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[超ボコ負けが確定のようです諦めましょう現実は非情である。]
『はいはいわかりましたーセクシーチャイナでもロリータでも着ますぅー。』
『今度行ったとき愛里ちゃん着せ替え人形にしてやるー。』
[ハートマークまでつけられたらかなうわけないんだよなあ……]
[前に言われた言葉を思い出して、頬を染めたのはここだけの話し。]
『桃君絶対チャイナドレス似合うよ♡』
[メイクの勉強をしようと誓った。]
これ皆好き勝手着てくる奴だな!
いいよ好きにしな! 特に彼氏彼女いる奴は勝手に決めろよ〜。
ただし、何でもいい奴らはなるべくこれ[黒板を指して]にしてくれよ。
演劇部から借りてきたりはオレらでやるわー。
[リサに一応聞いてみる]
これで良いか? オレ。
リサは、燕尾服で良いよ。着たいのあるなら良いけど、考えてくれよな。
『似合っても似合わなくても複雑ー。』
『愛里ちゃんにしか見せたくないなあ……』
[いつぞやのお話のことを考えてたかって?まあね!]
そんときゃそん時、さ!
[引き倒して膝枕してあげて。額や頬、顔を撫でる]
可愛いガールフレンドの部屋に居んだ。無茶言うなってな?
─ 夏休み ─
[夏休みはお互いのうちを頻繁に行き来した
我が家に来た時に、娘の、姉のどこがいいのか聞けば全部という昴に、
それは恋は盲目っていうんだよという弟を殴ろうとして
頭をおさえられ手をバタバタさせて届かないのを笑われるというお約束を披露したり。
自分の部屋で昴のお母さんのことや、今の家族のことを聞けば大変だったんだねと泣いたりしたけど、
総じて楽しく過ごし、いつしか昴がうちにいても普通という状態に。
もともと弟の友達が何人もきて泊まってわいわいやってたり、弟の彼女が来ても、気を使わない家族なので当然といえば当然である。]
─ 夏休み ─
[昴の家にお邪魔したときには、昴の弟たちと一緒に本気で遊んで友達認定してもらい、もしかしたら昴よりさきに呼び捨てで呼ばれてたかもしれない。
お継母さんにも歓迎されて、いろいろな手作り衣装をみせてもらったり教えてもらったり。
二学期に入れば文化祭のゴスロリ衣装作りも手伝いにいったりして、受け入れてもらえたのかな、と思う。]
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