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[なるべく遮蔽を取りながら、向こうの様子に気を向ける。
息を殺しながらも、小さく呟いて]
全く…銃が有った所で、相手も持っていたら意味が無いだろうに…。
それに、相手が遮蔽を取っている場合は広い場所に居る方が圧倒的に不利だろうに…。
そのまま相手を刺激して、ネリーの譲ちゃん巻き込んだらどうするんだ…。
[陰に隠れながらも、呆れた様に溜息を吐く]
>>2:104
〔クインジーが潜む路地を交差する道を、シャーロットの屋敷へと向かおうとする此方が行過ぎる。
潜む気配には気づかなかったのか、素通りしようとするも
――彼の暗がりへ身を押し包もうとする試みには間近であれば流石に顔を向けた〕
…――、…何方で…
>>0
〔路地へ潜む何者かに声をかけようとした途端、
背後から銃口を向けられる気配。〕
…!…――…少佐。…
〔聴こえた声は、年若い上官のもの。
では、先刻向けた敬礼は彼らの意識の外だったかと
浅く苦笑も漏れる。半ば条件反射的に上げかけた両手を
僅かに振って〕
…ルーサー・カルヴィネン准尉であります、少佐。
隠密行動中ではありませんので、ご安心を。
[無事だから良かった…
他人が診療所で死んでいたのだ。正直なところ、良い気分ではない…
だが、ソレは表情には出さず、コーネリアスの言葉には小さく頷いて…
キャロルの言葉には軽く視線を落とすが、また戻し]
…そう言う機会がないことを祈ります。
>>6
腐れ縁。
[それが意味することを暫く考えてはみるものの、小さく首を傾げたままだった。
続く「肝に銘じろ」とのキャロルの言葉には]
――分かって…いる、つもりではあります。
でもできれば考えたくない…そんなこと。
一緒に村に住んでいる人達の中に、敵軍の暗殺部隊なんかに所属している人が居るだんて、到底思えないんです。
[村へとやって来ている軍の者であるリッタやスカーの顔を思い浮かべ、それから目の前のキャロルを眺めると]
もちろん、あなた方軍から村へとやって来た人に関しても、そうなんですけど。
…調査は進んでいるんでしょうか?何か分かった事は?
いつになったらこんな状態は、終わりますか…?
>>9
昔馴染み……あ。
[ようやく思い当たった様子で顔を上げて]
そう言えば以前は軍にいらっしゃったと、言っていましたね。
だからですか…。
[なるほどと頷き、ぼくも腕なら丈夫ですから運べますよと控えめに手を差し伸べて手伝いを申し出てみながら、少し気遣う顔で]
じゃあもしかして…時々共同墓地…あの無縁仏達の前で過ごしてらっしゃるのも、その関係なんでしょうか。
[瞳の奥の痛みを押し殺し、呼吸を繰り返す。
聞こえた声が知ったものと気づけば、その吐息に安堵が混じる。]
ルーサーさん……
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