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だっ、だだ、ダニール!!どっどどどうし、よう!
はんぶんだけ狼にはっななならなかったけっ、けどっ
お、おれ、いま、はだか!!
[緊張しすぎて、失敗した。
願えば貰えていた奇跡のことが、頭から飛んでいる。]
[落ち着かない様子のレイスをじっと撫でていたが、不意にその姿がかき消え、目を瞬かせる。
不安げに周囲を見渡し、声にならぬままに、何度も口を開けてその名を呼ぼうとした]
(――レイスさん?
レイスさん……何処……?)
え? え? 一緒……?
[なんか嫌な予感
とても嫌な予感]
人間って、いいなー?
もどる?
[色々、発想が固まりかけてきたところで――]
[テーブルの下から、ぱたぱたと手を出した。]
お、オリガ、…なにか、大きな、布とか、ない?
あの、………おれ、いま、その、…はだか、で。
[顔真っ赤のまま、居場所と現状を告げる。
狼になって服探せばいいのに…と思いつかないのが
この頭の回転のかわいそうな男だったりした。]
おま、ハダカって……。
[ 思い浮かべるのは、傍らにいた娘。
「そういう仲」なら問題はないのかも知れないが。]
とりあえず落ち着け。な?
[テーブルの下から、ぱたぱたと手を出した。]
お、オリガ、…なにか、大きな、布とか、ない?
あの、………おれ、いま、その、…はだか、で。
[顔真っ赤のまま、居場所と現状を告げる。
狼になって服探せばいいのに…と思いつかないのが
この頭の回転のかわいそうな男だったりした。]
馬鹿だろオマエ。それだけは止めておけ。
……あー、 そういう「楽しみ方」すンなら止めねぇけど。
自分で出しゃいいだろが。
[レイスの声が聞こえ、そちらを向き……そこから見える手にホッと安堵の表情を浮かべ……その先にある体がどうやら生まれたままの姿であるらしいと気付くと、頬を真っ赤に赤らめた。
慌てて周囲を見渡し、それから自分が着ていたエプロンを脱ぎ、レイスに手渡す。
エプロンを脱いだのにその下からまたエプロンが現れた事、また脱いだエプロンが自分よりも大きなサイズになっている事には、気付いていない様子。
なるべく見ないようにと視線を逸らしつつ、大きめサイズのエプロンを、そっとレイスに手渡した]
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