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面白かったね
[昂と一緒に満足気に1-Bの教室へ戻ると、当番を後退して喫茶店の給仕に入る]
えっと…おかえりなさい、御嬢様
[最初はドキドキしていたけれど段々とエスコートや給仕にも慣れてきたころ
>>200
『アーニャさん、ご指名にゃん☆』
昂の声が聞こえれば
『お待たせニャン(はあと)』
ハイタッチをすると入ってきたお客さんへ注文を取りに]
―夏休み・雪兎食堂―
[食堂でぼんやりと一人烏龍茶を飲みながらネッドの帰りを待っていると、奥からネッドの姉らしき女性が現れてた]
『あら?ネッドまだ帰ってきてない?』
[出かける旨は伝わっているらしく]
ええ。まだ。
[そう言えば、ネッドが出てから、7分は経ったのかと、腕時計を見て気がついた]
うぇ、う。
ぼくこそ、気合入れて頑張る…… 歩くのを。
[お言葉に甘えて、ぐぐっと目を瞑り。
手の導きだけを頼りに進もうと、しっかり握り返した]
―夏休み・雪兎食堂―
『あなた…ネッドのカノジョ?』
[唐突な質問に、烏龍茶を噴きかけた]
いえいえいえ。とんでもない。
[と、両手で否定。ただ、仮面恋人を依頼したばかりだというのに]
『そうなんだ…。残念。あの子、ああ見えても奥手でさ。早く良い子できるといいんだけど』
[本人が居れば、大慌てしそうな話を]
[どうやら受付のふたりは喫茶店に来てくれていたらしい。
全く気付かなかったことに少し驚く。
周りからの目線も気にならない分、
興味のある人以外への感心も薄い性質だった]
じゃあ、行ってきます。
[と、そのふたりに挨拶をして]
あの肝試しに比べれば怖くないはず……。
[一応室内だし。
そう思ったのもつかの間、美術部の本気を味わうことになる。
真っ赤な手形に鏡の中に浮かぶ女の影。
だらりと垂れた手は作り物だと分かっていてもリアルで。
正直そんなに怖がりでない自分も結構ビビッてしまった]
―1-B喫茶室―
おかえりなさいませ、お坊ちゃま
御茶にいたしますか?それとも…?
[マニュアル通りににこやかに対応するが]
『んー御茶もいいけど…お話ししようよ
君一年生だよねー こんな子いたっけかな…
つかこういう服っていいよなー 男装の麗人ってやつ?
外にいた子も凄かったけど…女の子 ら・し・さ が逆に目立つよね…』
[舐めるような視線が気持ち悪いと、少しイライラしつつ。それでもあくまでも執事らしくにこやかに振る舞う]
御坊ちゃま…ご注文は?
なっ なになに? どうしたのっ!?
[手から伝わる凌の動揺に、思わず目を開いてしまいそうになるが。
それは、なんだか凌が信じられないということになってしまいそうで、ぎゅっと堪えているうち。
目蓋の裏が、ぼんやり明るくなる。着いたのだろうか。
もう目を開けて良いかと、窺うように顔を上げてみる]
うわっ
[そういう自分が躓きかけ、途中流海の身体を支えたり。
冷や冷やすることも数回あったが]
もう大丈夫。出たよ。
[いつもより幾分柔らかな口調で声をかけた]
ん……
[こくり、頷いて。
強く閉じすぎていたために、すこしぼんやりする視界に数度、瞬き]
大丈夫だった? ぼくは支えて貰ってたみたいだけど……
[どっかぶつけたりしてない? と無事展示まで辿り着けたことに、ほっとしながらも、心配げに]
/*
凌は独占欲強いキャラで考えていて、その通りに。
基本他人には興味がない(村のクラスメイトは今は別)けど、その分仲良くなったり特別な人には執着します。
クールはどこか行ったけど案外想定通りだな……。
ぼくは大丈夫。ずっとドキドキはしてたけど。
……帰り、も あるんだよね?
[呟きに、窓のほうを見た。
ほら、此処一階だし。いざとなったら、とか。
それはともかく]
『あの子の兄もさ、ここ7〜8年、カノジョなしだし、うちの男どもは、本当にだらしないったら…』
あ、あの、そんなことないですよ、ネッドくん、学校でも人気あるし…。
[思わずフォローした]
『どうせあれでしょ?特に誰とでもなくまんべんなく付き合うんでしょ?しかも、おちゃらけて』
あ、いえ…その、みんなとは仲良いです、確かに。楽しいですし。
(なんか、怖いなー、このお姉さん…しかし、良く見てる…)
[とは、ネッドの前では言えないコトで]
アーニャちゃんのは、何処だろう。
ん、これ面白い。
[せっかく辿り着いた展示だ。
アーニャの作品だけでなく、じっくり見て行こうと。
『*02白長須鯨*から見た*14冥王星*の光景』という、シュールな気もする作品に足を止めたり]
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