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というわけで話の続きだ、ECLATANT。
『え、いつの?』
とあるプログラムを組んでいる時の話(>>61)
だ。
[真っ直ぐに少女の姿をしたそいつ、Ant-lionを見据えながら話す]
統制機構と過激な犯罪組織の潰し合いは……私や他の〈子供達〉のような、電脳世界を純粋に遊び場にしている者達にしたら非常に困った話でしかない。
おじじもおばばもそれをよく知っていた。
そこで二人は、過激派が作成した攻性システム〈PARADISE LOST〉を解析して、それに対抗しうる防御プログラムを秘密裏に作りあげた。
そのプログラムデータの一部は組織壊滅の日に、ひょんなことから私の手に渡り……今こうして、記憶を頼りに組まれた。
[過去の映像が映し出されているフレームの横に、もう一枚フレームが展開した。
さきほど組んだプログラムを操作するためのフレームだ]
過去の映像内のそいつの話を総合するに、超攻性システム「Dione」とやらは〈PARADISE LOST〉の上位互換の可能性が高い。
どうやら組んでおいて正解だったな。
このプログラムなら、〈PARADISE LOST〉だろうがその上位互換だろうが何だろうが、一回くらいは防げる。
―???―
[静寂の時間と空間は、無限に続くかと思われたが――
異変は微かに、しかし確実に始まっていた]
なんだ、これは――
……ノイズ、か?
[床面に、時折砂粒のようなものがちらついた。
電脳世界そのものの異常、と考えられなくもなかったが、砂粒の現れる方向や濃度には、明らかに偏りがあるように思われた]
ノイズっつったら……一人しかいねぇよな。
[他に行く当てもない。
黒髪に黒衣の青年――Tanatosは、砂を飛ばす風を辿るように、グリッドの世界を歩み始めた**]
絶対たぶんきっとだけどな。
『それ安心できないよっ!』
[ECLATANTの、この場に不釣り合いなツッコミが響き渡った――**]
[ >>87Little Dancerの言葉を受けるように、]
Redfeathersの過激派のプログラムが在ったのなら、
ゼロフォードは当然、他の製作者が、統制機構への破壊のみを遂行するAIを搭載する可能性を考えていたのではないかしら。
ゼロフォードが、アイラをつくったのなら、その恐れを、可能性をいれて搭載したと考えられる。
どのようなAIが搭載されても、
私達は、「本質」を変える事は出来ない。
本質を凌駕する人格というのもあることはあるけれども。
[ くすりと微笑み、]
どんなに、あなたの中でアイラが消えようと、
アイラとなる「本質」は消えないように、私は思えてならないわ。
/*
>>95が長すぎてアンカーオンマウスでも全文表示されねぇごめん
Sub 3の名前か……ノリ重視ならANTHEM LANDINGだけどプログラム名これまで一応ギタドラ曲で揃ってるからなー……ぬーん。
案外、あなたのすぐ裏がアイラなだけだったりするのかも。
ねえあなた、本当に自分は道具だって言い切れるの?
本当に道具なら、
さっき、どうして涙を流したの?
>>94
私を…食べテ?基幹システムから派生?フフ…まさカ、そんな事がある筈がなイ。
私とIraは、偶然同じシステムのインストールされただけの
全く別の存在…ダ…
…ウっ…!!
[瞬間…Ant-Lionのメモリに、妙な映像がフラッシュバックする。それは…「ゼロフォード」と「Ira」が、話をしている光景。
―お父さん。どうして、お父さんは私を作ったの?
「お父さん」…ゼロフォードは、困った様に笑って何も答えない。代わり少女に顔を寄せると、こう囁いた。
『いいかい?お前の持つ力は大きなものだ。
…だから、お前は本当に、その力を使って良いのか?いつも考えなさい、いつも使う事を恐怖しなさい。
でも…それでも、誰かを守る時や自分の意思を貫く時には…その力を使いなさい。』
そう言って…ゼロフォードは少女に微笑みかけた]
ナ、何だ…このメモリーはっ…!!
これはIraの記憶…?
どうして、そんなものが私のメモリに残っているのだッ!!
気持ちガ悪い…消えロ…消えてなくなレッ!!
