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あれ?ジキル君お酒飲んで…!!
……あ、そうか。もう18歳になったのでしたね。
8年も経っているなんて…早いなぁ。
[出会った当初、小さな子供だったジキルがもう
解放軍の飲酒年齢を超えている事に不思議な気持ちになる。
この経過年数は、そのまま戦場に立った年数とも同じ。]
…良いですね。こんな雰囲気。
色々、忘れそうになっちゃいます。
[酒盛りの雰囲気は終始和やか。
皆思い思いに、飲んで食べて明け透けに会話を交わしている。
自分は酒を飲むと記憶が途絶えるので
飲用しないよう気をつけているのだが。
こんな場に混ざりこむ事は嫌いじゃなかった。]
お先に失礼します。
食器は…台所に運搬しておきますね。
洗い方は、朝にでも考えましょう。
[その場にいた者に挨拶をして、205号室まで戻っていった。
その後は、室内チェック…の前に少しだけ寝台の上(押入れの中)で休憩。
…そのまま力尽き昼まで熟睡**]
艦長 ヘレスは、ハッカー「ファルコン」 ジキル にうしろゆびをさすことにしたよ。
― 朝早く ―
[ジャージに着替えた後、また部屋に戻ってテレビを見ていた自分は、いつの間にかそのまま眠りに落ちていた。
目が覚めたのは早朝になってからのこと。]
……あー。
朝日が、まぶしい、ですー……。
[布団も何も敷かず畳の上に雑魚寝していたので、ちょっと体が痛い。
というより、普段の自分なら勝手に眠りこけるなんて不用心なことはしない筈、なんとも不思議である。]
―― 回想・昨日 ――
[周囲から丸見えの廊下で着替えていると、>>85なんか怒られた。
一隊何をしてるって、着替えているだけなのだけれど。]
ほえー?
別に見られて減るものじゃないです、しー……。
[羞恥心の欠片もない言葉。
そもそも自分が女子であるということ自体、あまり意識したことが無い。]
へー、どーなつ?って言うんです、かー。
……ぱくっ。
[温かいうちに、ということで貰ったドーナツを早速咥えて。]
はひはほうほはい、はふー。
ほへはあ、ははひはへはひほほひはふ、へー。
[ドーナツのお礼と、部屋に戻る旨を伝え(?)た。]
― 朝早く ―
[そして部屋に戻った後、またテレビを見ながらぼーっとしていた自分は、いつの間にかそのまま眠りに落ちていた。
目が覚めたのは早朝になってからのこと。]
……あー。
朝日が、まぶしい、ですー……。
[布団も何も敷かず畳の上に雑魚寝していたので、ちょっと体が痛い。
というより、普段の自分なら勝手に眠りこけるなんて不用心なことはしない筈、なんとも不思議である。]
[起き上がり、ぐいーっと伸び。
長いこと宇宙空間にいたので、恒星の光を浴びるのは久々な気がする。
ちなみにドーナツはおいしく頂きました。
もっと光を浴びて光合成(?)しようと部屋から出る。
心なしか清々しく感じられる気がした。]
あれー、あの部屋はー……。
[ふと102号室の方を見やる。
昨日、あの部屋はなにやら騒がしかったことを思い出す。
まあ自分はテレビに夢中だったからスルーしたのだけれど。]
ありゃー、開きっぱなしです、ねー。
[ドアに手をかけると普通に開いた。
不用心にも程がある……と思ったが、このドアはロックの仕方が難しいので仕方がないのか。]
[中を確認しようと部屋にはいると――文字通り、後の祭り。
銀色の台の上に積まれた食器類や、部屋の散らかり具合、雑魚寝している人の姿を見れば宴会の後だというのは明らかだった。]
はー、呑気なものです、ねー。
[溜め息ひとつ。
もっとも、自分は下戸なので参加しなくて良かったのかもしれない。
帝国時代に一度、同僚に勧められて酒を飲んだことはあるのだが――何故かその後の記憶が無い。
同席していた仲間隊にその時のことを訪ねてみても、何故か皆押し黙ってしまって、酔った自分が何をしていたのか知ることが出来なかったのだ。]
[それは兎も角。
寝潰れた面々を見て、はたと《血染め》の自分が脳裏に浮かび上がる。
――ここにいる全員を、いま殺したらどうなるのだろうか。
と。
ミスティは殺傷を禁じていたが、アレは帝国側のAIだ。
解放軍に所属する自分が従う道理はない。
武器など無くても、寝起きの相手を縊り殺すなど容易いこと。
そうすれば、主要な人員を喪った両軍は縮小し、戦乱は静まる?
それとも決め手を欠いて泥沼化し、戦火は拡大し長期化する?
前者ならばきっと、世界平和の為にはいい事なのだろう。
後者ならば、私にとっては仕事が増えて嬉しいことだ。
だったら、どっちに転んでも良いんじゃないか。
そんなことを考えながら一歩、また一歩と、部屋の中へ。
潰れている誰かに手を伸ばし、そして――。]
……そんな格好で寝てたら、風邪ひきます、よー。
[伸ばした手を引っ込める。
そして押入れから毛布らしきものを取り出すと、寒そうな格好で寝潰れている全員に掛けて。]
さてさてー、朝のトレーニングしないとです、ねー。
[部屋を出ると、アパート前の空き地で日課となっている訓練を始めるのだった。]*
だれかにめんどうをおしつけちゃうよ。
血染めの サンシアは アパートの大家 ラスティに せきにんをまるなげしたよ。
─ 早朝/アパートの入口 ─
[掃除用具を取りに来たついでに、敷地の入口に立ってみる。
改めて見回してみると、だだっぴろいところにぽつんと建っているものだ。意味ありげに四角く区分けされた周辺に比べると、この施設はとても浮いている気がする]
地下施設なら安全だろうに。
[つぶやいて、ふと、笑う。
触れれば壊れるようなレベル(そこまでじゃない)で年季が入った建物が残っているのだ。それだけのあいだ、この場所には物理的な被害はなかったのだろう。
そういう地区であるということは、もう疑わなくてよさそうだ]
[ロッカーから出してきた、でかい刷毛のようなものを、先を下にして地面に置く。
左手から白いカートが走ってきた]
お、地上車両。
[小回りが効きそうな大きさの白いカートは、ういい、と駆動音をさせて走ってくるとなぜか減速して。
横のウインドウが下がって開くと、白い帽子(布か?)を頭に巻いた男が顔をだして、「ご苦労さーん」と言って、去っていった]
動力なんだろな。
[空気抵抗が悪そうなフォルム。ルーフは前だけ。後部は平に切り取ったようで、後部についている排気筒が細かく揺れているのが印象的な乗り物を見送る。
なんにせよ、原住民が指摘しなかったところをみると、どうやら刷毛の使い方はこれで間違いないらしい。調べたら「ホウキ」というようだ。満足そうに頷く。
レディの姿は傍らにない。
もし賑やかな彼女がアパートのどこにもないことを聞かれることがあれば、「帰ったようだよ」と、笑顔で答えただろう*]
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