはずの白藍の着物だけが

少女の世界から、消えていた**]

( +12 ) 2013/02/10(日) 16:39:02

【墓】 岬守 シン

−病室−

───、─。

[機械の音が、聞こえていた。
潮騒の音は、もう聞こえなかった。

ゆっくりと開いた視線の先、
覗き込んでくる存在に瞬きを少し繰り返す。
喉がひりついて上手く出てこない声。
おぼろげな世界、家ではないことだけを視認した。

白い袖口から伸びた先の手を、緩く見やる。
酷く痩せてはいたけれど、シャルと名乗った女と
あまり変わらない大きさの手にそれは見えた**]

( +13 ) 2013/02/10(日) 16:45:01

道化師 リヴリア

[グレイヘンが紡ぐ言葉を>>17、私はただ黙って聞いていた。
否── 呆然と聞くことしかできなかった]

 嗚呼、キミが連れて行ってくれるのかい?

[絞り出すように告げた声は、喉に絡まって上手く紡げない。
飲み込んだ唾だけがやけに大きく耳に響く。

予感が零というわけではなかった。
だが、彼女は私より先達の住人で
その翼はまさしくこのセカイの理を体現していたから
見せられなければ知ることはなかっただろう]

( 29 ) 2013/02/10(日) 18:32:06

道化師 リヴリア

[グレイヘンが二人の手を取る。
解けていく身体を前に、私は少しの躊躇の後に
ローザの前に身をかがめる]

 ローザ、その髪飾りはキミが持ってお行き。
 嗚呼、超えては持って行けないのだろうけれど
 それは、ボクがキミに委ねたものだ。

 また来たときに迷わぬように。
 キミを忘れないように……
 ……全てを見せてあげられなくて
 ごめんね。

[ぎゅうと抱きしめて、消えかかる手に己が手を宛がって
耳元でナニかを呟いた]

( 30 ) 2013/02/10(日) 18:32:25

道化師 リヴリア

[そして全てが渡るの>>24をこの目に焼き付ける。
弱々しくも懸命に大地を踏みしめる小さな足を見れば、おもむろに歩み寄ってその小さな身体を支えもしただろう。
そして、瞼を押し上げようと目に宛がう手をそっと自らの手にとって

刹那の刻だけでも閉ざそうとしただろうか? その瞼を]

 少しお休み。
 ああ、どこにも行ったりはしないから。
 誰にも言ったりはしないから

 光の向こう側へ連れて行ってあげる子が
 疲れて飛べなかったら大変だ。

[抱きかかえて木陰に運ぶ。
髪を撫でて微睡みに誘い……
そして押し黙る]

( 31 ) 2013/02/10(日) 18:33:07

道化師 リヴリア

[……今は食事は手につきそうにない。
残しておけと告げて翔んで行った>>2:223友が居たからだろうか?
さっきまであったにぎやかな情景は今はなく
ただ、残された食事が、少し寂しげに鎮座する]

 ああ、しゅうかくを楽しみにしていたっけか。

[どれくらいそうしていたかは分からなかった。
思ったよりも永かったかもしれないし
短かったかもしれない。
グレイヘンが動き出そうとするのならば

私もこの場から動こうとするだろう。
手に兎のハムとパンを一切れ持って]

( 32 ) 2013/02/10(日) 18:33:26

道化師 リヴリア

 ソラの子はどこへ行くのかな?
 ボクは…うん…しゅうかくを届けに行こうと思うよ。
 忘れん坊なあの子が忘れないうちに…ね。

[ミズキやカスミは気にならぬ訳ではなかったが、彼女が向かったセカイは私にはわからなかったから。
それに私は彼女を【見続けた】。その眼で駆け征く姿を……
ローザと異なり、彼女の姿は見えなくなることもなく、己が足跡をこのセカイにしっかりと刻んでいた。途切れることのない繋がるセカイを。
ならば…セカイが導くのならば、また逢うことも叶うだろう。
二人だけの紡ぎを経て舞台に上がる太陽と星の輪舞を、この目で観ることも叶うだろう。]

( 33 ) 2013/02/10(日) 18:33:42

道化師 リヴリア

 ああ、ソラの子
 叶うならひとつ訊かせておくれ。

 このセカイの子じゃない子たちが
 このセカイに居続けてしまうのは
 やっぱり重荷になるのかい?

[この場で別つのか、共に行くのかはわからぬが……
そう、グレイヘンに問いかけた。
脳裏に儚く消えるローザの姿を巡らせて]**

( 34 ) 2013/02/10(日) 18:33:55

道化師 リヴリア

─ 少女の幻燈 ─

 夢の世界はね、全部が繋がってるんだって。
 昔の偉い学者様が言っていたの。

 ……って、本に書いてあっただけだけど。

[夢の木陰で寝そべって、この子の髪を撫でながら小さく舌を出す]

 ちょっと怖いけど、ステキよね。
 だって、みんなの夢と私の夢が繋がってるっていうんだもの。
 ダハールの夢にも行けるのかな?

( 35 ) 2013/02/10(日) 18:45:06


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生存者 (6)

道化師 リヴリア
45回 残25pt
道化師 ダハール
35回 残0pt
渡り鳥 グレイヘン
28回 残615pt
太陽の子 ミズキ
18回 残757pt 飴
お花畑の ハル
20回 残600pt
星売り カスミ
15回 残820pt 飴

犠牲者 (2)

夢見る ヴェル (2d)
岬守 シン (3d)

処刑者 (1)

無口 ローザ (3d)

突然死者 (0)

見物人 (0)

退去者 (1)

医師 シャルロッテ (1d)

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