[Ant-lionは自らの頭を壁に打ちつけた]
―2F A little ahead―
[男は2Fを歩いていた。再構築されたアバターは外傷こそ無いが、MARIAも含めた"データ化"の負荷と、その状態で受けたダメージとが内部に蓄積して、男の歩みを遅くする。
元書庫であった場所に戻り来る頃には、そこにはすでにLittle Dancerの姿があったかもしれない。
『やっちゃえ。』金の髪の少女はそう言って傍らのECLATANTに命じ、彼女たちは猛吹雪と共に扉を破壊する。
先程ならばその吹雪の先に自分自身がいたが。今は彼女の少し後方。Chlonoise―時空を乱す者―の真髄を発揮したことに北叟笑みながら、男はほぼ<現実>にリンクした。]
―2F JUST NOW―
[靴音を抑えるように、静かに吹き飛んだ扉側へ歩みを続ける。
もしもLittle DancerやLostOne.の会話のうちから、自らのEntry Name>>83>>87を聞き取ったなら]
――私をお呼びですか? お嬢さん方。
[平然と、吹き飛んだ扉の方から、空間の中に侵入して、男は笑う。一歩後ろでMARIAは恭しく礼をした。
つい数分前にChlonoiseをこの空間で確認し、交戦した者たちには、奇異に映る光景であったかもしれない。**]
私が、あの感情的で惰弱なAIと同じなど…
考えるだけで、オゾマシイッ!!
私は生きたくは無いッ。何故ならば…生き物ではないからだ…!!
[…だが、本人は気付いているだろうか。その光を映さない瞳からは…やはり涙が零れている事を…**]
[ Ira=Ant-lionの様子を、赤いゴーグルの裏で見つめる。]
( もしかして、私のこのプログラム。
最後のこれ。これは…―――。)
[ 今、起動はしていない。Nymphaea, 睡蓮の花―――これに籠められたものは。pierrotのdataから構築し、組み上げられた記憶の中では、別の意味だった。けれど、]
( LOGICなら、しかねないわ。
それには、今回アイラが使われる事前情報を得る必要があるけれど。それとも、万が一使われた場合の可能性を見越した?)
電脳空間では、人もAIも、同じようなものよ。
人と同じように、AIも成長をするもの。
人の隣に在るものとして。
[ 口の端のみに笑みを。]
役者は揃ったということかしら。
[ >>103僅かな一瞥。特に奇異さは感じない。
Corneliusと同じく広がっていたChlonoiseが、形を戻し現れたという認識だった。*]
/*
しゃろめも>iraは吊らないかもしれない=ヴィンセントさん吊るよ的なですよね!?
変化しておこうか……
― 雪景色 ―
[アバターの靴が、積もった雪にキュ、と冷たい音を立てる。
数歩、夜の闇の中へ歩んで、対峙する三者からは僅か離れた処、書庫――「場」と外との境界に近い位置に踞る]
綺麗 世界は、こんなに
[星のない空を見上げた。周囲に火花と、クラック(皹割れ)が走って闇を裂く。
塗り替えられた幻想世界。
隔離階層に充ちるエネルギーと情報もう一度「食べ」れば、プレイヤーキャラクターのカタチには戻れなくなるだろうが]
食べたいけど … 話し、たいな
アイラ――?
[Ant-lionから零れる涙>>104に虚の瞳を向けた]
[破れた扉から入って来たVincent>>103の声を聞けば、不思議そうに首を傾ける。oolt cloudからソレが抜け出した時、彼はまだ宇宙の中にいたはず。
雪景色を漂うavaritiaにデータを送りながら、曖昧に眉を顰めた。唇は結んだまま]
……
[雪へ指を埋める。
溶けない白を掬い上げると、六角の結晶の一枝まで煌めく雪の華は確かに、美しかった]
やくしゃはそろった?
[Charlotteの言葉を繰り返す。ソレの飽和を超えて溢れ出すエネルギーに火花が散って、掌の雪がnoiseに変じた]
――たたかう?
[フラフラと、立ち上がる。
足を踏み出す先はIra=Ant-lion]
[ >>1:35>>1:85最初の遭遇の時を思いながら、]
あなた、一番初めに出遭った時に、
gameはもう開始した後だから、あなたへSystemがペナルティを課すのは難しいかもと言っていたわね。
時空とノイズ。
あなたは、何かしらの方法で時を飛び越えるのかしら。
[ 問い。]
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