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[>>351 殿方に求められるのは慣れてありんす、と嘯きながら]
さてさて。此度のわらわはぬしさまのもの。奪われるわけにはまいりませぬな。
新しい客もいらっしゃいましたし。
――第2ステージと参りましょうか。
[先ほどよりも強い魔力を漲らせて。あるじを抱えると再び自分を中心に竹を全方位から伸ばす。先ほどとの違いは――]
今度は楽をさせていただきましょう。
[龍を模した竹細工。その頭に乗るようにして彼女自身は自ら跳ねようとしなかったところか]
あら、こんばんは。
千客万来ね。
あなたたちとは、前はそんなに話せなかったけど、今日は私とお話に来てくれたのかしら?
[頬に指を当て、ウインクしてみせる。]
ま、お知り合いみたいだし、そういうわけでもないのかな。
[ぱ、と手を広げる。]
もうここに来てよかったの?
―西区教会>>341 ―
[つきん、と。
張り詰めた弦を撥ねたような感覚がある。
――サーヴァントだ。]
……ヒイラギ、今近くに
[と、言い終わるまでもない。
わあ、と喜色満面、来訪者をヒイラギは出迎えていた。>>348
彼が出迎えるなら、己もそれに倣うのみ。
品のよい少年と風変わりな竜に、まずは一礼をとって――>>356]
[その言葉とほぼ同時に、どくりと脈打つ何かが聞こえる。
それは、魔力が流れていく感覚であり、放出される感覚でもあった]
――今のは。
[宝具だろうか。
不発に終わったようではあったが。
代わりに、ランサーからの一撃が来るのだとわかって]
戦うのに邪魔なら、下ろしてくれてかまわない。
腕が塞がったままでは戦いにくいだろう。
どんな風に、戦うのかわからないけど。
[天から奪う、もしその槍に貫かれれば、かぐやの帰る場所は座なのかそれとも天なのか。
天に帰ることは、彼女にとって不本意ではないのか。
かぐやの、願いは]
[協力の反故など考えても居なかった。とでも言うように目をぱちぱちさせて、]
パピーには、新しい英霊を紹介しておこうと思って。
は、8騎のサーヴァント!?
[ドヤ顔をするだけある情報に思わずレティと管理者を交互に見た ]
なるほど。聖杯の魔力は要らないけど、入れ物は破壊したい。
それがあなたの目的なのね。
[あの小さな竜に聞いた話を思い出す。
聖杯の破壊と、住人たちの解放]
あなたはなんでそんなことを望むの?
やっぱり、この町の人たちが哀れだから、救いの手を差し伸べたいの?
うーん、困ったな。
例えば、こういう風に訊かれれば、私は自然に答えるわ。
「この塔は何故ひっくり返っているのか?」
「どうして自分たち以外入れないのか?」
「最上階はどうなっているのか?」
これらに対しての答えは決まってるのよ。
「知らない」ってね。
本当に知らないから、とっても答えやすいわ。
これらは想定された「異質さ」なのよ。
「塔」には聖杯戦争の舞台としてだけでない役割があるわ。
あなたたちには関係のないことだけどね。
その役割がぶっ壊れてきてるのよ。
だから、「おかしなこと」が起こっても抑制できないの。
……他人の心配をしている暇はありませんか。
[仕方ない、と、こちらも前方に手を掲げて地球を模った青と緑の球体を出して、]
台風の目の内は穏やかに。
目の外は――、暴風に。
[みちると自分の周囲に風を纏わせる。
竹が編まれて竜になる姿はまるで芸術作品のようだった。]
聖杯の、破壊なあ……
[少々腕組みをして、目の前の男を見ながら考え込む。]
先に言ってしまうが、わしは別に聖杯に興味はない。いや、正しく言えば別に望みもない。
だから破壊しようが何だろうが構いはせん。
………が、興味と言ったか。なぜお主がそういう事を言いだすのか、とふと思ってのう。
[リリンの方にちらと視線をやる。傍によって、耳打ちする]
………お前の意向にもよるが。
―西区教会―
[礼儀正しく一礼をこなす英霊に、軽く此方も頭を下げる。
新たなサーヴァント、という事はやはり再契約に至ったと言う事で違いないらしい。
…本来、彼が召喚しただろうあのサーヴァントは
酷く主の事を気にかけていた故に――その末は気になりはすれど
今の様子を見るに、今掘り返して聞く事ではないだろうと。]
――ああ、事実だ。
場の勢いとドヤ顔で、聊かノリっぽさが抜けずに申し訳ないが
少なくとも8騎以上いるらしい事は、間違いない。
・・・・・・
[少しの間]
そうだね。そう思ってくれて構わないよ。
少なくとも僕はこの町の住人を愛しているし、救いたいと思っている。
君たちが願いを叶えれば、それが叶わなくなるからね。
[バーサーカーからそこまで話を聞いているのか。
さて、どっちに出るかな]
………恐縮です。
[指が好きという言葉に小さく笑みを浮かべ、掌にホホバオイルを掬う。
淡く金色に輝くマッサージオイルをレイの背中にそっと、沁みこませるように伸ばしていく。背中から肩と首筋へ。そして腕から脇を抜けて腰の方へと、躰を海に見立て回遊するようにオイルを広げていく――。]
興味、ね。
今行ったように、僕なりの愛情だよ。
そのうえで、僕が勝利者になれるよりも君たちのほうが可能性があると思ったからさ。僕なりの冷静さのつもりだ。
…人の成長とは、数晩でここまで出るものなのか。
確かに、もう殆ど俺と変わらないな。
[先日よりも確かに近くなった目の高さに、少しだけ目を見開き。
申し訳なさそうに次いだ言葉に、小さく苦笑した。]
名前か――…まぁ、名乗っていなかったからな。
パピーは俺の事を「王子」と呼ぶが…それも肩書きのようなモノだ。
妹尾の好きに呼んでくれて構わない。
こっちには教会内で無茶する気はねぇよ。
それに妹尾とは以前、戦わず、会ったら情報交換するって約束してたしな。
ところで、少し耳に入っただけど、何か面白そうな話していたな。
俺たちは、何騎のサーヴァントを、教会側が把握してるのか訪ねにきただけだが、詩人さんとの話を続けてくれても構わないぜ。
ー3Fー
たけのこだよ!
おいしいんだよ!!
春だよ、春!!!
[どうやらたけのこにすっかり魅了されているらしく興奮していたが、
もしかしてたけのこを知らないのではないかと思い当たった様子]
竹のこどもだよー。
ゆで、てたべるんだよ。
[渡り廊下にぺったりと座り込みながら下を見下ろす。
途端に周囲に吹き荒れる風に驚いて、チルチルが所在なさそうにみちるの帽子の上へ]
あぶなくなったら、おねがい??するの?
[お家に帰るおねがい。
でも、ここは家と同じ高さではないのにできるのだろうかと首をひねった]
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