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「オオオオオオオオオオオォ!!」
度重なるSAN値の減少に眠っていた力が解放される
ミキ……ミシ……
筋肉が膨張し、血管が体中に浮き出る
そう私は古代の神ヤマタノオロチの血を引いた神官の末裔なのだ
フシュー……クサナギ……コロス
少し目を離したら、わけがわからない事に…。
もう何が何だかわからないです。
これはケニーさんにお任せするターンと判断(静観中)
●
がきんちょが私を見つめる眼差しがあまりに可愛かったもので、
少しおかしなテンションになってしまった。
過去の因縁はどうあれ、これまで協力して共に苦難を乗り越えて来た
がきんちょに殺意を抱くはずもなかった。
「過去は過去、だ。」
ともかく、私は自分が人狼でないことを良く知っているし、
これまでの冒険からがきんちょが狼だとも思わない。
…がきんちょも同じことを考えているらしいことは
表情を見れば一目瞭然だった。
双子達が嘘をついているのだ。
だいいち、そう何人もひとところに占い師や狩人がいてたまるものか…。
●
今思うと私はそのとき冷静ではなかったように思う
記憶も曖昧で・・・はっきりとは覚えていない
しかしこれだけはうっすらと頭に残っている
「血」なんかに負けちゃだめだ
だって・・・幽は幽だろ!!
そう、がきんちょの声だった
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